小川もこ Life is Beautiful

DJ・パーソナリティー小川もこ の 日々のよしなしごとから ジャズ・酒・旅の話など。

今週のJAZZ番外編 FADO・・アマリア・ロドリゲスの後継者5

LusoFado私がポルトガルに惹かれた 大きな理由のひとつが これ。

ファド「FADO」

(←バイロアルトのファドハウスLusoにて)

ポルトガルの伝統歌謡。

世界各国には、その国独特の音楽がある。
フランスのシャンソン、アイルランドのケルト音楽、スイスのヨーデル、イタリアのカンツォーネ、スペインならフラメンコのカンテ、アルゼンチンのタンゴ、アメリカのジャズやブルース、ブラジルならサンバやボサノバ、日本なら演歌、、、。

そして、ポルトガルなら ファド。なんだね。

ファドの起源は 諸説あって、もともとポルトガルにあったという説や、
イスラム説、アフリカからやってきたという説まで。

なかでも有力なのは、大航海時代にポルトガル人が植民地のブラジルへ連れていったアフリカ人奴隷達の官能的な踊りが、港町リスボンへ逆輸入されたという説。
それが徐々に、打楽器の伴奏が無くなり、歌の部分が強調されて叙情的な歌謡に変化してきたのだとか。

ともあれ、リスボンのファドは 19世紀中頃に確立したとあるから、今の形になって、150年ほどの歴史を持つのね。

Amaliaファド界のスーパースターは
アマリア・ロドリゲス
1954年のフランス映画「過去を持つ愛情」で歌われた
「暗いはしけ」(正確にはこの歌はファドではないのだけれど)が世界的に大ヒット。
彼女の名と共に、ファドが世界中に知られるきっかけとなりました。


〔追記:帰ってきて、早速 この映画を観てみましたが、モノクロの画面に映し出される
リスボンの街が素晴らしく、先日観てきた風情とほとんど違いが無いことに また感動。
この町は十年一日 どころか 五十年一日なのだ。すごいなぁ。。。
カーザ・ド・ファドで歌い上げるアマリアの毅然とした姿。
またヒロインのフランソワーズ・アルヌールのタミー人形のような美しさとウエストの細さにも 見とれ。せつない悲恋に じぃぃん。。。
機会があったら、観てみてね!)


リスボン市内のバイロアルト地区やアルファマ地区に集中するファドのライブレストラン(Casa de Fado カーザ・ド・ファド)で、毎夜毎夜 歌われ演奏されているので、いつ行っても 楽しむことが出来ます。

薄暗い店の中、マイクは一切使わず、ステージといった高いところで歌うのでもない。客のテーブルの真ん中で、ギターラ〔丸い形をした12弦ギター)とヴィオーラ(クラシック・ギター)、時にウッドベースなど2〜3人の伴奏を伴って歌われるその歌声が、せつせつと 心のひだに染み込んできて、虜になってしまうのね。

庶民の心の歌。

そもそも、ファドFADOとは 運命、宿命という意味を持っているとか。

労働の苦しみ、帰り来ぬ人を待つ切なさ、苦い思い出などを歌っているのです。
まさに サウダーヂ。

かと思えば、メジャーコードに転調して、明るく歌い、店のお客さん達が皆、手拍子をしたり、一緒に歌ったりする 朗らかなものもあります。

ファドを歌う人は ファディスタと呼ばれます。黒いショールを肩にかけた女性のイメージが強いかもしれないけれど、男性のファディスタも居て、だいたい3〜4曲、15分ぐらい歌っては20分休憩、というのを4人ぐらいのファディスタで繰り返し、夜の9時半頃から夜中の2時頃まで、その歌と演奏は ずっと続いていくのです。

早い時間に行くと、比較的観光客相手のフォークダンスなどもあって、
「ちょっとイメージ違うじゃない...」って感じることもあるけど、
深い時間に行くにしたがって、「これ、これよ。この世界を聴きたかったのよぉ。」となっていくのね。

今回は、アルファマ地区の「Clube de Fado クルベ・ド・ファド」とバイロアルト地区の「Luso ルーゾ」に行きました。
どちらも 行ってよかった。。と思う歌が聴けたのが嬉しかった。

まず、2日目の夜に出かけたのがアルファマ地区のClube de Fado。
28番線とカセドラル28番線の、とってもレトロな市電に乗っていきます。
Se駅という、アルファマのカセドラルの真ん前で降ります。

その右脇の道を入っていくとあるのが この店。

MarioMario2





クルベ・デ・ファドのオーナーはギターラ奏者の
Mario Pacheco マリオ・パチェーコ
さん。
鼻の下にたっぷりの黒い髭を生やしているご尊顔が、ちょっとスーパーマリオ的でキュート♪

ClubeFadoLive1月6日の夜に聴いたライブは 
まだ無名な一人目の若く美しいファディスタ
の歌が心に残りました。


演奏の合間に マリオさんに お話を伺ったら、日本へは公演で18回行ったよと笑顔。
思わず、彼の2007年リリースのリーダーアルバムを買い求めたら、CDと共に、DVDがセットになっていて、このDVDが 大当たりでした

2005年に リスボン郊外のケルース宮殿で行われたコンサートの模様を収録したもので、インストゥルメンタルの演奏と ゲストで招いた豪華なファディスタの歌が収められていて、音、映像ともに最高なの。

さらに、マリオさんのインタビューも収録されていて、
彼が アマリア・ロドリゲスの最後のギターラ奏者だったことや、
坂本龍一さんが聴いて、「Amazing !!」と言ったこと、
ファドはアドリブの音楽、パッションが大事...などなど、熱く熱くファドを語っていて、必見です。(ポルトガル語で喋っているけど、英語の字幕が入っているから解りやすいよ)

このDVDの中で 特に印象的な歌唱で、見目麗しいファディスタが
この人。
Mariza-Transparente Mariza マリーザ

モザンビーク出身で、父はポルトガル人、母はアフリカ人。
2000年にアルバムデビュー、
2009年、来日し、コンサートをおこなっています。
スレンダーで背が高く、美人ね。
ちなみに、彼女のアルバムのほとんどに、Mario Pachecoさんが参加しています。

1月11日火曜日の「扉」の3時台におかけしたのが、
この曲。
CAVALEIRO MONGE カヴァレイロ・モンジュ 騎馬の修道士



歌詞は 愛の流浪を続けていく様子を 馬に乗った宗教者になぞらえているような感じ。

こちら参照

アルバムもいっぱい出ているので、興味のあるかたはどうぞ。
今、若手ナンバーワンのファディスタです。

terraterra
アーティスト:マリーザ
EMIミュージックジャパン(2009-09-30)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

LUSO入り口最後の夜に訪ねたのは もう一軒の店 
バイロアルト地区のLuso ルーゾ
実はここは、目的の店(「O Faia」)が見つからなくて、しょうがなく入った店
(失敬な!)でした。

夜10時半を過ぎ、けっこう遅くに入店したのだけれど、ちょうどその時、観光客むけのフォークダンスが店内中を練り歩いている真っ最中。
観客も参加して異常に盛り上がっていて、あぁ、店選び失敗したかなぁ、、と一瞬ひるんだのですが、結果。素晴らしかったよ。


まず、料理が美味しかった♪
コースで頼んだのですが、店内が暗くて当てずっぽうでオーダーしたら、これが当たり♪
前菜LusoLuso料理Lusoデザート




前菜、メイン、デザートと器もモダンで盛りつけが美しく、味もグー♪
ここの店は、アラカルトよりコースがオススメです。

YolaDinisファドも素晴らしかった。
特にこのファディスタ。

Yola Dinis




マリーザとは対極の 恰幅の良い体格で、朗々と歌う様は圧巻。
それでいて、ピアニシモの小さな小さな声での歌唱も、ちゃんと心の真ん中に響いてくる。
またまたアルバム買ってしまいました。

ファドを聴いたら、CDアルバム買ってくるのが オススメです。
サインもしてくれるし、旅の思い出の好適品。

Luzoで男性ファディスタ隣りのテーブルはラブラブ




(左の写真)男性のファディスタも朗々と歌ってます。
(右の写真)となりのテーブルは我々の居る間、三組ぐらい変わっていったのですが、この最後のカップルが、これからラブラブになっていく雰囲気でした。
シェフ!ズボンがパジャマですよ
小川、ぼぉっとしてますが。


後ろのシェフの
履いてるズボンにご注目。

どうみても、、、
パジャマじゃないのぉ?





Luzoのレシートファドレストランでの料金体系は二通りあります。
まず、食事をとった場合、チャージは無料となります。
食事は別の店でとって、軽い飲み物で
という場合は、別途ミュージックチャージがつきます。

我々はコース料理をとったので、
ミュージックチャージはついていません。
ビールにワインも呑んだので、
一人、5,700円ぐらい。
けっこう、イイ値段になりましたね。


ジャズバー内絵画的ジャズバー内オブジェLuso でファドを堪能した後、
ジャズバーにも立ち寄り。

店を出たのが午前2時。





当然、グロリア線のケーブルカーも もう終電時間を過ぎていて、
下のホテルまで線路の上を 歩いて下る。。。

歩いて帰るグロリア線落書きケーブルカー脇落書き








途中には、ファンキーかつ芸術的な落書きが多々あるのも楽し。

リスボンの街は 昼は 年輩のかたと観光客が目立つけれど、
深夜に このバイロアルトを訪れると、この町にこんなに若者が居たのか?!と驚くほど、集っています。
夜の若者の歓楽街ね。
その分、危険なことも多いので、帰りはタクシーで帰るのが、本当は 正しいのだ。

さぁ、今度は旅の三日目、新幹線に乗ってポルトへ行く。へゴー


港町ポルトへ 街歩き

前回の旅で訪れることの出来なかった ポルトガル第二の都市、ポルトへ。

今回は、お宿もとって、訪ねました。
3日目の朝、早起きして サンタ・アポローニャ駅へ。

ストップカフェで買いだし
駅弁ならぬ、おべんとさん、
クロワッサンサンドと飲み物を
駅構内の「ストップカフェ」で買い込んで
出発です。


あれ?始発駅なのに、我々の乗るアルファ・ペンデューラが居ない?
友人は そのうち来るだろうと言う。
いや、出発まで10分を切っているのに停車していないのはおかしい!
慌てて、駅員に聞くとぉ。。。プラットホームの奥の奥。
遠〜いところに 控えてました。



ポルト行き新幹線もこ



ほっとして乗車。


新幹線車内中は日本の新幹線に近い感じ。
テレビモニターがついてるのが、
飛行機っぽいですね。さぁ、およそ三時間の列車の旅の始まりです。



車窓1小さな駅のアズレージョ車窓を眺めるのも また楽し。
右は停車した小さな駅のアズレージョ。



駅弁タイム〜〜♪
駅弁朝からビール、、は さすがに やめておいた。
ベレンでぞっこんとなったエッグタルトも購入。
朝からスイーツも欠かさない。
日本から持参の新潟長岡名物「柿チョコ・カフェオレ味」もつまみつつ。

速度気温表示
ドア上には 走行速度や気温が
電光表示されてます。


海だぁわ〜い、海だぁ〜♪

車窓に海が広がると、
興奮するのは なぜでしょう♪

橋を渡る車窓からポルトの街並み
着いた〜〜♪



ドウロ川にかかるサン・ジョアン橋から眺めるポルトの街並みは、
急な勾配に建物が建っていて、
この眺め、、、尾道か長崎のようだな。

ポルト駅構内
列車での玄関口、カンパニャン駅に到着。

さて、街の中心部へ向かうメトロの乗り場はどこかしら?

ポルト駅で道を聞く
わからない時は、
すかさず 人に聞きます。

というか、困った顔してると「どうしたの?」と
声をかけてくれます。

そして、たいてい、自分に着いておいで。
と、先導して案内してくれます。

ポルトガルの人は とても親切。




ポルト駅で一日券を聴く券売機付近には、駅職員の女性が居て、
またまた親切に 一日券を購入するアドバイスをしてくれます。
オブリガーダ♪


ポルト駅くずかご駅のプラットホームにあったゴミ箱。
ちょっと おしゃれ。
よぉく見ると。分別ゴミのガラス瓶のところ、ビードロとなってる♪
歌麿の「ビードロを吹く女」って浮世絵があったよなぁ。

この電車で市街地へ
この電車に乗って市街地へ



ポルト地下鉄系統図

ポルトのメトロ路線図はシンプルです。

途中、トリンダーデ駅で
黄色いD線に乗り換えて、

サン・ベント駅に到着

サン・ベント駅に到着!






ポルトのアバウトな改札ポルトのメトロ各駅の改札は こんなポールが
立っているだけで、めっちゃアバウトです。
この丸い部分にチケットをかざすだけなんですが、
別にかざさなくとも、通り抜けられるやん。

エスカレータで地上へ地上へといざなうエスカレーターで
昇っていくと。

突然ひらける 美しい街並み♪
So Beautiful!!
サンベント駅周辺
街並みが 古き良き佇まい。
リスボンより、さらに古都という雰囲気を
醸し出しています。


サン・ベント駅アズレージョもこ
鉄道のサン・ベント駅は
構内のアズレージョ(装飾タイル)がとても美しい。


サンベント駅遠景

歴史絵巻がタイルで描かれているぅ〜

20世紀のはじめに、修道院の跡地に建てられた駅だそうで、
この壮大なアズレージョは ジョルジェ・コラコの作品。









ポルトのカセドラルカセドラル内部メトロのサン・ベント駅昇ってすぐの
「 i 」〔観光インフォメーション)で地図をもらい、
まっすぐの坂道を登って、カセドラルに向かいます。

丘の上のカセドラルは
12世紀に建てられ、17〜18世紀に改修されたもの。

内部も美しい。。。



カセドラルから市内を望むカセドラルは小高い丘の上にあるので、
街並みを見下ろすのも気持ちが良い。



ポルトの家並み甍〜の波と〜〜♪雲の波〜〜♪
落ち着いたレンガ色の瓦が続く家並みの向こうにひときわ高いのは クレリゴスの塔。
よし、あそこまで行こう!

今度は反対側の坂を登っていきます。

角の建物
サン・ベント駅の斜め向かい、
アズレージョが美しいこの建物を左折すると、
クレリゴスの塔への道。


塔への道すがら







塔への坂道2
えっちらおっちら
登るのだぁ。
この細い道にも
路面電車が走っているのは、
リスボンと一緒。

市電が走る町って、
なんか懐かしくて
好き。





鶏の逆さづりうそんこキティ




街のショーウインドーが楽しい。
鶏の逆さづりや あきらかに、なんちゃってキティも。
あ。HELLO KIKKYだって♪

クレリゴスの塔
そして、ポルトで一番高い建造物
クレリゴス教会のクレリゴスの塔へ。

高さ76m。
てっぺんまで昇ることが出来るらしいのですが、
長く急な階段を上る、、とあって、
曇天だし、お腹も空いて へこたれてる私達は
記念写真のみで断念。

ねぇねぇ、お昼にしようよ〜〜〜
っちゅうことで、タクシー拾って
ドウロ川沿いのレストランへ向かったのでした。

ポルトグルメ編&川下り編へ つづく)

ポルト グルメ編 & ドウロ川クルーズ

ドン・ルイス一世橋ポルトでの昼食を ということでやってきたのはドウロ川沿いの
レストラン街。
ドン・ルイス一世橋を頭上に望む場所にてタクシーを降りました。
その瞬間、それまでの曇天が 一気にかき曇り。パラパラと雨がっ!
今回の旅は いつも こんな感じです。
観光している時は晴れていて、建物の中に入ろうとすると雨。

タイミングばっちりだよねぇ♪と 喜びながら入った店は

「Chez Lapin(シェ・ラパン)」

天井からぶらぶらドウロ川を眺めながらのテラス席が素敵なのですが、
今日は こんな天気なので、
こじんまりとした店内へ。

天井から いろんなものがぶら下がっています。
写真には写さなかったけど、熱海の秘宝館に 有りそうなものも♪(^^;)


フジモリ大統領が壁面には 来店した有名人達の写真が
たくさん飾られてます。
お。ペルーのフジモリ 元・大統領だぁ〜♪
サッカー選手の写真が多かったかな。



ビール♪ポルトに着いてから、ずっと歩いていたので
喉がカラカラ。

まずは、cerveja ビールで乾杯!

名物タコのオーブン焼きポルトガル人は タコをよく食べます。

この店の名物、これは「タコのオーブン焼き」
Polvo no Forno。旨いタコ柔らかい〜ジャガイモに味が沁みてる〜
ガーリックの香りが食欲をそそります〜〜

カタプラーナこれが「カタプラーナ」
Cataplana Tanboril
魚介と野菜をカラプラーナと呼ばれる鍋で蒸し煮にした料理。
大きな鍋で これが運ばれてきた頃には もう、お腹いっぱい!

シェ・ラパンのロペス我々のテーブルを担当してくれたウエイターは
ロペスさん。
日本で数ヶ月生活をしたことがあるそうで、
「ヨコハマのミドリを知っているか?」と訊ねられたけど、はっ?
伊藤みどりさん?宮崎緑さん?五月みどりさん?五嶋みどりさん?
漠然と ミドリさんではねぇ・・・(^^;)

でも、いろいろ英語で 話をしているうちに、とっても盛り上がり。

オマケのポートワイン食後のポートワインは
サービスしてくれました♪

さらに、

我々のボスを紹介する。と言われ。

ロペスさんから、
「これから、ドウロ川の観光クルーズをする気はないか?」
とのご提案。
疲れているので、いったんホテルに行って休もうかなぁ。。と告げると、
ちょっと哀しそうな表情のロペスさん。
よっしゃ!それなら、乗りましょう♪と 申し上げると、
「ボスが招待いたします」とのこと。

なんと、クルーズ船にご招待乗船と あいなってしまったのでしたぁ〜〜
旅は いろんな展開があるから 楽しいねぇ。

ラパンのレシート二人には たっぷり過ぎる2品のメイン料理に、
パン、ミネラルウオーター、ビール、ハーフサイズの赤ワインも呑んで、お会計は 一人2,500円にもなりません。
円高バンザイ大衆的な値段の 美味い店「Chez Lapin」に万歳

ラパンのスタッフと

お店の前で、セニョール達と 記念写真。

小川の左が 通るたびに、にっこり笑顔で微笑みかけてくれたお爺ちゃんウエイター、
右がロペスさん、そして、右端が ボス♪

” ボス "という響きには 一種独特な あやしさもつきまとうのだが、
このレストランのオーナーであると共に、
この一帯を仕切っている 陰の実力者でもあるのかしらん。。。




ドキドキしながら、外に出ると まだ小降りながら 雨がそぼ降っています。
せっかくのチャンスなのに、晴れないかなぁ。。


ドウロ川クルーズへボスが率先して桟橋を渡っていきます。
我々が乗るのは、あの船なのねぇ〜
舟へ




ボスが案内乗船して、一番前の席に陣取ると
ボスが ずっと付いて 観光案内してくれます。

おぉ、ありがたや。

川沿いの家々川沿いの景観は 家々が美しい。
この 急な勾配に立ち並んでいるのが ポルトの観光の中心である歴史地区。
世界遺産ともなっている地区です。


対岸のワイナリーを望む対岸は ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアというポートワインのワイナリーが集中する地区。
有名ワイナリーの一つ、Fonseca のロゴが見えます。
よし、明日の午前中にワイナリー見学をするぞ!と心に決めたのでした。

船長の居る操舵室に行ってみるか?と ボスが のたまう。
えっっ?そんなぁ、いいんですかい?
もう、そうとう厚かましくなってる我々は ほいほいと二階へ向かいます。

操舵室で船長、ボスとなんと!
舵まで握らせてもらってます。

勿論、船長が かたときも舵を離さず サポートしてますけどね。

真剣に説明を聞くずぅっと ボスが説明してくれてます。
ボスのご尊名は Fernando Almeida
フェルナンド・アルメイダ
さんと判明。素敵なお名前です。
ちょっと込み入った話になると、「自分の英語力が足りないから...」とアンニュイな表情。
いえいえ、小川の理解力のほうが 足りないんで。

丘に上がったら、自分より英語の得意なヤツが居るんで、そいつに案内させるから、待ってて。
と言われ。別にそこまでせんでも...(^^;)と思ってましたが、ちゃんと有言実行してくれました。
そのかたの説明は、あまりに流暢で 逆に内容が記憶に残っていない。。。失礼なヤツ!

橋がいっぱいドウロ川河口付近には新旧の様々な橋がかけられています。

まるで隅田川の川下りをするが如く、その一つ一つをくぐり抜けるのが
また楽し。

操舵室2
お二人のセニョールに感謝。
特別な時間を ありがとうございました。


甲板でタイタニッククルーズの後半には 雨もあがり、
甲板に出て、お約束の「タイタニック」ごっこ♪

大勢の観光客も 手に手にカメラを持って
撮影しています。

次回来る時には 快晴の状態で 乗船したいものである。


ドウロ川クルーズ船
オブリガーダ♪

Porto Cruz



さぁ、このあとは ポルトのホテルへゴー♪
インターネットで予約した ちょっとモダンなホテル。
さて、どんなホテルだろう〜〜??(つづく)

ポルトのホテルは 劇場=激情的♪

TEATROホテル到着ドウロ川クルーズを終えて、タクシーに乗り、
サン・ベント駅にほど近い 本日宿泊のホテルに到着です。

その名は「HOTEL TEATRO」。直訳すれば劇場ホテル


このエントランスのドアからして、むむむ???

ホテルフロントホテルロビー全景中に入ると、ほの暗い照明のもと、
浮かび上がる雰囲気は
ちょっとしたテーマパークのようです。







鍵の準備をするまで、しばし奥のバーでウエルカムドリンクをどうぞ♪
というので、やはり、ポルトですから ポートワインをオーダー。
いつでも どこでも 呑む 呑む♪
喜んで呑む飲むポトワイングラスウエルカムドリンク







そして入ったホテル404号室お部屋は404号室。

なんと!この風情はぁ、なんだぁぁぁ〜!!

ベッドルームシースルーなバスルーム





ラブラブな ホテルで ないのぉ〜??
女子二名が泊まるには、ちょいと濃厚なムードが漂います。

だいたい、ベッドから シースルーでバスルームが丸見え。
まぁ、温泉にも一緒に入った仲の友人なれど、それとこれとは別。
なぁんか照れまくりながら、リスボンで宿泊している 宮殿のような古式ゆかしいホテルと対極で、話のネタには なるよね、、と納得しあい。
ベッドからバスルームを望む
今夜の食事はどこに行こう?などとベッドに寝そべって検討しているうちに
いつしか ぐっすりと3時間ほど爆睡してしまったのでした。ZZZzzzz...



さぁ起き出して、いざ、食事へ レッツらゴー。
ホテルエレベーターの階数表示
エレベーターの表示。
日本で言う1階ロビーはゼロ階と表示されてます。
ということは 404号室のある4階は 日本で言う5階。

ややこしい ややこしい。









ホテル2コスプレドレスホテルコスプレ衣装色々




ロビーには たくさんの時代衣装が 吊してありました。
好きな衣装を着て、記念撮影することも可能みたい。
いえぃ♪ 劇場っぽいね。

ホテルエントランスドアそして、外へ。
このドアの文字が透けていて、
浮かび上がっているのねぇ。。



この斬新なホテル、設計・デザインしたのは
Nini Andrade e Silva という有名なデザイナーのようです。
ホテル入り口
夜に眺める ホテル入り口。




ホテル朝食
朝食は種類も豊富、スイーツも充実していて グーでした。



ホテルソファ読書
中庭に面したロビーは 落ち着いた雰囲気。



ホテルのデスク前
ホテル窓際にて窓からは向かいの古色蒼然の建物。
このホテルだけ、妙に現代的なのね。




窓際のソファとベッドを区切るようにデスクもあります。

ホテルチェックアウトチェックアウト時、
綺麗なお姉さんが 
オススメ ポートワイナリーをリコメンしてくれました。


写真、とってないけど、このホテルの男子従業員は 皆 イケメンでした♪


ちなみに お値段は、
平日 ジュニアスイートで 一泊 158ユーロ。
今のレートで、およそ17,380円 一人 8.690円。
ニューヨークに比べたら とてもリーズナブルです。

たまに泊まるんだったら、こんなホテル 面白いかもね。

オマケ:夕食

そんなこんなで仮眠後 起き出して夕食へ出かけたのが、夜の10時を過ぎてまして。
近所になんか あるやろ。。と うろうろしても これは♪というところが 見つからず、
つい、ホテルの目の前の とっても大衆的な レストランにしてしまったのでした。
その名も「A BRASILEIRA ブラジル」という店。ポルトなのに。。。
ホテルから見下ろすブラジルレストラン
(↑次の朝、ホテルの部屋から見下ろしたレストラン。ほんとに真ん前の店)


オーダーしたのは、ビール、ワイン、スープ二種、トマトサラダ、
バカリャウ(干ダラ:ポルトガル独特の食材)のコロッケ、タコのフライとタコ飯のセット。

日替わりの野菜スープしょっぱい海鮮スープバカリャウのコロッケ




この野菜スープは美味しい。海鮮スープしょっぱい!コロッケ旨し。
タコ飯
タコの炊き込みご飯ですね。美味。



タコフライ
タコのフライ。柔らかくて美味しかったんだけど、
さすがにお腹いっぱいで これは 残してしまいました。
漁師さん ゴメンナサイ!

なんて安い!レシート


これだけ呑んで食べて この安さ。
33ユーロ。

一人1,800円。

私、この町に住みたい。
と同行の友人は 申しておりました




さぁ、いよいよ旅も佳境です。次はワイナリー見学へゴー。

ポルトの TAYLOR'Sポートワイナリー見学

TAYLOR'Sテーブルポルトガルの旅4日目。

ポルトのお洒落なデザイナーズ・ホテルをチェックアウトした
我々は、朝イチで ポートワインのワイナリーを見学しよう
と 決心。



ポートワインとは
:発酵の途中でブランデーを加えて酵母の働きを止めてつくる
酒精強化ワインです。
この作り方によって、独特の甘みとコクが生まれます。
世界三大酒精強化ワイン ポート、マディラ、シェリーの中でも 最高峰とされます。

ちなみに。赤玉ポートワインの 甘い、あま〜いイメージをお持ちのかた。
全くタイプの違う甘み(大人の甘み、、とでも言うのでしょうか)なんで、
是非、一度 御賞味くださいませ。

ワイナリーが数ある中で、ホテルのコンシェルジュの綺麗なお姉さんがオススメしてくれたのは、
TAYLAOR'S

1692創業。3世紀以上の歴史を持つ 代表的なポートワインのシッパー(製造・輸出業者)です。

ここのポートワインなら、間違いない!と太鼓判のコメント。

よっしゃ♪ と 酒好きの小川、勇んでしゅっぱつ。タクシーで 
前日、ドウロ川クルーズで下をくぐった鉄橋 ドン・ルイス一世橋を渡り、ドウロ川の対岸、
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア〔ポルト南岸)にやってきました。
ポルト市内でも、一番ポートワインのワイナリーが集まっている場所です。
坂道を くねくねと アップダウンしつつ進むと 到着です。

ちなみに、予約は要りません。

TAYLOR'Sワイナリー到着孔雀と もこ受付を探して、テラスに出ると。
あっ!孔雀が 居る〜!!

まさか、野良孔雀
繋いでないけど、飼ってるのな?


逃げる孔雀超接近したので、さすがに逃げようとする素振りの孔雀ちゃん。

美人さんです。


ワイナリーテラスから対岸のポルトの世界遺産である、歴史地区が一望できる
絶好のビューポイント♪
今にも降り出しそうな空が ちょっと残念。


ワイナリー受付へ さぁ、あらためて 受付へ。

ワイナリー見学をしたいと告げると、
5分後がポルトガル語のツアー、
30分後が英語のツアーだとのこと。

ワイナリー待合所2




そいじゃ、英語まで待ちましょう。
その間、テレビで説明のDVDを観たり、内部の展示を見学したり。


古いボトル展示
百年以上の時を経たボトルの展示を観るんも楽し。


さらに、嬉しい♪ ポルトワインの試飲大会でごわす。

試飲開始!ふふ。
赤いのと白いの。ルビーとホワイト。

二つのポートワイングラスに注いでもらってます。

両手に赤白グラス両手に持って、交互にちびちび♪

やっぱり、美味しいんだよなぁ〜







試飲したポルトワイン瓶
飲んだのは この二種類。
ルビーは 奥深く 馥郁たる香りと 余韻が長くて旨い。
ホワイトがピリッとドライで、うん、これは食中酒で行けるね♪と買う気満々に。

ちなみに。試飲は無料です♪

ワイナリー待合所
この試飲コーナーが 中庭を望んで 贅沢な空間。
晴れた日は、テラスで飲むのも最高かも。

さぁ、そろそろ時間です。ということで、いざ、蔵へ出発。

蔵へ向かう一行 最初の説明ワイナリー蔵入り口




ご一緒したのは、
英語を理解しないお国のご夫婦だったようで、まるで説明を聞いてないのよね。
友人は撮影に徹しているし。

いきおい、説明するフランシスコ氏は、私の顔ばかり見つめて 話します。

ポートワインの歴史、製法、種類、
イギリス人がどうして、ここポルトに惹かれ、
入ってきたのか
なぜ、ドウロ川流域で これほど隆盛を極めたのか
その中で、TAYLOR'Sが 最高峰で有り続けた理由とは...etc
いろいろ いろいろ 熱く語ってくれます。

視線を外せない。

これ、けっこう大変。

真剣に話を聞く小川 大きな貯蔵樽神妙に聞く小川




めっちゃ真剣に 聞いてるやろ〜?


こうして およそ20分の見学ツアーは
修学旅行の如く、お勉強モードで
厳かに幕を閉じたのでした。




勿論、この見学ツアーも無料です。
より、ポートワインが いとおしく感じられますよん



再び試飲♪
見学後、またもや一杯
今度は有料なので、一杯1ユーロ以下の一番安いのを。
それでも、美味しい♪

ポルトワインセット
このポートワイン いろいろセットを
「扉」ディレクターと 父のために 買い求めました。
木箱に入っていて、キュートね♪

ポルトガル土産の筆頭は やはり ポートワインなのだ。
と つくづく思う 冬の朝。でした!

さぁ。このあとは、ポルトを後にして、コインブラへ向かうのだ〜〜〜〜



ポルトからコインブラへ ポルトガルの旅4日目後半

コインブラ行きチケット
ポルトのサンタ・アポローニャ駅にタクシーで到着。
まずは、コインブラまでのチケットをゲット。
旧サンタ・アポローニャ駅こっちは、古き良き佇まいの旧駅舎。




サンタ・アポローニャ新駅その隣りには いかにも、、な
新駅舎。
対照的である。
旅人は、当然、上の旧の雰囲気を好むよね。


乗車時刻まで45分あるなぁ。。
駅前で、お昼食べられるとこ、探してみる〜?
道を聞くもこSアポローニャということで、もうすっかり得意になった
地元の人に聞いてみる。

教えてもらった店を探していったけど。。

サンタ・アポローニャ駅近ゲーセン
サンタ・アポローニャ駅左側の道を登っていく途中、ゲームセンターを発見。
けっこうレトロな台が左側にあるのにご注目。

ひきつった笑いレストランにたどり着く前に、雨がポツポツ降ってきたので、昼食はコインブラでとることにして、断念。
駅に戻るぞ!の笑顔。(悔しい顔)


自動販売機買い方指南さて、我々には 今回の旅で大きな懸案事項があった。

それは、自動販売機で物が買えない。
という問題である。
リスボンの地下鉄構内で、2回、販売機にお金だけ吸い取られ、
物はゲットできない。という憂き目にあっていたのだ。

そこで、今回、意を決して そこに居たおっちゃんに、買い方を聞いてみた。
「初めての おつかい」ポルト編である。
自動販売機買えるか?
おっちゃん、
実践してみせてくれる。

はたっっ!!(大きな気づき音)

なんと!ポルトガルの自動販売機は
① 欲しいものの番号を押し、
② コインを投入、
③ もう一度、欲しいものの番号を押す。
この工程を踏まねばならぬことを、このおっちゃんは、
実践して見せてくれたのだ。
この三番目の作業を、我々は怠っていたのねぇ。。。



独りで出来るか実験ガタンって?!わ〜い買えた!













おっちゃんに教えてもらって、水を買えたのが嬉しくて、
今度は別の自動販売機で 別のものを買ってみることにした。
えっとぉ。。。欲しいものは、ないけど、とりあえず、
ポテトチップスを。
ガタン。。。買えたぁ〜!!!!
独りで出来たもん♪ 嬉しいもんなのである。




乗る電車の電光表示ポルトからコインブラへのIC




ポルトからコインブラへの移動で、我々が乗った電車です。
リスボンからポルトへ来る時に乗ったアルファ・ペンデューラは新幹線タイプですが、これはIC (InterCidades)特急電車って感じかな。

コインブラ行き電車雨だなぁ




電車に乗って、ホッと一息。
でも、窓の外は 雨。
コインブラは 雨かぁ。。
ちょっとアンニュイな気持ち。

車両の真ん中だけが進行方向と逆方向、
向き合わせになっていて、遠足気分。
近くの席に座った 中国系のおばちゃん。
この電車はポルト行きでいいのか?と聞いてくる。
はい、大丈夫ですよ。と答えるも、おばちゃんの手にしているのは、お隣の車両の指定席。
お隣だよ。ここじゃないよ。と一所懸命、英語と身振り手振りで教えても、ニコニコ笑ってそこに座っているおばちゃん。(^^;)
臨席のポルトガル人のお兄ちゃんも苦笑い。
そのうち、車掌さんが検札に来て、やっと理解し、お隣りの車両へと移動していきました。

こんな小さなことも やがて、面白く感じる 列車の旅。

これは物入れかゴミ箱か?
ところで。↑この 物体 って 何だと思う?
ちょうど向かい合わせの席だから、座席後ろのテーブルが使えない。
その代わりの物入れだと思って、我々はお水やお菓子を入れておいたのだけれど。
後から来た、ヒデとロザンナのロザンナにそっくりな女性は、
自分の服の糸くずを ポイポイと入れていた。
ゴミ箱だったのかいぃぃ???

コインブラB駅壁画そして、コインブラ-B駅に到着。
駅の壁面には、イタズラ書きにしては
立派すぎる絵が。
コインブラの学生が書いたのか、アーティストの作品なのか。

見事に晴れました!
嬉しい!!

さぁ、腹が減っては戦はできぬ。

まずは、レストランへゴー♪です。
でも、手元に持っている地図と、駅の外の佇まいが違う。
道を聞くinコインブラ
得意の道を聞く。
残念ながら、このかたは旅人でした
わからないよ。ゴメン!って
いえいえ、大丈夫。
今度は、駅前に停まっていたタクシードライバーさんに聞いて判明!
コインブラには コインブラ-A駅とコインブラ-B駅があるのです。
アルファやICなど特急列車は、かなり郊外のB駅に着くので、
地図に載っているコインブラ駅とは別ものだったのだぁ。
ローカル電車に乗り換えて、A駅に行く手もあったのだけれど、
教えてくれたし、そのまんまおっちゃんのタクシーに乗って、
コインブラ-A駅近くの レストランへ向かいました。

晴れたぜ!かなりの距離を走って
(といっても、5ユーロ以内)
到着したのは、かなり入り組んだ袋小路。

降り立てば、青空〜〜♪

レストランへ到着




おっちゃんのタクシーを見送って、
我々は店内へ。(小川の真後ろが目的の店)

間口はせまく、得体の知れない佇まいですが。これがぁ!

まさに、学生の街の とっっっっても良心的で素敵な店でしたぁ〜♪

グルメ & 恐怖体験!の コインブラ後編へと つづく。



コインブラ Part2 グルメ〜旅で唯一の恐怖体験!

満腹で店をあとにコインブラで遅い昼食の場所に選んだのは
「Adega Paco de Conde アデガ・パソ・デ・コンデ」

狭い間口から入っていくと、
奥に開ける広いテーブル席。

地元の人達、大勢で賑わっています。
東洋人は...居ない。
土曜の昼下がり、家族がみんなでテーブル囲んでいる感じ。
むむ。この熱気♪
イイ感じ

とりあえず。英語表記が一切無いメニューと しばらく にらめっこしていたものの、
ウエイターのおっちゃんに、オススメのものを選んでもらうことにしました。

魚は「Bacalhau Assado バカリャウ・アサード」を、
肉はコインブラの郷土料理、「Chanfana シャンファーナ」に決定。

ポルトガル地ビール
喉が渇いたので、まずはポルトガルのビール
SAGRES サグレスを。爽やかスッキリ味のビールです

いきなりビールとフルボトルを♪
さらに、あまりにワインが安いんで、
フルボトルで注文。

両手に酒




昼間っから。

呑む飲む。まぁまあ、旅ですから♪



ミックスサラダ
まずは、バカリャウが やってきました。
まるで、野菜サラダのようですが、奥に、干ダラを塩抜きして
オーブンで焼いたものが隠れています。
ちょっとしょっぱいけど、美味しい。

つけ合わせのイモと青菜つけ合わせの野菜が先に到着。
茹でたジャガイモに、青菜です。

ほとんどの料理に、ジャガイモが付いてきます。
だから、パンは要らない感じ。

ヤギ肉煮込みそして、じゃーん!
大きな土鍋に登場の、シャンファーナ。
子ヤギ肉を赤ワインと香草で煮込んだものです。
コッテリしてる感じですが、クセも無く柔らかく、美味しい♪
それにしても、すごい量!

前菜(頼まなくともテーブルに持ってくる)やパンを辞退しても、
とても食べきれません。。。

ヤギ喰うもこ
お腹ペコペコで来たんだけど、
早くも満腹で、呆然としていますぅ。。。

お会計 安い!メイン2品、
ビール2本、
フルボトルのワイン1本、
食後の紅茶2杯。


しめて、、、23,3ユーロ。
日本円で 2,563円。 一人、1,282円。

とっても安くて 味も最高!ただし、量が多い。
次に来る時は、大勢でワイワイ食べたいものである。

旧カセドラル旧カセドラルもこ満腹になったところで、観光へ。

店のあった小路をジグザグ抜けると。
説明標識










古い教会が
ありました。

コインブラ街並み
ポルトが商業の中心とすると、
ポルトガル第三の都市 コインブラは、文化の中心地。


古い街並みが続きます。

教会内部教会内アズレージョここは、サンタクルス修道院の内部。
1131年に建立されました。
壁面には青いアズレージョがとても
美しい。


実は。このサンタクルス修道院の真ん前、5月8日広場で 大変怖い思いをしました。
ふらふら〜っと、おじさんが近づいてきて、何かブツブツ呟いています。
ふと、その手元を見ると。なんと!!!
ナイフを握りしめていた!のです。

犯人が居る!一瞬、凍り付く小川。
静かに後ずさり、友人に、
「あの人、アブナイ!早く逃げて!」
と耳打ちし、
修道院内部へ逃げ込んだのでした。
その入り口には、太ったおじさんが、
「おまえたち、危なかったな。アイツは頭がイカレているんだ。
もう少しで刺されるところだったぞ
と身振り手振りで伝えてきます。

(追記:ここを読んだ同行の友人からの指摘。
↑私が撮っていた上の写真の中頃に、この時のナイフを持った男が写っているようです。肩から三角巾のような白い布で腕を吊っていたの。白いたすきがけの後ろ姿。わかるかなぁ、、、)

もう、動悸が治まらない。
茫然自失状態で、内部を見学してたので、あんまり憶えてないのよね。

で、様子を見るため、一足先に小川が外に出ると、
今度は、群がってこようとする 浮浪者ふうの親子が。
まずい。さっきの様子を見ていて、この東洋人達は どうにかできる。と思われたのでしょうか。
思わず、また中に入って、友人と「いっせいの〜っ!」で、反対側へ走って出ていき、
なんとか 事なきを得たのでした。

こ、こわかった。。。

今回の旅の中で、唯一の キモが冷える体験でした。


そんなフワフワしていないつもりでも、観光客特有の浮遊した風情があるんでしょうね。
あなたも。くれぐれも、旅先では 気をつけてくださいね。

怖くなっちゃったんで、コインブラで一番の目当てであるコインブラ旧大学へはタクシーで行くことにしました。

コインブラ大学の像タクシーを降り立つと。
丘の上。こんな像達がお出迎え。

敷石もこ
門の前の敷石。



コインブラに大学が置かれたのは1308年。
随所に 歴史を感じます。
法学部または法科大学院
法学部ってあるよ。




大学内構内もこ階段のアズレージョ内部の階段も

古いアズレージョが
配されてます。










学食学食。
食べてみたいなぁと思ったけど、もう時刻は5時。
そろそろ店終いの雰囲気。

カブラ時計塔大学のシンボルである 時計塔。
学生達は「カブラ(山羊)」と呼んでいるそうな。

真っ青な空に映えます。

構内アズレージョもこ回廊と中庭





回廊になっている中庭も落ち着いた佇まい。

コインブラの空
大学構内から見た コインブラの夕景。いと美し。

またもや親切な!コインブラ大学のあれやこれやに
見とれているうちに、
だいぶ陽も傾いてきました。
そろそろ、リスボンへ帰らねば。タクシーは何処で拾えるかなぁ。。
お得意の道を聞くのも、あきらかに大学生と見られる女学生に。
(さっきの恐怖体験で、男性が怖くなってる!)
すると。
またもや、「いいわ。私に付いてきて。」と
先導して歩き出す彼女。
親切です。。。
ハイヒールで一緒に階段下るもうほんとにいいから階段をどんどん降りていく。
あぁ。あなたの足もとは、コツコツと音のするハイヒール。
石畳の道に無謀な靴ですが、馴れているのかなぁ。

あぁあこんなに降りちゃったそんな靴で、もういいよぉ。
わかったから、もう降りてこなくてイイよ。
と言ったのに。

最後の最後まで、付いてきてくれて、
タクシー乗り場まで案内してくれたのでした。
オルガありがとう!
彼女の名は「オルガ」。
コインブラには、親切でキュートな
オルガが おるが

感激して泣いてるオガワ
笑顔でお別れし、颯爽と去っていく
オルガの後ろ姿。

彼女は、あの赤いハイヒールで コツコツと
またあの階段を昇っていくのだ。

優しいなぁ、、と 感涙の 小川なのでありました。


さぁ、タクシーに乗って、コインブラB駅に戻り。

さぁどの電車で帰る?
17:46発のリスボン行きアルファ・ペンデューラのチケットを購入。

ホッとして、ホームに佇んでいると。

電車が遅延してる!あれ。17:40を過ぎているのに、次に到着予定の電車は、
16:46到着予定だった電車だと電光掲示板の表示。

えぇぇぇっっ??

電車が遅延しているのでした。
この分じゃぁ、我々の乗る電車は いつ来るのやら。
どうするどうする?チケット売り場には にわかに人々が群がり、
駅員に詰め寄ってます。
男前な姐さんこの赤いトランクを持った女性に、どうしたらよいでしょう?
と 訊ねてみると。
「あなたたち、次の電車なんて、どうなるかわかんないから、
この電車に乗っちゃったほうがいいわよ。私が車掌に言ってあげるから、ついといで!」
と男前にして心強い言葉。
彼女に教えてもらいましたは、はい。
彼女の教えに従うことに。
ただし、この電車はFaroファーロ行きなので、
リスボン玄関口のサンタ・アポローニャ駅には停まらない。
その手前の Orienteオリエンテ駅で 降りなさいとも。

乗るはずだった乗車券爆睡もこ眠りこけて乗り越しちゃいけないわ...
と思いつつ、一日の疲れも出て爆睡。。

違う電車の、このチケットでも ちゃんと帰ってこられました。

車内22℃外は15℃
電光表示によると、
車内は22℃、外は15℃。
案外、暖かいのです。


リスボン一個手前の駅に到着まだ寝ぼけてる案外でかい駅だった





そして、オリエンテ駅に到着。
とっても大きな駅でした。
リスボン万博がおこなわれた国際公園に面している駅なんだね。

ヘトヘトだったので、タクシーで最初のホテル、
アヴェニーダ・パレスへと 戻ったのでした。

おつかれさん。

そして、我々は、1時間ほど仮眠して、夜の9時過ぎに起き出し。

ポルトガル最後の夜を ファドを聴いてすごすべく、
夜のバイロアルトへと出かけていったのでした。

バイロアルトの若者達に道を聞くバイロアルトでも、当初行きたかった店
「O Faia」の場所を
若者達に 聞いています。
この中の一人が付いてきてくれて道案内してくれるのは、
毎度のこと。若者達よ ありがとう!
この時行った、ファドレストランについては、
ファドの報告ページに掲載しています。

さぁ、いよいよ旅の最終日を残すだけとなりました。
最後は どんなふうに過ごしましょうか。。。

ポルトガル5日目 美術鑑賞とオープンカフェのページへ




ポルトガル5日目 美術鑑賞とオープンカフェ

国立古美術館入り口最終日。1月9日 日曜日。
午前中、ポルトガルを代表する美術館、
Museu Nocional de Arte Antiga「国立古美術館」
に行きました。

別に、意図して日曜日に行ったんじゃないんだけど。
たまたま、日曜・祝日は14:00まで無料(ほんとは大人は5ユーロの入場料)
と入る時に知って、ラッキー♪
15番線の市電を降りて、高台へ階段を上っていくと在ります。

宮殿を改装して、1884年に出来た美術館です。
12世紀の建国時から19世紀までの美術品を所蔵とあって、
さて、どんなお宝に出会えるやら。
館内は フラッシュを焚かなければ、撮影OKというのも嬉しい。

展示物 机展示 憎めない皿ベルばらな部屋





美しい細工の机。 なんか私にも描けそうな(!)絵柄の皿。 ベルバラな部屋。

展示  聖母子像真剣に鑑賞中

聖母子像を 真剣に鑑賞中。











日本の屏風屏風の説明日本の屏風があったぞ♪
桃山文化の最高傑作と言われる狩野派による南蛮屏風。
長崎の街を歩く南蛮人達の様子を描いた屏風に
当時の様子が想像できますねぇ。
屏風は ポルトガル語でBiombo ビオンボ
似てるよね。

ターコイズのアズレージョ東洋系陶器でかい絵画達





ターコイズカラーのアズレージョ。東洋の陶器ですね。階段前には でかい絵画が。

古美術館前から4月25日橋を望む互いに撮り合う古美術館前市電乗り場












美術鑑賞を堪能して、外に出れば美しい筋雲。バックに見えるのは、4月25日橋。
友人とお互いを撮り合ってます。
また15番線の電車に乗って、リスボン市街地のフィゲイラ広場へ戻って行きます。

歩行者ボタン

歩行者用横断歩道の信号ボタン。歩く姿がかわいい。



路面電車15番線路線図
15番線の電車は、ベレンの塔や発見のモニュメント、ジェロニモス修道院へ
行くにも利用します。2日目の観光に続いて、2度目の乗車でした。


オープンカフェのウエイトレスとさぁ、何を食べようかぁ、、とプラタ通りを ぶらぶら物色していると。
通りの真ん中が まわりをビニールで囲んだ、オープンカフェが連なってます。
その写真入りメニューに「イワシの塩焼き」を発見し、今回、これを食べてなかったなぁ~と心惹かれていたら、ウエイトレスのおねいさん。チャーミングな笑顔でどうぞ♪といざなう。つい、入ってしまうのだ~♪


とにかく乾杯!ブルーチーズのピザイワシの塩焼きオープンカフェのレシート





まずは乾杯!オーダーはブルーチーズのピザと イワシの塩焼き! 合計 25.8ユーロ 2,838円。
イワシが約869円で 一番安い♪ ピザは勿論、ポルトガル料理じゃないけど、ちょうど良いチョイスでした。

お腹もいっぱいになって、最後のぶらぶら街歩き。
敷石が綺麗サンタジェスタと共にリスナープレゼント絵葉書選び敷石の模様が綺麗。
サンタジェスタのエレベータ
今回は昇らなかったけど、いつ眺めてもリスボンのランドマークです。
リスナープレゼントにしようと、真剣に絵葉書、選んでます。20名の皆様に 届いたかな?一緒に旅した気分、味わってみてね~~





オブジェと小川スーパーでお買い物ロッシオ駅前 車輪のオブジェ





スーパーマーケットでもお買い物。

ロッシオ駅前には大きな鉄道車輪のオブジェ。



ロッシオ広場の中央に立つ円柱のてっぺんにはドン・ペドロ4世のブロンズ像。
夜のライトアップ
その廻りに、
夜のライトアップ用の枠があるのは、
冬のこの時期だけなんだろうな。

(←こちらは、夜のライトアップです。
現代アートですねぇ)





ホテルともお別れホテルに戻って、荷物をピックアップ。
タクシーが来るのを待ってます。

車内から回転木馬
バイバイ リスボン。
車窓には ロッシオ広場の
仮設の回転木馬。


実は、とっても乗りたかったんだけど、
大人で乗ってる人が居なかったんだよね。。。






18-30パリ行き

リスボン空港から 18:30発 パリのシャルル・ドゴール空港行き
エアフランス。これが我々の乗る飛行機。



カップヌードルをリスボンからの便も、パリからの便も
かなり遅れてしまいました。

食事と食事の間。なぁんかお腹が空いて、カップヌードルをゲット。
スパイシーとあって、辛くて すっごく美味しかったよ。
日本じゃ売ってないよね。

成田でお疲れ~

帰ってきました。
成田で旅のフェアウエル・パーティー。

なにはともあれ、ビールで乾杯。
枝豆も 嬉しい。


おつかれさま~~~~。

また。行こうね!

これで 旅の記録は 終了です。
長々と 御覧いただき、ありがとうございました。
御意見・御感想 よかったら きかせてくださいね~~


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1月11日「扉」〜人生の節目に誕生日ヴィンテージを

975誕生日ヴィンテージ2011年 明けて最初のワイントークの時間です。

昨日は成人の日でした。
20才は、飲酒が許される年齢でもあります。大人の仲間入りをしたことを
御祝いして、こんなワインをご家族で飲んでみてはいかがでしょう?

年齢のヴィンテージワインです。
これは、来年20才を迎えるかたの20年前に醸されたメモリアルワイン。

ワインは古かろう 良かろう という神話のような思い込みがありますが、
ヴィンテージワインに適するタイプと そうでなく若いうちに飲んだほうがいいものとがあるので、注意しましょう。

味のしっかりしたボルドータイプのワインが オススメです。






983成人式ワイン2人遠藤誠さんのお子さんも、今年成人式だということで、
20年前に醸されたワインを 昨日空けて乾杯したそうです。

お子さんが生まれた時、1ケース12本を お店に頼んで予約しておいたそうな。





977ボトル全体1992赤
ただ、注意すべきは、一般の家庭では、10年、20年、またそれ以上と
温度や湿度を一定に保って貯蔵していくことは、とても難しい。
そこで、専門の倉庫業者があるので、そこに頼んでみるのも手ですね。


1箱から預かってくれる、寺田倉庫さんのサイトはこちら



ずっと保存していくのは、難しいなぁというかた。
20年ものなら1万円前後で買える銘柄もありますので、そのときになって
買ってもいいんですけどね♪

ともあれ。

984成人ワイン着席20才になったとき、就職が決まったとき、結婚、出産、
銀婚式、、、
そんな節目節目に空けていけたら 素敵な思い出と共に
ワインを楽しめていいもんですよね。


あなたもいかがですか?

賀正 2011 ♪ 


   

日本画うさぎC


新年あけまして おめでとう〜ございます!



本年も すえながい おつきあいを
       どうぞ どうぞ よろしく御願いいたします。





                      2011年 元旦 

                        小川もこ



               

ねぇねぇ、お正月 何食べた〜??
びっきこども基金


小川もこもメンバーの一人である「みやぎびっきの会」では、この度の震災にあたり、あらためて会としての使命を話し合いました。
長期的にこどもたちを援助していく観点から、 「びっきこども基金」を設立し、社団法人化として新たなスタートを切りました。

たくさんの皆様にご賛同戴きますように。 どうぞよろしくお願い致します。

『 びっきこども基金 』
びっきこども基金 義援金口座
仙台銀行上杉支店(カミスギシテン)
口座番号:普通 2756601
口座名義:びっきこども基金

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