ふぅぅぅぅ。
やっと 終わりました。
三回目を迎えた
ぷ・りずむ公演「語りを楽しむ」。
この二ヶ月間。おのぶちゃんを
朝な夕なに 必死に、念仏のように唱えてきた日々が ついに終わったのです。
それにしても。。。
今までの「語り」も なんとか憶えて臨んできましたが、今回はその中でも最長。
宮部みゆきさんの江戸ものを集めた「幻色江戸ごよみ」から「器量のぞみ」を。
40分の長さとなりました。
聴いてる皆様 退屈しなかったかしら。。。それが とても心配でした。。。
大女で醜女で愛想無しで乱暴者...と ちまたで噂の おのぶが
なぜか、深川でも評判の美男子である 下駄屋の木屋の一人息子 繁太郎から突然に見染められ
結婚することに。
嫁ぎ先の木屋の家族は 揃いも揃って美男美女なのに、
おのぶのことは美人だと言い、自分たちは醜いと思い込んでいる。
それは、遠く22年前のことが災いしていた。。。
と、まぁ、幽霊も登場する人情話ですが、ほっこりする内容で。
実は、今年は ぜひ、これを語ろう...と思っていた とても艶っぽい 別の作品があったのだけれど、
ラストが 震災の惨状を彷彿とさせる とても哀しい終わり方だった。
2011年。
今年は なんとしても 希望を持てる、ハッピーエンドの話にしたかった。
あれやこれや 一所懸命探して やっと見つけたこの作品。
やるほどに 「もこちゃんに合ってる」と言われ。
主人公の おのぶと同じ 大女の私に ぴったりなのかな(^_^;)
ともあれ、なんとか全て入って、ちゃんと諳んじて語れるはずだった。
ところが! やはり 人は 緊張する生き物である。
直前のリハーサルでは、話のあちこちで頭が真っ白になり、
言葉は出てこないわ、肝心な部分をまるまる飛ばしてしまうわ、
主人公の名前は間違うわで、とんでもないことに。
自信喪失させて臨んだ本番。
もう、後は野となれ山となれ。
開き直ったせいか、なんとかかんとか、、、出来た。
つい、文章の頭に、違う人の名前を言ってしまい、
あわてて 能動態と受動態を入れ替えた言い回しにしたり、
違う言葉が突然降ってきて、知らん顔して ちょいと創作した文章で進めてみたり。
ちっちゃく(でもないか!)ミステイクはあったものの。
ふぅ。なんとか終えることが出来たのでした。
この緊張、ほんっとに嫌だわぁ。。。
さらに、会場内がカピカピに乾燥していたためか、昼の部では口の中がカラッカラに乾いてしまい、ろれつが回らない状態に。
夜の部は、椅子の下に水を置いて 水分補給しながら臨んだけど、
後半、奏者の桑山さんとの打合せで、間をつなぐ間奏を入れてもらうのを忘れたので、水を口に含むチャンスが無く
またまた 口が カラッカラになって。もう、とっても大変でしたぁ。。。
今回は、母の着物を着ての和装での語り。朝早くから出張でヘアスタイリストさん、富樫さんが、すっきりとアップにしてくださいました。
着付けのかたにも来ていただき、いざ、着物を着るとなると、いろいろいろいろ大変だけれど、なんかやっぱり、シャンっとしますね。次回も着てみたいな。
ぷ・りずむメンバーの 堀江令子さんと西村文江さんは、実に堂々として
落ち着いた語り。さすがです。
さらに。
今回のゲストは 日本で唯一のベルギー配列のボタンアコーディオン奏者・桑山哲也さん。
そのテクニックとパッションで奏でるエモーショナルな演奏の素晴らしさはもちろんのこと、第二部のオン・ステージ・コーナーでは さらに、合間に どんなお笑い芸人よりも当意即妙、軽妙洒脱な大爆笑トークを交えてのの進行で、語り手の緊張が伝染してカチンっとなってた会場を、ほぐして、ひとつに あったかく盛り上げてくださいました。
ほんっとに素晴らしい。。。ありがたい。。感謝!
最後の全員でのコラボレーションは 震災の年、
被災地にエールを送るべく、
岩手県出身の夭折の童話作家 宮沢賢治の作品
「鹿踊りのはじまり」を。
岩手の方言で鹿たちが喋り、さらには歌いだすシーンが圧巻なのですが、
その方言や文語体の唄の部分の歌詞が解りにくいので、バックのスクリーンに 唄の部分の歌詞だけでも映し出そう!というアイディアから、
物語の場面を代表する何枚かのイラストも投影しての ちょっとメルヘンチックな
幻燈あるいは紙芝居的演出も。
イラストを描いてくれた イラストレーターの野崎淳之介さん
総合演出を担ってくれて三回目の倉田英志さん
ありがとうございました。
さぁ。次は11月に 別な機会で またまた語りに挑戦です。
詳細は後日。
今回、いらっしゃることの出来なかった貴方。
語りで綴る こんな文学の表現を
晩秋に 味わってみては いかがでしょうか?
皆様から順次 頂戴した御感想も コメント部分に 掲載いたします。
知り合いだから、みんな褒めてくれてはいるけれど、まだまだダメだってこと、自分で 百も承知しています。
もっともっと精進していきますね。
あらためて 足をお運びくださった皆様 ほんとうにほんとうに
ありがとうございました!
やっと 終わりました。
三回目を迎えた
ぷ・りずむ公演「語りを楽しむ」。
この二ヶ月間。おのぶちゃんを
朝な夕なに 必死に、念仏のように唱えてきた日々が ついに終わったのです。
それにしても。。。
今までの「語り」も なんとか憶えて臨んできましたが、今回はその中でも最長。
宮部みゆきさんの江戸ものを集めた「幻色江戸ごよみ」から「器量のぞみ」を。
40分の長さとなりました。
聴いてる皆様 退屈しなかったかしら。。。それが とても心配でした。。。
大女で醜女で愛想無しで乱暴者...と ちまたで噂の おのぶが
なぜか、深川でも評判の美男子である 下駄屋の木屋の一人息子 繁太郎から突然に見染められ
結婚することに。
嫁ぎ先の木屋の家族は 揃いも揃って美男美女なのに、
おのぶのことは美人だと言い、自分たちは醜いと思い込んでいる。
それは、遠く22年前のことが災いしていた。。。
と、まぁ、幽霊も登場する人情話ですが、ほっこりする内容で。
実は、今年は ぜひ、これを語ろう...と思っていた とても艶っぽい 別の作品があったのだけれど、
ラストが 震災の惨状を彷彿とさせる とても哀しい終わり方だった。
2011年。
今年は なんとしても 希望を持てる、ハッピーエンドの話にしたかった。
あれやこれや 一所懸命探して やっと見つけたこの作品。
やるほどに 「もこちゃんに合ってる」と言われ。
主人公の おのぶと同じ 大女の私に ぴったりなのかな(^_^;)
ともあれ、なんとか全て入って、ちゃんと諳んじて語れるはずだった。
ところが! やはり 人は 緊張する生き物である。
直前のリハーサルでは、話のあちこちで頭が真っ白になり、
言葉は出てこないわ、肝心な部分をまるまる飛ばしてしまうわ、
主人公の名前は間違うわで、とんでもないことに。
自信喪失させて臨んだ本番。
もう、後は野となれ山となれ。
開き直ったせいか、なんとかかんとか、、、出来た。
つい、文章の頭に、違う人の名前を言ってしまい、
あわてて 能動態と受動態を入れ替えた言い回しにしたり、
違う言葉が突然降ってきて、知らん顔して ちょいと創作した文章で進めてみたり。
ちっちゃく(でもないか!)ミステイクはあったものの。
ふぅ。なんとか終えることが出来たのでした。
この緊張、ほんっとに嫌だわぁ。。。
さらに、会場内がカピカピに乾燥していたためか、昼の部では口の中がカラッカラに乾いてしまい、ろれつが回らない状態に。
夜の部は、椅子の下に水を置いて 水分補給しながら臨んだけど、
後半、奏者の桑山さんとの打合せで、間をつなぐ間奏を入れてもらうのを忘れたので、水を口に含むチャンスが無く
またまた 口が カラッカラになって。もう、とっても大変でしたぁ。。。
今回は、母の着物を着ての和装での語り。朝早くから出張でヘアスタイリストさん、富樫さんが、すっきりとアップにしてくださいました。
着付けのかたにも来ていただき、いざ、着物を着るとなると、いろいろいろいろ大変だけれど、なんかやっぱり、シャンっとしますね。次回も着てみたいな。
ぷ・りずむメンバーの 堀江令子さんと西村文江さんは、実に堂々として
落ち着いた語り。さすがです。
さらに。
今回のゲストは 日本で唯一のベルギー配列のボタンアコーディオン奏者・桑山哲也さん。
そのテクニックとパッションで奏でるエモーショナルな演奏の素晴らしさはもちろんのこと、第二部のオン・ステージ・コーナーでは さらに、合間に どんなお笑い芸人よりも当意即妙、軽妙洒脱な大爆笑トークを交えてのの進行で、語り手の緊張が伝染してカチンっとなってた会場を、ほぐして、ひとつに あったかく盛り上げてくださいました。
ほんっとに素晴らしい。。。ありがたい。。感謝!
最後の全員でのコラボレーションは 震災の年、
被災地にエールを送るべく、
岩手県出身の夭折の童話作家 宮沢賢治の作品
「鹿踊りのはじまり」を。
岩手の方言で鹿たちが喋り、さらには歌いだすシーンが圧巻なのですが、
その方言や文語体の唄の部分の歌詞が解りにくいので、バックのスクリーンに 唄の部分の歌詞だけでも映し出そう!というアイディアから、
物語の場面を代表する何枚かのイラストも投影しての ちょっとメルヘンチックな
幻燈あるいは紙芝居的演出も。
イラストを描いてくれた イラストレーターの野崎淳之介さん
総合演出を担ってくれて三回目の倉田英志さん
ありがとうございました。
左から堀江令子さん、西村文江さん、桑山哲也さん、小川、演出の倉田英志さん
舞台脇を彩ってくれたのは 盟友・日野美歌嬢からの祝い花
いと うつくし。
開場設営やお客様の誘導、受付等 全般を手伝ってくれたのは、
サンディのスタッフたち。いつもほんとに ありがとう!
たくさんの方々の助けを借りて 無事、終えることが出来たのでした。
いと うつくし。
開場設営やお客様の誘導、受付等 全般を手伝ってくれたのは、
サンディのスタッフたち。いつもほんとに ありがとう!
たくさんの方々の助けを借りて 無事、終えることが出来たのでした。
さぁ。次は11月に 別な機会で またまた語りに挑戦です。
詳細は後日。
今回、いらっしゃることの出来なかった貴方。
語りで綴る こんな文学の表現を
晩秋に 味わってみては いかがでしょうか?
皆様から順次 頂戴した御感想も コメント部分に 掲載いたします。
知り合いだから、みんな褒めてくれてはいるけれど、まだまだダメだってこと、自分で 百も承知しています。
もっともっと精進していきますね。
あらためて 足をお運びくださった皆様 ほんとうにほんとうに
ありがとうございました!