2005年04月
2005年04月25日
もしもしカメよ カメさんよ。。。
アンディランドにて
世界のカメ、約100種・1,000頭を飼育展示している「亀の水族館=亀族館」である伊豆のアンディランド。体長70cmを超えるマレー大スッポンや、怪獣ガメラのモデルになったワニガメなど、珍しい亀たちが飼育されており、10頭の亀でスピードを競う、カメレースなんてのも人気です。が、その外にあるカメ牧場で、のどかに過ごしてました大きな大きなゾウガメ達の中の...1頭のゾウガメくんです。
彼、目の前で...Hしてました。。。。
「○×■△※#$!」なんとも喩えようのない呻き声をあげながら、メスのカメの背後から覆い被さるように、とてもスローモーションで事に及んでいる様は、赤裸々…というよりあまりにおおらかで。バツの悪さを通り越して、平和な営みに感動すら覚え。彼の人生(亀生か)の来し方行く末に 思いを馳せていたら、
飼育係のかたが
「メスとオス、アルダブラとガラパゴスで、カメの種類が違うから絶対 愛の結晶は生まれないんですよ。」
と、冷ややかに一言。
あぁ、、、哀号。
世界のカメ、約100種・1,000頭を飼育展示している「亀の水族館=亀族館」である伊豆のアンディランド。体長70cmを超えるマレー大スッポンや、怪獣ガメラのモデルになったワニガメなど、珍しい亀たちが飼育されており、10頭の亀でスピードを競う、カメレースなんてのも人気です。が、その外にあるカメ牧場で、のどかに過ごしてました大きな大きなゾウガメ達の中の...1頭のゾウガメくんです。
彼、目の前で...Hしてました。。。。
「○×■△※#$!」なんとも喩えようのない呻き声をあげながら、メスのカメの背後から覆い被さるように、とてもスローモーションで事に及んでいる様は、赤裸々…というよりあまりにおおらかで。バツの悪さを通り越して、平和な営みに感動すら覚え。彼の人生(亀生か)の来し方行く末に 思いを馳せていたら、
飼育係のかたが
「メスとオス、アルダブラとガラパゴスで、カメの種類が違うから絶対 愛の結晶は生まれないんですよ。」
と、冷ややかに一言。
あぁ、、、哀号。
「妖怪おばば」?!
「旅先で出逢った 愛すべきキャラ編その2」
●境港の鬼太郎音頭おばあちゃま
鳥取県の境港市は「ゲゲゲの鬼太郎」を描いている漫画家・水木しげるさんの出身地。そこで鬼太郎をつかって町興しをしようと、街のあちこちに「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪達のブロンズ像が建ち並ぶ「水木しげるロード」が誕生。全国からやってくる観光客の目を楽しませてくれる名所となりました。
最近は「水木しげる記念館」も出来て、ますます鬼太郎カラー一色に染まっているのですが、そのロードの一角にある「鬼太郎茶屋」の主が、人呼んで「妖怪おばば」こと、鬼太郎音頭保存会(!)会長の荒木千重子さんその人。80歳を越えているとは思えない元気溌剌なおばあちゃまなのです。
「鬼太郎音頭」が出来たのは1993年のこと。で、作詞をしたのが千恵子さん。
振り付けにも関与し、もうあとは広めるっきゃないとばかりに鬼太郎音頭保存会を96年に立ち上げ、とーぜん会長に納まったのでした。なにしろ歌って踊れるユニークな音頭です。保存会には会員が30人もいます。水木しげるロードの応援・PR部隊として、各種イベントに登場しては揃いの着物で踊っていらっしゃいます。時に海外へも出かけていき、その出演回数は600回超。今や境港市を代表する芸能となったそうな。むふふん。どうせやるなら ここまでしないとね。
水木しげるさんも千恵子さんと仲良しで、地元に帰るとよく、鬼太郎茶屋に寄ってはお茶を飲んでいかれるそうですよ。喋り出すととどまるとこを知らないお話好きの千恵子さん、しまいにはカセットテープレコーダーを持ち出して、鬼太郎音頭に合わせて手拍子足拍子♪1時間以内でお話を...のはずが、気が付けば 時
計の針はゆうに数回廻っていました。
とっても愛すべき「妖怪おばば」です。
●境港の鬼太郎音頭おばあちゃま
鳥取県の境港市は「ゲゲゲの鬼太郎」を描いている漫画家・水木しげるさんの出身地。そこで鬼太郎をつかって町興しをしようと、街のあちこちに「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪達のブロンズ像が建ち並ぶ「水木しげるロード」が誕生。全国からやってくる観光客の目を楽しませてくれる名所となりました。
最近は「水木しげる記念館」も出来て、ますます鬼太郎カラー一色に染まっているのですが、そのロードの一角にある「鬼太郎茶屋」の主が、人呼んで「妖怪おばば」こと、鬼太郎音頭保存会(!)会長の荒木千重子さんその人。80歳を越えているとは思えない元気溌剌なおばあちゃまなのです。
「鬼太郎音頭」が出来たのは1993年のこと。で、作詞をしたのが千恵子さん。
振り付けにも関与し、もうあとは広めるっきゃないとばかりに鬼太郎音頭保存会を96年に立ち上げ、とーぜん会長に納まったのでした。なにしろ歌って踊れるユニークな音頭です。保存会には会員が30人もいます。水木しげるロードの応援・PR部隊として、各種イベントに登場しては揃いの着物で踊っていらっしゃいます。時に海外へも出かけていき、その出演回数は600回超。今や境港市を代表する芸能となったそうな。むふふん。どうせやるなら ここまでしないとね。
水木しげるさんも千恵子さんと仲良しで、地元に帰るとよく、鬼太郎茶屋に寄ってはお茶を飲んでいかれるそうですよ。喋り出すととどまるとこを知らないお話好きの千恵子さん、しまいにはカセットテープレコーダーを持ち出して、鬼太郎音頭に合わせて手拍子足拍子♪1時間以内でお話を...のはずが、気が付けば 時
計の針はゆうに数回廻っていました。
とっても愛すべき「妖怪おばば」です。
2005年04月12日
桜が咲いた♪
雨の日と月曜日には憂鬱になると歌にもあるけれど、ここのところ決まってそんな週始め、桜散らしの雨の洗礼を受けて、マンションのソメイヨシノの根本はすっかりピンク色に染まっています。
不思議ね。抜け落ちた髪の毛は汚らしいけれど、散った花びらは それはそれで美しい。どの状態であっても美学を持っていたいと 今更ながらこの花を見て思うのです。
前号のもこまぐは、ちょいとアンニュイにお花見を描いてみましたが、先週は2度、とても印象に残るお花見をするこをが出来ました。
まず、木曜日。フォーミラ&NHKの収録と2つの仕事を終えたあと、少し深い時間から三軒茶屋の美味しいと評判のジンギスカン屋さんでお食事。なんと今、東京はジンギスカンブームなのです。羊肉はヘルシーという印象が定着したのか、あちこちにジンギスカンの店が出来ているのね。その中でもここは人気店で、9時過ぎないと予約がとれないほど。冷凍ではない生肉でリブロース、肩ロース、ヒレにタンと色々な部位があり、それを手切りで出してくれるのです。リブロースなんてまるで贅沢なステーキですわ。美味しいの美味しくないのって....最高♪しかも満足度に比べてリーズナブル!北海道生まれの私には、郷土料理が認められているようで、なんだか嬉しいブームです。
また行こう!と誓いつつ、そこから移動して、友人と 夜の目黒川沿いをじっくりゆっくり歩いたのでした。
決して広くはない川の両岸から覆い被さるようにして咲き誇る桜たち。
それは大きく両の手を伸ばしたように見事な枝振りの大木ばかりで、夜の闇の中に浮かび上がる様の なんと美しいことか。なにがしか人の心を狂わせる妖気すら感じられ、ざわわざわわと胸が苦しくなってきます。夜桜見物している人々も幾つかの若者の団体がいたものの、多くはカップルや会社帰りとおぼしきサラリーマンの二人連れ。大々的な宴会というよりは、缶チューハイをちびりちびりとやりながら、いいなぁ、、って感じでぽぉっと観てるのが なんだか微笑ましい風情でした。
そのまま随分 ゆっくり歩き、そうして入った 夜中までやってる茶房。
目黒川に面して最近オープンしたここは、店の前の桜をライトアップで映し出し、二階の窓からの眺めは額縁絵のよう。オシャレな芸能人達が訪れるトレンドスポットとなっているようで、この日も何人か目撃しました。
お茶を一煎目はぬるぅい温度で、二煎目はちょっと熱く。おちょこよりも小さな茶碗で供してくれます。三煎目は通常の温度と量で。そのどれもが違った味わいで、まさに”茶を聴く”感じ。美味しかったなぁ。羊羹など和菓子を少しずつ、美しく出してくれるのも、女心をわしづかみ!気になる相手を連れていったら、きっと貴方の株はぐ〜んと上がることでしょう。バーでもあるので、お酒も呑めます。
最後はやはり「ズブロッカをロックで」とオーダーしている私がいました。
この飲み方、桜餅のような香りがするんだもん♪大好きなのよね。
・花見酒 よくぞ日本に 生まれけり。
ズブロッカはロシアのお酒だって?いいからいいから...
もう一つは ガラリと変わって土曜日の昼。鎌倉での花見の宴です。
ここのところ、呑み&ジャズ観賞など、なにかと遊び友達となっているのが歌手の日野美歌さん。作詞家活動も精力的でアーティスティックな感性を持っている彼女は話していてとても楽しいのね。その上、お酒も強いので誘い誘われあれやこれやとご一緒してました。そんな彼女から気の合う仲間と恒例の花見、もこさ
んも一緒にいかがです?とお誘いを受け、この日は午後から先生稼業もあるというのにその前に、、と降り立ちました鎌倉駅。
美歌りんのお友達、、ということだけで繋がっているまさに気の置けない仲間達が男女混合10人以上、三々五々に集まってきて、あ〜ら楽しそう♪
だが駅からが遠かった!ハードな上り坂をえっちらおっちら山登り、身体に良いことしてるのねぇ...な30分。たどり着いたのは銭洗い弁天のさらに上なる神社の境内、ソメイヨシノが今を盛りと咲き乱れ、桜の木の下のそこここに、たくさんの人々がお弁当開いて楽しいお花見♪遅れちゃならじと場所取りにキョロキョ
ロしていたら、美歌りんチームは脇目もふらず社務所の中へと入っていくのです。お座敷ではなく、そこから繋がる縁側はオープンデッキ風スペースで、さながらガーデンパーティー気分でテーブル出して御馳走並べて、なんと楽しや大宴会〜とあいなったのでした。
料理上手な女性陣の持参は、ベトナム風サラダやら、炊き込みご飯やら、ゴボウとウドのきんぴらやら、美歌りんのお母様からの差し入れは茄子の浅漬けの、どれもなんと美味しいことよ。仕事の上下関係があるわけじゃなし、気を遣わない会話はざっくばらんで初対面ということさら忘れさせ。さらにメンバーの男子に
”ワインばか一代”なる渾名の、やたらワインに詳しい輩が居て、これはフランス、コートデュローヌのシャルドネで、、、と蘊蓄傾けつつも美味しいワインを大量に持参、次から次と開けていく。
あぁ、ロミオ、なぜに私はジュリエットなの?じゃなく、なぜにこのあと仕事があるの???ちょっと味見に舐めただけで この阿鼻叫喚、、いや酒池肉林の饗宴を後ろ髪引かれる思いで後にした私でした。
あれれ、ちっとも桜を愛でていない。ま、いいからいから...
JR横須賀線に揺られ、虎ノ門へと向かい、やる気満々の生徒達と有意義な時間を過ごしましたとも。授業が終わった後、一部有志生徒と花見宴会part2に突入したのは言うまでもありません。
あぁネバーエンディングストーリー。
花見で一杯、儚くも 短き楽しみ 春の宵。
不思議ね。抜け落ちた髪の毛は汚らしいけれど、散った花びらは それはそれで美しい。どの状態であっても美学を持っていたいと 今更ながらこの花を見て思うのです。
前号のもこまぐは、ちょいとアンニュイにお花見を描いてみましたが、先週は2度、とても印象に残るお花見をするこをが出来ました。
まず、木曜日。フォーミラ&NHKの収録と2つの仕事を終えたあと、少し深い時間から三軒茶屋の美味しいと評判のジンギスカン屋さんでお食事。なんと今、東京はジンギスカンブームなのです。羊肉はヘルシーという印象が定着したのか、あちこちにジンギスカンの店が出来ているのね。その中でもここは人気店で、9時過ぎないと予約がとれないほど。冷凍ではない生肉でリブロース、肩ロース、ヒレにタンと色々な部位があり、それを手切りで出してくれるのです。リブロースなんてまるで贅沢なステーキですわ。美味しいの美味しくないのって....最高♪しかも満足度に比べてリーズナブル!北海道生まれの私には、郷土料理が認められているようで、なんだか嬉しいブームです。
また行こう!と誓いつつ、そこから移動して、友人と 夜の目黒川沿いをじっくりゆっくり歩いたのでした。
決して広くはない川の両岸から覆い被さるようにして咲き誇る桜たち。
それは大きく両の手を伸ばしたように見事な枝振りの大木ばかりで、夜の闇の中に浮かび上がる様の なんと美しいことか。なにがしか人の心を狂わせる妖気すら感じられ、ざわわざわわと胸が苦しくなってきます。夜桜見物している人々も幾つかの若者の団体がいたものの、多くはカップルや会社帰りとおぼしきサラリーマンの二人連れ。大々的な宴会というよりは、缶チューハイをちびりちびりとやりながら、いいなぁ、、って感じでぽぉっと観てるのが なんだか微笑ましい風情でした。
そのまま随分 ゆっくり歩き、そうして入った 夜中までやってる茶房。
目黒川に面して最近オープンしたここは、店の前の桜をライトアップで映し出し、二階の窓からの眺めは額縁絵のよう。オシャレな芸能人達が訪れるトレンドスポットとなっているようで、この日も何人か目撃しました。
お茶を一煎目はぬるぅい温度で、二煎目はちょっと熱く。おちょこよりも小さな茶碗で供してくれます。三煎目は通常の温度と量で。そのどれもが違った味わいで、まさに”茶を聴く”感じ。美味しかったなぁ。羊羹など和菓子を少しずつ、美しく出してくれるのも、女心をわしづかみ!気になる相手を連れていったら、きっと貴方の株はぐ〜んと上がることでしょう。バーでもあるので、お酒も呑めます。
最後はやはり「ズブロッカをロックで」とオーダーしている私がいました。
この飲み方、桜餅のような香りがするんだもん♪大好きなのよね。
・花見酒 よくぞ日本に 生まれけり。
ズブロッカはロシアのお酒だって?いいからいいから...
もう一つは ガラリと変わって土曜日の昼。鎌倉での花見の宴です。
ここのところ、呑み&ジャズ観賞など、なにかと遊び友達となっているのが歌手の日野美歌さん。作詞家活動も精力的でアーティスティックな感性を持っている彼女は話していてとても楽しいのね。その上、お酒も強いので誘い誘われあれやこれやとご一緒してました。そんな彼女から気の合う仲間と恒例の花見、もこさ
んも一緒にいかがです?とお誘いを受け、この日は午後から先生稼業もあるというのにその前に、、と降り立ちました鎌倉駅。
美歌りんのお友達、、ということだけで繋がっているまさに気の置けない仲間達が男女混合10人以上、三々五々に集まってきて、あ〜ら楽しそう♪
だが駅からが遠かった!ハードな上り坂をえっちらおっちら山登り、身体に良いことしてるのねぇ...な30分。たどり着いたのは銭洗い弁天のさらに上なる神社の境内、ソメイヨシノが今を盛りと咲き乱れ、桜の木の下のそこここに、たくさんの人々がお弁当開いて楽しいお花見♪遅れちゃならじと場所取りにキョロキョ
ロしていたら、美歌りんチームは脇目もふらず社務所の中へと入っていくのです。お座敷ではなく、そこから繋がる縁側はオープンデッキ風スペースで、さながらガーデンパーティー気分でテーブル出して御馳走並べて、なんと楽しや大宴会〜とあいなったのでした。
料理上手な女性陣の持参は、ベトナム風サラダやら、炊き込みご飯やら、ゴボウとウドのきんぴらやら、美歌りんのお母様からの差し入れは茄子の浅漬けの、どれもなんと美味しいことよ。仕事の上下関係があるわけじゃなし、気を遣わない会話はざっくばらんで初対面ということさら忘れさせ。さらにメンバーの男子に
”ワインばか一代”なる渾名の、やたらワインに詳しい輩が居て、これはフランス、コートデュローヌのシャルドネで、、、と蘊蓄傾けつつも美味しいワインを大量に持参、次から次と開けていく。
あぁ、ロミオ、なぜに私はジュリエットなの?じゃなく、なぜにこのあと仕事があるの???ちょっと味見に舐めただけで この阿鼻叫喚、、いや酒池肉林の饗宴を後ろ髪引かれる思いで後にした私でした。
あれれ、ちっとも桜を愛でていない。ま、いいからいから...
JR横須賀線に揺られ、虎ノ門へと向かい、やる気満々の生徒達と有意義な時間を過ごしましたとも。授業が終わった後、一部有志生徒と花見宴会part2に突入したのは言うまでもありません。
あぁネバーエンディングストーリー。
花見で一杯、儚くも 短き楽しみ 春の宵。
2005年04月02日
ドラゴンの嘆き
4月初めの土曜日、私は横浜のモーションブルーというライブハウスの楽屋へ世界的ジャズトランペッター・日野酷正さんを訪ねた。
5月18日に発売となる新作アルバムについて、インタビュー取材をさせてもらったのだ。
今回の特筆すべきは、レコーディング場所に中国・上海を選んだこと。
ジャズのメッカ、ニューヨークにて、現地の著名なジャズメンとのレコーディングが決まっていたのに、昨年春のある朝、日野は天啓のように閃いたのだという。
「アジアの人間なのに、自分は何やっているんだろう。今こそ、アジアのメンバーとアジアでの音を残すべきだ」と。
それでニューヨーク録音は即キャンセル、時期と場所を熟考、2005年2月、上海レコーディングが敢行されたのだった。
時速400キロのリニアモーターカーが走り、宇宙基地のような高層ビルが林立、日々建築されている今最も活気に満ちたアクティブな街・上海。彼の地へ乗り込んだのは、いつものレギュラーメンバーでのクインテット。さらに韓国のイ・ジョンシク(李 廷植)という人気・実力ナンバーワンのテナーサックス奏者を加え、最強の布陣で創り上げた。アルバムタイトルはその名も「ドラゴン」。
CDからほとばしり出る音たちは、時代の胎動を感じさせるような演奏の応酬。
龍の如く、うねり、宙を舞い、火を吹き、猛々しくもしなやかで、勢いが止まらない。彼の地で、各人が互いを刺激しあい、さらなる化学反応を起こして、想像を超えた極みへと向かっていったのが容易に想像出来る内容だ。街の喧噪をそのままSEに使っている曲は、まるでトランペットとサックスが上海のストリートで演奏されているかのよう。人々の鼓動、息づかい、そんな「確かに活きている」アジアのエナジーがそこかしこに感じられ、日野さんの熱いトークを聴くにつけ、私は このアルバムの成功を確信していた。
ところが....。
そんなプラスのイメージが一転した。ここ数週間の中国全土で多発している反日デモのニュース報道に ついに上海も加えられたのだ。
16日(土曜日)、約4時間にわたって暴徒化したデモ参加者が物を投げ入れ続け、被害を受けた上海の日本総領事館の様子が、今朝 テレビ画面に映し出される。壁に飛び散るペンキ、庭に転がる大量のペットボトル...。まるでごみ箱をひっくり返したよう。小泉首相の「墓」と書かれた墓標のようなものもあった。愛国主義から来る反日教育のなせる業か、人々の恨み、憎しみ、積年の思いはここまで鬱積していたのだろうか。
昨夜、たまたま 久米宏が久々レギュラーでにキャスターに復帰を果たした日本テレビ系列の番組「A」を観た。
この Aはアジアの頭文字を表し、アジア各国をインターネットでつないで現地の人々の生活などを伝えるという内容で、リアルタイムのように進行するのだが、反日デモの話題は一切触れられていない。どうやら初回分は3月23日に収録済みだったらしい。
1カ月前の様子を伝えるそこには、穏やかで、ある意味脳天気な 微笑ましい話題が多かった。そんな映像を観るにつけ、たった数週間で変わってしまった日本とアジアとの関係に思わず慄然とする。
週明け18日午前の東京株式市場は、中国の反日デモ拡大、日中関係の悪化を反映して急落、今日午前の株価は全面安となっている。
アジア、アメリカ、、、他国がクシャミをすると風邪を引くどころか寝込んでしまうのが今の日本。中国との良好な関係無しには経済も立ち行かない。どう立ち回ればいいのか、どう動くのがベストなのか、一首相だけに判断を委ねる問題ではないだろう。
苦言を呈する、、とか猛烈に抗議する、、とか。強硬に出れば強硬に返ってくるのが世の常。北風と太陽の喩えもあるが、肝心な点は もっと心情的なものだ。そこに互いを敬い、大事に思う気持ちがあれば、事態は動かせる。。。はず。
たとえば音楽。良いもの美しいもの、芸術やスポーツを介して、理屈や過去を越えて お互いをリスペクト。決して机上の空論、子供じみた理想論じゃなく そう、一番簡単に実践出来ること。
民間のレベルからの修復は きっとこんなシンプルなところから始まると信じている。
5月18日に発売となる新作アルバムについて、インタビュー取材をさせてもらったのだ。
今回の特筆すべきは、レコーディング場所に中国・上海を選んだこと。
ジャズのメッカ、ニューヨークにて、現地の著名なジャズメンとのレコーディングが決まっていたのに、昨年春のある朝、日野は天啓のように閃いたのだという。
「アジアの人間なのに、自分は何やっているんだろう。今こそ、アジアのメンバーとアジアでの音を残すべきだ」と。
それでニューヨーク録音は即キャンセル、時期と場所を熟考、2005年2月、上海レコーディングが敢行されたのだった。
時速400キロのリニアモーターカーが走り、宇宙基地のような高層ビルが林立、日々建築されている今最も活気に満ちたアクティブな街・上海。彼の地へ乗り込んだのは、いつものレギュラーメンバーでのクインテット。さらに韓国のイ・ジョンシク(李 廷植)という人気・実力ナンバーワンのテナーサックス奏者を加え、最強の布陣で創り上げた。アルバムタイトルはその名も「ドラゴン」。
CDからほとばしり出る音たちは、時代の胎動を感じさせるような演奏の応酬。
龍の如く、うねり、宙を舞い、火を吹き、猛々しくもしなやかで、勢いが止まらない。彼の地で、各人が互いを刺激しあい、さらなる化学反応を起こして、想像を超えた極みへと向かっていったのが容易に想像出来る内容だ。街の喧噪をそのままSEに使っている曲は、まるでトランペットとサックスが上海のストリートで演奏されているかのよう。人々の鼓動、息づかい、そんな「確かに活きている」アジアのエナジーがそこかしこに感じられ、日野さんの熱いトークを聴くにつけ、私は このアルバムの成功を確信していた。
ところが....。
そんなプラスのイメージが一転した。ここ数週間の中国全土で多発している反日デモのニュース報道に ついに上海も加えられたのだ。
16日(土曜日)、約4時間にわたって暴徒化したデモ参加者が物を投げ入れ続け、被害を受けた上海の日本総領事館の様子が、今朝 テレビ画面に映し出される。壁に飛び散るペンキ、庭に転がる大量のペットボトル...。まるでごみ箱をひっくり返したよう。小泉首相の「墓」と書かれた墓標のようなものもあった。愛国主義から来る反日教育のなせる業か、人々の恨み、憎しみ、積年の思いはここまで鬱積していたのだろうか。
昨夜、たまたま 久米宏が久々レギュラーでにキャスターに復帰を果たした日本テレビ系列の番組「A」を観た。
この Aはアジアの頭文字を表し、アジア各国をインターネットでつないで現地の人々の生活などを伝えるという内容で、リアルタイムのように進行するのだが、反日デモの話題は一切触れられていない。どうやら初回分は3月23日に収録済みだったらしい。
1カ月前の様子を伝えるそこには、穏やかで、ある意味脳天気な 微笑ましい話題が多かった。そんな映像を観るにつけ、たった数週間で変わってしまった日本とアジアとの関係に思わず慄然とする。
週明け18日午前の東京株式市場は、中国の反日デモ拡大、日中関係の悪化を反映して急落、今日午前の株価は全面安となっている。
アジア、アメリカ、、、他国がクシャミをすると風邪を引くどころか寝込んでしまうのが今の日本。中国との良好な関係無しには経済も立ち行かない。どう立ち回ればいいのか、どう動くのがベストなのか、一首相だけに判断を委ねる問題ではないだろう。
苦言を呈する、、とか猛烈に抗議する、、とか。強硬に出れば強硬に返ってくるのが世の常。北風と太陽の喩えもあるが、肝心な点は もっと心情的なものだ。そこに互いを敬い、大事に思う気持ちがあれば、事態は動かせる。。。はず。
たとえば音楽。良いもの美しいもの、芸術やスポーツを介して、理屈や過去を越えて お互いをリスペクト。決して机上の空論、子供じみた理想論じゃなく そう、一番簡単に実践出来ること。
民間のレベルからの修復は きっとこんなシンプルなところから始まると信じている。

