小川もこ Life is Beautiful

DJ・パーソナリティー小川もこ の 日々のよしなしごとから ジャズ・酒・旅の話など。

「妖怪おばば」?!4

「旅先で出逢った 愛すべきキャラ編その2」
●境港の鬼太郎音頭おばあちゃま
 鳥取県の境港市は「ゲゲゲの鬼太郎」を描いている漫画家・水木しげるさんの出身地。そこで鬼太郎をつかって町興しをしようと、街のあちこちに「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪達のブロンズ像が建ち並ぶ「水木しげるロード」が誕生。全国からやってくる観光客の目を楽しませてくれる名所となりました。

最近は「水木しげる記念館」も出来て、ますます鬼太郎カラー一色に染まっているのですが、そのロードの一角にある「鬼太郎茶屋」の主が、人呼んで「妖怪おばば」こと、鬼太郎音頭保存会(!)会長の荒木千重子さんその人。80歳を越えているとは思えない元気溌剌なおばあちゃまなのです。

「鬼太郎音頭」が出来たのは1993年のこと。で、作詞をしたのが千恵子さん。
振り付けにも関与し、もうあとは広めるっきゃないとばかりに鬼太郎音頭保存会を96年に立ち上げ、とーぜん会長に納まったのでした。なにしろ歌って踊れるユニークな音頭です。保存会には会員が30人もいます。水木しげるロードの応援・PR部隊として、各種イベントに登場しては揃いの着物で踊っていらっしゃいます。時に海外へも出かけていき、その出演回数は600回超。今や境港市を代表する芸能となったそうな。むふふん。どうせやるなら ここまでしないとね。

水木しげるさんも千恵子さんと仲良しで、地元に帰るとよく、鬼太郎茶屋に寄ってはお茶を飲んでいかれるそうですよ。喋り出すととどまるとこを知らないお話好きの千恵子さん、しまいにはカセットテープレコーダーを持ち出して、鬼太郎音頭に合わせて手拍子足拍子♪1時間以内でお話を...のはずが、気が付けば 時
計の針はゆうに数回廻っていました。

とっても愛すべき「妖怪おばば」です。

桜が咲いた♪4

 雨の日と月曜日には憂鬱になると歌にもあるけれど、ここのところ決まってそんな週始め、桜散らしの雨の洗礼を受けて、マンションのソメイヨシノの根本はすっかりピンク色に染まっています。

不思議ね。抜け落ちた髪の毛は汚らしいけれど、散った花びらは それはそれで美しい。どの状態であっても美学を持っていたいと 今更ながらこの花を見て思うのです。

 前号のもこまぐは、ちょいとアンニュイにお花見を描いてみましたが、先週は2度、とても印象に残るお花見をするこをが出来ました。

 まず、木曜日。フォーミラ&NHKの収録と2つの仕事を終えたあと、少し深い時間から三軒茶屋の美味しいと評判のジンギスカン屋さんでお食事。なんと今、東京はジンギスカンブームなのです。羊肉はヘルシーという印象が定着したのか、あちこちにジンギスカンの店が出来ているのね。その中でもここは人気店で、9時過ぎないと予約がとれないほど。冷凍ではない生肉でリブロース、肩ロース、ヒレにタンと色々な部位があり、それを手切りで出してくれるのです。リブロースなんてまるで贅沢なステーキですわ。美味しいの美味しくないのって....最高♪しかも満足度に比べてリーズナブル!北海道生まれの私には、郷土料理が認められているようで、なんだか嬉しいブームです。

 また行こう!と誓いつつ、そこから移動して、友人と 夜の目黒川沿いをじっくりゆっくり歩いたのでした。

 決して広くはない川の両岸から覆い被さるようにして咲き誇る桜たち。
それは大きく両の手を伸ばしたように見事な枝振りの大木ばかりで、夜の闇の中に浮かび上がる様の なんと美しいことか。なにがしか人の心を狂わせる妖気すら感じられ、ざわわざわわと胸が苦しくなってきます。夜桜見物している人々も幾つかの若者の団体がいたものの、多くはカップルや会社帰りとおぼしきサラリーマンの二人連れ。大々的な宴会というよりは、缶チューハイをちびりちびりとやりながら、いいなぁ、、って感じでぽぉっと観てるのが なんだか微笑ましい風情でした。

 そのまま随分 ゆっくり歩き、そうして入った 夜中までやってる茶房。
目黒川に面して最近オープンしたここは、店の前の桜をライトアップで映し出し、二階の窓からの眺めは額縁絵のよう。オシャレな芸能人達が訪れるトレンドスポットとなっているようで、この日も何人か目撃しました。
お茶を一煎目はぬるぅい温度で、二煎目はちょっと熱く。おちょこよりも小さな茶碗で供してくれます。三煎目は通常の温度と量で。そのどれもが違った味わいで、まさに”茶を聴く”感じ。美味しかったなぁ。羊羹など和菓子を少しずつ、美しく出してくれるのも、女心をわしづかみ!気になる相手を連れていったら、きっと貴方の株はぐ〜んと上がることでしょう。バーでもあるので、お酒も呑めます。
 最後はやはり「ズブロッカをロックで」とオーダーしている私がいました。
この飲み方、桜餅のような香りがするんだもん♪大好きなのよね。
・花見酒 よくぞ日本に 生まれけり。
ズブロッカはロシアのお酒だって?いいからいいから...


 もう一つは ガラリと変わって土曜日の昼。鎌倉での花見の宴です。
ここのところ、呑み&ジャズ観賞など、なにかと遊び友達となっているのが歌手の日野美歌さん。作詞家活動も精力的でアーティスティックな感性を持っている彼女は話していてとても楽しいのね。その上、お酒も強いので誘い誘われあれやこれやとご一緒してました。そんな彼女から気の合う仲間と恒例の花見、もこさ
んも一緒にいかがです?とお誘いを受け、この日は午後から先生稼業もあるというのにその前に、、と降り立ちました鎌倉駅。
美歌りんのお友達、、ということだけで繋がっているまさに気の置けない仲間達が男女混合10人以上、三々五々に集まってきて、あ〜ら楽しそう♪

だが駅からが遠かった!ハードな上り坂をえっちらおっちら山登り、身体に良いことしてるのねぇ...な30分。たどり着いたのは銭洗い弁天のさらに上なる神社の境内、ソメイヨシノが今を盛りと咲き乱れ、桜の木の下のそこここに、たくさんの人々がお弁当開いて楽しいお花見♪遅れちゃならじと場所取りにキョロキョ
ロしていたら、美歌りんチームは脇目もふらず社務所の中へと入っていくのです。お座敷ではなく、そこから繋がる縁側はオープンデッキ風スペースで、さながらガーデンパーティー気分でテーブル出して御馳走並べて、なんと楽しや大宴会〜とあいなったのでした。

料理上手な女性陣の持参は、ベトナム風サラダやら、炊き込みご飯やら、ゴボウとウドのきんぴらやら、美歌りんのお母様からの差し入れは茄子の浅漬けの、どれもなんと美味しいことよ。仕事の上下関係があるわけじゃなし、気を遣わない会話はざっくばらんで初対面ということさら忘れさせ。さらにメンバーの男子に
”ワインばか一代”なる渾名の、やたらワインに詳しい輩が居て、これはフランス、コートデュローヌのシャルドネで、、、と蘊蓄傾けつつも美味しいワインを大量に持参、次から次と開けていく。

あぁ、ロミオ、なぜに私はジュリエットなの?じゃなく、なぜにこのあと仕事があるの???ちょっと味見に舐めただけで この阿鼻叫喚、、いや酒池肉林の饗宴を後ろ髪引かれる思いで後にした私でした。
あれれ、ちっとも桜を愛でていない。ま、いいからいから...

JR横須賀線に揺られ、虎ノ門へと向かい、やる気満々の生徒達と有意義な時間を過ごしましたとも。授業が終わった後、一部有志生徒と花見宴会part2に突入したのは言うまでもありません。

あぁネバーエンディングストーリー。
花見で一杯、儚くも 短き楽しみ 春の宵。

ドラゴンの嘆き5

 4月初めの土曜日、私は横浜のモーションブルーというライブハウスの楽屋へ世界的ジャズトランペッター・日野酷正さんを訪ねた。

 5月18日に発売となる新作アルバムについて、インタビュー取材をさせてもらったのだ。
 今回の特筆すべきは、レコーディング場所に中国・上海を選んだこと。
ジャズのメッカ、ニューヨークにて、現地の著名なジャズメンとのレコーディングが決まっていたのに、昨年春のある朝、日野は天啓のように閃いたのだという。
「アジアの人間なのに、自分は何やっているんだろう。今こそ、アジアのメンバーとアジアでの音を残すべきだ」と。
それでニューヨーク録音は即キャンセル、時期と場所を熟考、2005年2月、上海レコーディングが敢行されたのだった。

時速400キロのリニアモーターカーが走り、宇宙基地のような高層ビルが林立、日々建築されている今最も活気に満ちたアクティブな街・上海。彼の地へ乗り込んだのは、いつものレギュラーメンバーでのクインテット。さらに韓国のイ・ジョンシク(李 廷植)という人気・実力ナンバーワンのテナーサックス奏者を加え、最強の布陣で創り上げた。アルバムタイトルはその名も「ドラゴン」。
CDからほとばしり出る音たちは、時代の胎動を感じさせるような演奏の応酬。
龍の如く、うねり、宙を舞い、火を吹き、猛々しくもしなやかで、勢いが止まらない。彼の地で、各人が互いを刺激しあい、さらなる化学反応を起こして、想像を超えた極みへと向かっていったのが容易に想像出来る内容だ。街の喧噪をそのままSEに使っている曲は、まるでトランペットとサックスが上海のストリートで演奏されているかのよう。人々の鼓動、息づかい、そんな「確かに活きている」アジアのエナジーがそこかしこに感じられ、日野さんの熱いトークを聴くにつけ、私は このアルバムの成功を確信していた。

ところが....。
そんなプラスのイメージが一転した。ここ数週間の中国全土で多発している反日デモのニュース報道に ついに上海も加えられたのだ。
16日(土曜日)、約4時間にわたって暴徒化したデモ参加者が物を投げ入れ続け、被害を受けた上海の日本総領事館の様子が、今朝 テレビ画面に映し出される。壁に飛び散るペンキ、庭に転がる大量のペットボトル...。まるでごみ箱をひっくり返したよう。小泉首相の「墓」と書かれた墓標のようなものもあった。愛国主義から来る反日教育のなせる業か、人々の恨み、憎しみ、積年の思いはここまで鬱積していたのだろうか。


 昨夜、たまたま 久米宏が久々レギュラーでにキャスターに復帰を果たした日本テレビ系列の番組「A」を観た。
この Aはアジアの頭文字を表し、アジア各国をインターネットでつないで現地の人々の生活などを伝えるという内容で、リアルタイムのように進行するのだが、反日デモの話題は一切触れられていない。どうやら初回分は3月23日に収録済みだったらしい。
1カ月前の様子を伝えるそこには、穏やかで、ある意味脳天気な 微笑ましい話題が多かった。そんな映像を観るにつけ、たった数週間で変わってしまった日本とアジアとの関係に思わず慄然とする。

週明け18日午前の東京株式市場は、中国の反日デモ拡大、日中関係の悪化を反映して急落、今日午前の株価は全面安となっている。
アジア、アメリカ、、、他国がクシャミをすると風邪を引くどころか寝込んでしまうのが今の日本。中国との良好な関係無しには経済も立ち行かない。どう立ち回ればいいのか、どう動くのがベストなのか、一首相だけに判断を委ねる問題ではないだろう。

苦言を呈する、、とか猛烈に抗議する、、とか。強硬に出れば強硬に返ってくるのが世の常。北風と太陽の喩えもあるが、肝心な点は もっと心情的なものだ。そこに互いを敬い、大事に思う気持ちがあれば、事態は動かせる。。。はず。
たとえば音楽。良いもの美しいもの、芸術やスポーツを介して、理屈や過去を越えて お互いをリスペクト。決して机上の空論、子供じみた理想論じゃなく そう、一番簡単に実践出来ること。
民間のレベルからの修復は きっとこんなシンプルなところから始まると信じている。

愛すべきキャラ〜「カボタン」5

0c2bf100.jpg 大分緑化フェアのイメージキャラクター「カボタン」
これは人ではありませんねぇ。
大分特産の柑橘類「かぼす」のイメージで地元の小学生がデザインしたそうな。
緑の顔に緑の身体が付いていて、胸の真ん中には赤いハート。その姿があまりにキュートで、緑化フェアが終わってからも様々なイベントに引っ張りだこ。
今年になってついに、大分の観光大使に就任したそうな。最近話題のゆるキャラとしても、じわじわと全国的認知度は上がりつつ、、、あるかしらん。
マスコット人形は小川の携帯にずぅ〜っとぶら下がってます。大好きです。時に雪の路上に投げ出されたり、なんでも口に入れる子どもにナメナメされたりで、洗濯機でガラゴロ全身洗浄の洗礼を受けることたびたび。愛・地球博の「モリゾー」に取って代わるか、、と思いきや、やっぱり引退させられずにいます。
薄汚れたカボタンを見かけても、とっても愛している小川の気持ちを察して、そっとしておいてね。

静岡のお茶博士 ドラ美ちゃん♪

 もう〜〜!最高♪日本のお茶を研究している機関で出会った女性です。
その名も『独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所 金谷茶業研究拠点』(名前も長いが効き目もながい、、?ふっるぅ〜)で日夜 研究を重ねているれっきとした博士(正式なお肩書きがまたまた長い!『野菜茶業研究所 機能解析部 茶機能解析研究室 室長 農学博士』の山本万里先生。
藤山直美さん似の濃い〜キャラで、新種のお茶の話をいろいろ聴かせてくれました。

そしてついに!花粉症に効果があるお茶を開発〜!という話に及んでは、腰に手を当てて踊り出したのね♪その様が ドラえもんの妹ドラ美ちゃんにそっくりで。抱きしめたくなる素敵なキャラ。

今年はビュンビュン飛んでいて大変な思いをしていらっしゃる皆様、

「べにふうき」というお茶です。

抗アレルギー作用が強いのだそうです。
これを試しにその場で飲ませてもらったのですが、私とディレクターは花粉症じゃないからなんとも。。。ところが重度花粉症に悩むスタッフの一人が、あ〜ら不思議!見る間に鼻水が止まり、目のかゆみも消えた、、というからすごいすごい。2006年に商品化決定です。ペットボトル飲料で発売もされることでしょう。首をなが〜くしてしばし、お待ち下さいませ。
ちなみに、開発者はもうガッポガッポ儲かって左団扇でげすな、、と皆で羨ましがってみたら、公的機関なので、個人にお金は入らないのよぉと乾いた笑い。。
そんなんだ。青色発光ダイオードの例もあるんだし。求めよ、さらば与えられん、
だと思うけどなぁ。

生牡蠣のような感受性。2

すごい表現だが、これを持って ものを感じる心を大事にしていきたいといつも思う。

 先日、小川のジャズトーク番組にゲストとして登場してくれた越智順子さん。
彼女は日本のヴォーカリストの中でも、マイ・フェバリット・シンガーで、初めてその歌声に触れた時から、彼女の表現世界にぞっこんとなっている。歌のうまさは勿論のこと、彼女のライブはいつも聴く人を満ち足りた気持にさせてくれるのだ。

越智順子。略してオチジュン。(たった1字を略すな♪)高知出身、大阪在住。
学生時代からプリプリみたいなバンドを組んで歌を歌っていた。メジャーデビューの時は“"感じる声"それは強く深く胸に響く、圧倒的フルボディ・ボイス。話題のゴスペル・ジャズシンガー”と飾り文句が付いていたが、ゴスペルは生半可な気持じゃ歌えないと、今は“ジャズ・ポップスシンガー”を自称する。そう、彼女はお寺さんの娘。その御陰もあるのかしら、ライブで歌を話を聴いていると 有り難い御法話を聴かせていただいた時のような幸せ感に包まれてしまう。滲み出る人間としての魅力を持っているすごい歌い手なのだ。

そんなオチジュンのライブを、同じ事務所のDJ川崎ゆかり(一緒に去年秋NYにも行った、才能豊かな喋り手)が聴いてみたいと言う。「もこさん、日本の極上ボーカルに連れていって下さい」と常々口にしていた彼女、最近複数のジャズ紹介番組を担当し、公私ともにジャズにハマってきてるのが微笑ましい。

そうして迎えたこの夜は六本木アルフィーでのライブ。最新アルバムの弦中心の内容に合わせてピアノ、ベース、チェロというアコースティックでシンプルなトリオをバックに、今まで以上に オチジュンの歌に込める言霊がハートのど真ん中へずーーんと届いてくる。1st setで圧倒され、2nd setで打ちのめされ。隣りの席で泪を拭いながら聴き入っている姿に声をかけられない。

翌日届いた彼女からのメール。
「もこさん 昨夜はどうもありがとうございました。感動の夜でした。不思議なことに、越智さんが素晴らしいだけでなく、彼女からさだまさしを、母親の若いころを想いだしたのです。母親が好きな花が越智さんが受け取っていらっしゃったカラーの花だったり。私の場合は亡き母親を思いましたが、きっと歌に“女性の生き方”が見えたんだと思います。ありがとうございました。」

自分で良いと信じていても、それをこんなふうに感じてくれていた彼女の“感受性”に、今度は私が感動していた。


小川もこが担当しているジャズライブ番組「NHKセッション505」の3月27日収録分に出演します。当日午後4時半までに東京渋谷のNHKスタジオパーク売り場横に並べば、観賞可能です。
また、CD発売記念ツアーで中国・九州を回ります。
31日(木)COOKIE JAR(岡山県倉敷市)、
1日(金)尾道洋蘭センター(広島県尾道市)、
2日(土)die-GRUBE(福岡県北九州市)、
3日(日)霧の蔵ホール(宮崎県都城市)、 
4日(月)サッポロビール新九州工場ウエルカムホール(大分県日田市)、
6日(水)BRICK BLOCK(大分県大分市)

どこかで、その素晴らしい歌を是非、生で堪能してみてください。

旨し酒 旨し人4

「おとこまえ」ついついカッコイイ女性を見かけると、こう口走ってしまう私。
それは歌手や女優、ミュージシャン、タレントなど番組にゲストでお迎えする人物である場合が多い。が、先週の広島取材でお会いしたのは 久々に「よっっ!男前っ!!」と心の底から声をかけたくなるような素敵な女性だった。

今回の旅は前編が尾道映画ロケ地巡り、そうして後編が広島県内の酒蔵巡り。
勿論、試飲ありね♪ 日本酒大好きで、日本吟醸酒協会認定”吟の騎士”でもある不肖小川、こたえられないテーマのもと、喜び勇んで広島県内4つの酒蔵を闊歩したのだった。

 有名な酒処と聞くと、北陸や東北を思い浮かべるかしら?実は「日本三大銘醸地」といえば 灘(兵庫県)、伏見(京都府)、そして安芸西条(広島県)とされている。

 この広島が「吟醸酒 発祥の地」であるという事実をご存じだろうか。

1897年、軟水による改良醸造法を完成させたのが、広島杜氏の三浦仙三郎その人。発酵が遅く、それまで酒を醸すには不適とされていた軟水を使って、低温で長期間発酵を行うことで、特有の風味のついた酒になることを発見したのだ。それが吟醸酒。仙三郎さん、あんたはエラい!で、普通そんな凄い技をあみ出したら、自分だけのものとして特許を取得し、一族だけで発展していこうとするものでしょ。ところがこの仙三郎さんは違う。この改良醸造法を後輩にどんどん指導し、稼働組合まで組織してしまった。全国新酒鑑評会では広島杜氏の醸す酒が今も多く入賞している。

 そんな広島杜氏の里、安芸津町は仙三郎さんちのお隣の蔵の杜氏さんが、今回惚れ込んだ今田美穂さんである。そう、女杜氏!「夏子の酒」の世界じゃないが、今や全国にも複数の女性杜氏さんがいらっしゃる中、彼女は仕込みから全て自分でおこなっている正真正銘の男前。我々取材陣の前に現れた時も、首に日本手ぬぐい巻いてゴム長靴、ジャンパーひっかけ、髪は一つに束ね、まるで カールおじさんか志村けんの演じてる変なおじさんみたいだよねと笑う。化粧っけの無い素顔だが 大きな瞳のその顔は、実にキラキラと輝いて美しい。

東京で10年、古典芸能の”能”に携わる仕事を続けてきた彼女が 故郷に戻って何故酒蔵を継ごうと思ったのかから始まり、前杜氏さんに習い一から酒造りに取り組む日々のこと、今もなお毎日が戦場のようと語る言葉の一つ一つが笑顔のオブラートにくるまれているのだが、大変な苦労が隠されているのが見て取れる。

それにつけても本当に明るい。声の響きがCメジャーコード(!)。マイナーコードの哀しい雰囲気とは違い、全ての事象に前向きに立ち向かっていると感じられてしまうのよ。語尾に「♪」が付いてる感じ。そんな、人の気持ちを和ませるのも彼女の天賦の才能。思わず、DJ・パーソナリティーにスカウトしたいわと思ってしまう。

 超軟水で仕込み水で醸すここ「富久長」の酒は、広島らしい旨味がふくらむ。美穂さんに、一言で喩えるなら?と問えば「エレガントな♪」とのお応え。確かに!試飲させていただいた絞りたての大吟醸新酒は。エレガントで,,,その上気骨がある。この二律背反する魅力の両方を感じさせる小さな蔵「富久長」の酒、彼女と素敵な仲間達、蔵人総勢4名で醸す酒。
                      うん。出会ってしまったなぁ。

今回はさらに、西条地区から江戸初期創業の老舗「加茂鶴」、小京都の町並みが美しい竹原では純米にこだわる「宝寿」、そして三原市は画家・横山大観がこよなく愛した酒「酔心」。全部で70を越える広島県の酒蔵から4カ所を廻ってみたが、いずれも個性豊かで「旨口」という表現がぴったりな本当に美味い酒。いやぁ...愉しい取材だった。飲兵衛小川の旅の大団円を飾るに相応しい。
広島の酒、あなたも機会を見つけて是非、味わってみてください。

そうして世界に自慢できる”日本酒”。もっともっと呑む機会を増やしてね。

このページで美穂さんの男前な奮闘ぶりが読めます。是非どうぞ。
http://fukucho.ameblo.jp/

そっくりさん

 って言わないで。と、「Ray/レイ」という映画への評を読んで思います。
いよいよ日本時間の28日(月)第77回アカデミー賞が決まりますね。昨年亡くなったレイ・チャールズを演じた 主演のジェイミー・フォックスの鬼気迫る演技が話題で、本物以上にレイ・チャールズになりきっているとか、歌もピアノも本物そっくり、、とか。そんなところじゃないんだよな。本物偽物という論点を越えた、人間としての歓喜や苦悩を演じきっている彼の演技にこそ「凄い」と感じたわけで。久々に惚れた!って映画なんで、ジェイミーには是非とも主演男優賞でオスカーを獲って欲しいなぁと思うのですが。

 先日観ていたテレビでは笑ってしまいました。タレントのきたろうさん。誰に似ていると言われた事があるか?という問いに「しいたけ」と答えていました。そう言われればなるほど。。。ってぇ、椎茸ですよっ!動物でも植物ですらない菌類ですよぉぉぉ。
クスっ。
野菊のようだ、、と言ってもらえる たみさんや、濡れた子犬の毛皮に喩えられる極上ワインの味には比べるべくもないけれど。だからって小川の動物占い「たぬき」は、まさに言い得て妙だとか、手足がニョキニョキしてるからって 女郎蜘蛛に似てるっていうのはやめてよね。プンっっ。

あなたのそっくりさんは 何  じゃなくって 誰?

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★あと3時間後には広島へ向けて出発です。今週は前半に仕事がたて込んでいますが、週末には楽しいスキーが待っている。
よおぉぉし。自分の前に、旨そうなニンジンぶら下げて、今週もどかーんっと頑張っていきましょうねぇ〜!

★ 先週のもこまぐに書いた市町村合併の話題が、今週もかまびすしいですね。新市名の行方が注目されている愛知県美浜町と南知多町で27日、新市の名称についてのアンケートと、合併の賛否を問う住民投票が実施され。 即日開票の結果、新市名として最も多かったのは「南知多市」(1万296票)で、3位の「南セントレア市」の5倍を超えてしまったそうです。
南セントレア市。 日本に居ながらにして外国みたいで、私は結構良いと思うんだけどな。家の近所の「たまプラーザ」なんて地名も、今となってはすっかり馴染んでいるけれど、考えたら相当変だ。
で、肝心の合併の是非について自体、両町とも反対が賛成を大きく上回って、なんと合併そのものが困難な見通しとなったとか。トップダウンで進めようとする事には引っ込む道理も無さそうで。。。泰山鳴動ネズミ一匹。住民無視の絶対多数絶対幸福は成り立たない。他人事じゃない明日は我が身で、それぞれの自治体が合併の是非や功罪を考える時なのでしょうね。

町が おわる2

 福島県滝根町に行ってきました。
全国的趨勢による市町村合併によって116年間続いてきた町の歴史に終止符が打たれ、3月1日から田村市としてスタートすることになったのです。ついては滝根町閉町記念式典に出席せよとのこと。郡山で新幹線を降り立ち、滝根へ向かう車窓から景色を眺めながら色々なことを思い出していました。

 あぶくま洞という鍾乳洞で有名なこの滝根町で、ヒルサイド・アヴェニュー時代 何度も出前アヴェニューの生放送をおこなっています。毎年、様々なアーティストをゲストに迎え、ライブやトークで綴る3時間。なかでも、あぶくま洞に隣接する星の村天文台の名物台長・大野裕明氏の星の話はとても興味深く面白く、全国からの天文に関する質問に楽しく解説しながら答えてくれて大いに盛り上がったものでした。大野台長&小川もこと行くオーロラ観測ツアーなんて企画も 実現まであと一歩だったなぁ。。。
大野さんは、この滝根町閉町をもって天文台長を卒業するそうです。今後は天文ジャーナリスト(素敵な響き♪)として、さらに天文の魅力をあらゆるメディアで伝えていきたいとのこと。ダンディなご尊顔をTV等で拝見する機会も増えることでしょう。

「星と地球(ほし)〜ふたつの宇宙に会える町」そんなキャッチフレーズがまさにぴったり。夢とロマン溢れる自然豊かな町からの全国発信を評価していただいて、小川は「滝根町星の村夢大使」という観光PR大使を拝命しました。
細川ふみえさんや萩尾みどりさんという著名人と並んでの大使の重責、決して果たせていたとは思えませんが、それでも事あるごとに滝根町の名を口にしてきました。
それだけに、閉町に 淋しい気持がこみ上げてきます。
町がなくなる。 とても重大なこと。
町の住民のかたがたこそ、その思いは強いことでしょう。新生・田村市での行政やシステムの変化に不安を覚えてもいると思います。財政力の乏しい町や村同士が合併しても豊かになる道はまだまだ険しい。市町村合併の痛みや抱える問題も見え隠れします。

長い長い式典はゆっくりと進み、町長の挨拶、来賓の言葉、功労者の表彰と続くうち、なんだか自分の住んでいる町のことのように切なさが募ってきました。

そうして立った地元の小学生のメッセージ。町の自然や産物、交通事故死者ゼロ連続5000日達成(!)、何より町の人々の優しさなど町の全てを誇りに思う。この思いを新田村市民になっても持ち続け、もっとたくさんの人と出会い、良い「まち」をつくっていきたいと述べたその言葉にこそ胸打たれ、、、
泣き虫もこさんは思わず涙。
そして町のイメージソング「夢・きらめいて」のコーラスに一緒に口ずさむ頃には号泣してました。
こんなふうに 自分のふるさとを愛し、大事に思っていきたいものだなぁ。

あなたの故郷は 夢・きらめいていますか?


『夢きらめいて』 
    歌/井上あずみ 作詞/北里有紀生 作曲/野澤 孝

1 風の言葉が 聞こえてますか 花の願いが 伝わりますか
  四季を彩る 自然の絵筆 いのちの泉が 湧いてくる
  胸にひとすじ 夢・きらめいて しあわせ 滝根は 美しい
  星とロマンに 逢えるまち

2 山の青さを 見つめてますか 雲の流れを 追いかけますか
  時がいざなう 神秘の世界 ふれ合うぬくもり そこにある
  はずむこころに 夢・きらめいて しあわせ 滝根は素晴らしい
  若い笑顔に逢えるまち

3 星の光を 抱きしめますか 月のしずくを 受けとめますか
  きらめく空に 広がる未来 こころを通わす ひとがいる
  もえるひとみに夢・きらめいて しあわせ 滝根は果てしない
  明日の希望に 逢えるまち
 
あつい想いに 夢・きらめいて
       しあわせ 滝根は いつまでも
              ふたつの宇宙に会えるまち

小千谷でおじや 美味しいな3

 新潟県中越地区の取材から戻ってきました。
詳しくは「YAJIKITA on the road」をどうぞ、、なのですが。うん、今回ばかりは本当に全国のかたに聴いてほしい。

 中越地震の甚大な被害を受けたである小千谷市は いつ止むともなく雪が降りしきっていました。19年ぶりの豪雪に、町は被災の爪痕も隠すようにすっぽりと重たい雪に覆われています。道路横は、立山の「雪の大谷」の如く雪の壁が立ちはだかり、家々の屋根には放っておけば数メートルの雪。傾いだ家にはあまり
に重い枷です。地震でではなく、雪の重みで押しつぶされた家屋は23棟にも及んでます。新たな雪による倒壊を防止するために市民ボランティアのメンバーが日々活動を続けていました。雪堀隊・スノー・バスターズ出動。今回の取材は、そんな作業に実際参加しながら「ボランティアって?」を考えるとても意義深いものとなりました。

いろんなことを考えたよ。うん、いろいろ考えた。
今回密着させてもらったボランティア組織「中越元気村」そこにはこの連休中、全国から100名を越える若者達がやってきて真剣に取り組んでいました。
番組では 彼らと鼎談しています。「誰のためにどんな思いで?」など、かなり意地悪な質問も投げかけながら、ボランティアの本質を問うていきます。

私の中の「ボランティアって何?」は まだ答えが出ていません。
正解って無いと思うし、これが正しい在り方ってのも無いと思う。
でも、必要とする人がいて、労力を惜しまない人がいる。
そこに喜んでくれる人が居て、人の役にたつ喜び、人と繋がる喜びを覚える。
ちょっと生き方は不器用で とても純粋で 明るくて輝いている目が綺麗な人達。
なんだか 眩しく素敵だったのは紛れもない事実です。

こんなページ。
眺めてみてください。
http://www.gassan.jp/genkimura/index.html


雪が溶けたら 地震と闘う第二章が始まります。
がんばれ にいがた がんばれ自分。
びっきこども基金


小川もこもメンバーの一人である「みやぎびっきの会」では、この度の震災にあたり、あらためて会としての使命を話し合いました。
長期的にこどもたちを援助していく観点から、 「びっきこども基金」を設立し、社団法人化として新たなスタートを切りました。

たくさんの皆様にご賛同戴きますように。 どうぞよろしくお願い致します。

『 びっきこども基金 』
びっきこども基金 義援金口座
仙台銀行上杉支店(カミスギシテン)
口座番号:普通 2756601
口座名義:びっきこども基金

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