2005年09月

2005年09月26日

ぶたはぶたでも その後。。。1

 たかが転んで擦り傷で、恐怖の「おまえは 死んでいたかもしれないんだぞ!」宣告を受けた先週。
今までにないぐらいの ご返信をいただきました。
ご心配ならびにご同情くださった皆様 ありがとうございました。

もっとも「大丈夫ですかぁ?気をつけて。若くないんだから」メールが半分(むむっ!失敬な)、「笑っちゃいけないけど、笑っちゃいました♪」メールが半分(あ。同情してないねホントは...いいんです。
人様に笑っていただいて、なんぼだよ)、中には「破傷風になっちゃったんですね。早く治るといいですね...(ノД`) 」なんて、おっちょこちょいなお見舞いメールも。
っっだーから。なってないから。なってたら死んでますから。

次の日から富山出張でした。「それなら出張先でも必ず毎日外科に行ってガーゼ交換をしてもらいなさい」という指示を受け、先週水曜と木曜は富山の病院で治療を受けました。

初日。オロナインのような軟膏をべったり塗ってガーゼ当てておしまい。ほぉっっっと安心したのもつかのま。2日目。ガーゼを開けるとかさぶたは 見事に真っ白くふやけています。なんとそれをピンセットで無理矢理 全部はがされました!
ちょっとした外科手術です。。。(泣)勿論、麻酔なんて無しのいきなりで。ほんっっとに痛かった。
傷口は 生肉見えてる状態で、見ていて卒倒しそうになりました。で、またさぁ....横で看護婦さんが「痛いね。痛いねぇ。強いね。よく頑張ってるね」と始終 声をかけるのよ。

そんな...そんな優しくされたら 余計 痛さが倍増で涙が出ちゃう。
だって女の子だもん... (byアタックNO.1 鮎原こずえモード)
こーゆー時の 優しさは いかがなもんだろか。(T_T)

その後帰ってきて通院する近所のお医者さんは祝日も土・日も休まず診療してくださり。

川崎と富山、双方の名医の先生の賢明な処置のおかげさまで 順調に快復してます。むきたての生牡蠣みたいな膝を 抱いたまま

それでは これから上海へと旅立ちます。

行ってきま〜〜す♪  現地では絶対転ばないようにするぞっっと。



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女は強いよ4

 先週 富山で番組のための取材をしました。
その中でも 惣万佳代子さんという女性におこなったインタビューでは、勇気をいっぱい もらいました。
人の幸せとは 生き甲斐とは ほんとの優しさとは そしてあきらめないチャレンジ精神とは...。様々な事を考える 素晴らしい機会を与えていただいた。  感謝です。

 先々週、小泉メルマガで掲載されていた「老人ホームと託児所を一緒にして育児を手伝って貰っては?民間で施設を作って 国は 経済的援助をして支援して欲しい」という意見、ふむふむ、良いアイディアだなぁと先々週の番組で紹介させてもらいました。
そうしたら、いみじくも ゲストの花まつ・松村社長がおっしゃった、「それはもう既に富山でやってますよ。富山型と呼ばれて全国的な広がりも見せています」という言葉。知らなかった。自分を恥じました。
それなら早速!と 取材敢行。

そこは施設というより、まるで普通の一軒家。

テーブル囲んだお年寄り達。実の孫のように寄り添う子供達。皆から「こんにちは!」とにっこり笑顔で挨拶もらって あな嬉し恥ずかし♪

日の光が燦々と降り注ぐ開放的な部屋で笑顔で迎えてくださった惣万さんは元・看護婦さん。(看護師と最近は呼びますが)

赤ちゃんからお年寄りまで、障害がある人も無い人も、一緒にケアできるデイケアハウスを 今から13年前につくった その人です。

20年間の看護経験の中で、いくら病院で命を助けても最後はつらい思いをしているお年寄りが多いじゃないか、老人も子供達も障害を持っている人も安心して過ごせる場所を作りたい、そのための家族の負担を少しでも軽くしたいという思いから、富山赤十字病院を退職し、仲間と3人でなけなしの退職金を出し合って、デイケアハウス『このゆびとーまれ』を創設したのです。

ところが。経営は火の車。今でこそ1日平均30人位の利用があって、安定していますが、オープン当初は1日平均1人か2人しか来てくれない。なんとか補助金を出してもらえないかと行政に懇願しても「前例が無いから」の一点張りで最初はNo! はじめの頃は多くの市民からの寄付に支えられたといいます。

でも、そっからの富山県は偉かった!とてもフレキシブルな対応で補助金を出してくれたのです。こうして 高齢者と障害者、そして子どもを一緒にケアする活動は、行政の 柔軟な補助金の出し方と併せて「富山方式」と呼ばれるようになり、今や全国、全世界に広がろうとしています。(めでたし めでたし♪)

聴いていて涙してしまったのは、重度の認知症(いわゆる痴呆症ですね)のおばあちゃんが、泣きやまない赤ちゃんに 自分のおっぱいを与えようとした話。母性は 人を正気に返すのかもしれません。

そうして、もう一つ。思いは山を動かすということ。

この『富山方式』が 小泉構造改革の特区として認められ、平成15年、高齢者や障害者も利用できる「富山型デイサービス推進特区」の認定を受け、さらに平成16年からはショートステイで特区の申請が拡大、全国規模で規制緩和がされるまでになりました。数々の賞が与えられていますが、先日9月5日には 内閣総理大臣賞を受賞されてます。オメデトウ!ぱちぱちぱち〜

すごいよ。彼女達の思いが 活動になり、活動が 特区や制度を作り上げていったこと。それがこの か弱き(いや、そうとう強い!)女性達の手によって始まり 進んでいったこと。

もうもうもう、猛烈に感動です。思いがあれば。そこに行動があれば。動かない山なんて無いんだよ。

勇気りんりん与えてくれた惣万さんの肉声を是非聴いてみてください。

★惣万さんへのインタビューの一部は9/22放送分のフォーミラのインターネット放送で聞くことが出来ます。
http://www.miraiclub.com/houso/houso.html
ブロードバンドなら一括ダウンロードに3分もかかりません。始まって17分30秒のところから約16分間。是非どうぞ♪美しい富山弁で 本当に素敵な語り口 で話してくれてます。彼女と出逢って 私はまた一段と 富山県が好きになっちゃいました。

「このゆびとーまれ」の公式サイト
http://www.geocities.jp/kono_yubi/

「 しゃんはい 」

ひょんな事から 急遽 上海に行くことになりました。

中国の揚子江河口近くにある中国最大の国際都市・上海。
192〜30年代に貿易港として栄え、フランス租界、アメリカ・イギリス・日本の共同租界がつくられ。イギリス風建築が建ち並ぶ外灘(バンド)は、異国情緒豊かで。。。上海バンスキングな世界の老年ジャズバンドも聴けるとか、もうノスタルジックな気分、行く前から浸っております。

その一方、現代における発展ぶりは、東京よりも大都会だとか。昨日大盛況のうちに終えた「愛・地球博」の展示で話題になったリニアモーターカーは もう実用化されてビュンビュン走っているなんて。

レトロと近未来が渾然一体となってる街。なんだか想像を超えた魅力に満ちあふれているようで、ワクワクします。

たったの3泊4日ですが、どんな何かを 感じられるのかしら。帰ってきての報告を どうぞお楽しみに!

mokomoko43 at 22:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!  

2005年09月20日

ブタはブタでも。。。1

なぞなぞです。
「ブタはブタでも 大人になると恥ずかしいブタは な〜んだ?」

答えは 後でね。


 道で 転んじゃいました。酔っぱらって... (-_-;;)
けっこう出血もしてたのですが、酔った勢いで「平気平気〜〜♪」で翌朝 目覚めたら、右膝が 化膿してました。
お医者さんに行くまでもないな、、と 薬局でマキロンと軟膏買ってヌリヌリしてバンドエイド貼って済ましていたら、1週間経っても、傷口がグチグチしてるので、意を決して本日 帰りがけに 外科へ。

一喝!
もの凄い勢いで 先生に怒られました。。。
「死んでいたかもしれないんだぞっっ!!」って。
東京の道路でも 普通に破傷風菌がいるそうです。
「運が悪けりゃ1週間でイッちゃうんだ。」
イッちゃうって あなた...。
「泣いていても笑ってるような引きつり笑いは起きなかったか?」と問われ、あわわ。。な私。
「い、いえ、、、無いと思いまする。」(今 まさに その笑いが引きつってんだよっ!)
「ま。私は患者を脅かすんですけどね。でも、甘く見ている人が多いから。怖いんですよ、ホント。」
「は はぁぁぁ」(ひれ伏す私)
家に帰っておそるおそるネットで観てみると
「破傷風は、破傷風菌が産生する毒素によって、口唇や手足のしびれや 口が開けにくいといった神経症状を引き起こし、治療が遅れると全身けいれんを引き起こし死に至る感染症」とありました。
あわわわわ。あな恐ろしや。
でも待てよ。
子供の頃、予防接種なんてしてなかったっけ?
ネットの記述は以下のように続いています。

「日本では、三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)と二種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)の定期接種が実施され、患者数は減少しています。患者の年齢分布は、若年層では予防接種を受けているため少なく、一度も予防接種を受けていなかったり、ワクチンの免疫が消失した高齢者層で多くなっています。」

んぬぁにぃ?高齢者層??    ヤな感じ。

「前回の接種から10年以上経ている人は、1回の追加接種をお勧めします。」
むむむ...そりゃ確実に 免疫消失 してますわね。

こほん。
三種混合を受けてから10年以上(は ゆうに過ぎている ほとんっどの大人)のかた、気を付けましょう。そして、ちょっとした傷でも、すぐに病院に行きましょう。

抗生物質を服用しつつ、大げさに巻かれた膝の手当を見つめ シュンとしている私でありんす。
痛いよぉ。。。

酔っぱらう可能性のある時は 高いヒールの靴は履かないように。
痛い 9月の教訓でありました。

ブタはブタでも。
「大人になって作ると恥ずかしい しかも恐ろしいブタ」
答えは
「転んでつくった 膝小僧の カサブタ。」でした。



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2005年09月12日

選挙 終わりて 秋の風3

 まぁまぁまぁ....自民党圧倒的有利との前評判に覚悟はしていたものの、蓋を開けてみれば 凄まじいまでの勝ちっぷり。
自民党は絶対安定多数(269)を大きく上回る296議席を獲得し、公明党と合わせた与党全体の議席が総定数の3分の2(320)を超す 小泉自民の歴史的大勝利で 総選挙は幕を閉じました。
選挙開票特番を観ているうちに 眼がギンギンと冴え渡り、結局ほぼ徹夜して迎えた朝です。

 今朝のTBSの選挙スペシャルを観ていましたら、東京で当選したほとんどの議員がスタジオに出演していたのですが、東京においては25の選挙区のうち23が自民、1公明、民主が勝ったのはたった1人だけ。
あまりの構図に今回の自民の追い風が台風14号並みだったことを実感...

有権者の多くが「今回の小泉さんは風に立つライオンみたいでカッコイイ」と口にする。
迷いのある人間と 無い人間の 潔さの違いなのか。
何より「改革」の旗印に 体制をぶっつぶすパワー、勢い、まるで与野党が逆転してしまったような印象に 寄せる期待が大きかったのでしょう。

彼が首相デビューした時のことを思い出します。
ヒーロー不在の政界に颯爽と現れたスーパーヒーロー、当時、番組をあげてエールを送ったこともあったっけ。
その後の停滞ぶりに失望と落胆を繰り返しながら、でもやはり行動の人を我々は期待してしまうのですね。

一気に進む郵政民営化、それで自分の役割は終わったとばかりに他の最も大切な多くの課題 外交、年金、自衛隊イラク派遣、拉致、消費税値上げ問題等々を ほっちゃらかしにしないでよ小泉さん。

そう。これで終わったのではない。本番の幕は今この瞬間から上がったのです。
真剣に見守り、ダメなものはダメとジャッジを下していきたいものです。

そういえば。
地元の仙台では 民主党から大学のサークルでの先輩アナウンサーが出馬していました。大激戦の末、選挙区では自民候補に負けたものの比例代表で辛くも議席を獲得しました。
地元紙河北新報によれば アナウンサーの知名度で優位に見えた選挙戦だったのに「無党派層に正しい争点を伝え切れなかった」と淡々と敗因を語ったようです。

 今回の衆院選では女性候補は過去最多の43人当選、当選者に占める女性の割合は9%となって、これも過去最大。89年参院選ではマドンナブームで社会党が大勝したのを彷彿としますが、当時の立役者だった現・社民党は土井たか子前党首からして落選と見る影もない衰退ぶりが哀れです。

女性の立場としては今回の女性の躍進はなんとも喜ばしい事ですが、でもちょっと待って。
自問党では女性候補26人全員が当選しているけれど、それは女性候補を比例名簿上位で優遇したから。他力を借りての政界進出などと言われないよう、ましてや今回、数で圧倒的不利に立った民主党において 彼女がどんな形で国政に挑んでいくのか
                   期待してます 和子先輩。



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2005年09月05日

かえる の たましい3

思わせぶりに(!)告知しました記者発表、昨日仙台にて無事おこなわせていただきました。

「みやぎびっきの会」設立 ならびに主催チャリティーコンサート
「Dream Chain 〜子供たちに夢を〜」開催の記者発表です。

そう、 2005年12月28日水曜日。
     仙台の地で 思いの込もったコンサートが開かれるのです。

 宮城県ゆかりのミュージシャンら5人が、子どもたちに夢を与えようと、「みやぎびっきの会」(さとう宗幸実行委員長)を昨日9月5日、昨日設立しました。そうして12月28日に仙台でチャリティー
コンサートを開催し、収益金から必要経費を引いた全額を県内の小中学校が所蔵する楽器、放送機器の補修費用として寄付しようというものです。

 事の起こりは 2001年の春に さかのぼります。

稲垣潤一さんのお声がけで、六本木のある店に4人のアーティストが集まって 呑み会を開きました。
メンバーは さとう宗幸さん、中村雅俊さん、稲垣潤一さん、小柴大造さん、末席に何故か 小川もこ。
皆 仙台および宮城県にルーツや活動の拠点を持つというのが共通項。
仙台や宮城の話に花を咲かせるうちに、何か故郷のためになる大きな事が出来たらいいね♪とその時はまだ 夢物語。でも、稲垣潤一さんの思いは殊更に強かった。2回3回とこの集まりを続けましょう、、と言いながら皆忙しい人ばかりなので第2回が開催されたのは 昨年末の 恵比寿の焼き肉屋さんでのことでした。
そこで是非2005年にチャリティーコンサートを開こうね!と具体的方向性は決まったのは良いのですが、いかんせん皆超忙しい第一線で活躍されている人達。
準備を経て、いざ全員のスケジュールが合う...というのが、なんと たったの1日。
それが年の瀬も押し詰まった 12月28日 その日だったのです。

 さて、みやぎびっきの会。
この「びっき」というのは東北の方言でカエルのこと。その心は。。

皆が、ふるさと仙台に帰っておこなう、、の"帰る"。地元出身の先輩として、オタマジャクシを育てようという気持ちを込めた"カエル"。さらに眠っている楽器がリペアすることでよみがえる、、の"かえる"という複数の意味を込めたネーミングです。
さとう宗幸さん曰く、「楽器を新しく買って寄付することは簡単。でもそうじゃなくて、あるものを大切に大事に使っていこうという気持を育てるために、新品のプレゼントではなくリペア=修繕費用として寄付したい」とのこと。
勿論 子供達のためにを第一義にしているが、地震や天災など有事の際には、そちらへの義援金としての寄付優先させたいというのも共通の認識です。

こんな純粋な思いから始まったチャリティー。協賛の企業も何も無い、チケットの売上金だけが頼りです。
この主旨に賛同してくれて、喜んで参加を申し出てくれた やはり仙台出身のシンガーソングライター遊佐未森さんも加わって、今年は5人のアーティストで作り上げるコンサートに決まりました。

宗さんと小柴さんは活動の経緯から何度も共演経験がありますが、勿論他のメンバーは 初顔合わせ。
それぞれが自分のライブをバラバラにおこなうのではなく、デュエットや歌と楽器のコラボレーション、全員揃っての夢のスーパーバンドでの演奏、、と このコンサートでしか実現しない手作りのライブとなりそうで、本当に楽しみ!小川も司会という大役をおおせつかり、ところどころトークで参加...ともったいないような関わり方をさせていただくかも。

第一回のこのコンサートが大成功に終わったら、第2回、第3回と恒例にしていきたい。その時には 今回、スケジュールの都合で参加出来なかった仙台ゆかりのアーティスト達(森公美子さんや 杜けやきさん、中本マリさん、EPOさん等々!)やこの主旨に賛同してくださるゲストアーティストも多数参加して、野外で一日繰り広げるような大きな大きなムーブメントになるやもしれません。

夢は大きく膨らみます。

そのためにも この はじめの一歩 が大切なのね。

私が世界に誇れる凄い祭りだと愛してやまないのが仙台の「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」。これだって最初は25のバンドが演奏した小さな小さな商店街のお祭りでした。それが今や 全国、全世界から600以上のグループが出演し、50万人以上のお客さんが集まる巨大な音楽の祭典となったのです。

そこに確かな 思い があれば 小さなオタマジャクシは やがて大きなカエルとなって 人の心に響く鳴き声を 聞かせられるはず。

カエルのたましい。
         どのように育っていくか。
育てるのはきっと ふるさとを思う心と 人を思う心 です。

年末の何かと忙しい時だとは思いますが、よろしかったら是非 いらっしゃってください。
必ず あったかい気持になっていただける素晴らしい時間を共有してもらえること 約束いたします。

「チャリティーコンサートDream Chain 〜子供たちに夢を〜」

開催日時:2005年12月28日(水)開演午後5時
開催場所:宮城県仙台市市民会館大ホール
出演者 :さとう宗幸 中村雅俊 稲垣潤一 遊佐未森 小柴大造
司会  :小川もこ
主催  :「みやぎびっきの会」実行委員会
料金  :指定席6,000円 自由席5,000円(予定)
チケット発売日:2005年10月上旬予定
発売場所:宮城県内プレイガイド・その他
お問い合わせ:みやぎびっきの会 事務局/斉藤 良
       tel 022-218-2048 fax 022-218-2047



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2005年09月04日

ふるさとは4

 9月4日(日)岩手県宮古市市民総合体育館(シーアリーナ)において、大林宣彦映画監督や歌手のEPOさんらと一緒におこなったフォーラムは とっても素晴らしい内容で 大成功で終えました。

『ふるさとの魅力を世界へ 東北の魅力の検証とその発信方法を考える』と題されたフォーラム。難しそうですが、要はふるさと大好きになってそれを伝えていこうよ、、ということ。

まずは大林監督の基調講演を1時間聴きました。

大林監督。優しい語り口で 本当に素晴らしい一言一句、全てを語録に書き留めておきたいような良い〜お話を聴かせてくれるんだよなぁ。

自分の故郷、広島県尾道市を舞台に、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」と尾道三部作、後に新尾道三部作と数々の映画で私たちの心の琴線を揺らしてくれているのは周知の素晴らしい映画作家、大林さんですが、ふるさと尾道への思いを滔々と語ってくれたところからじぃぃぃん。。

曰く、温故知新の「温故」を大切にしようということ。
最初に映画「転校生」を撮った時、地元の人々は 絵葉書のように美しい尾道の描写を期待していたのに、スクリーンに映し出されたのは崩れ落ちた土塀、欠けた瓦屋根、古くて汚く見える お金さえあれば直したい 言ってみれば尾道の恥部ばかり。
上映を差し止めて!という声が起きたほど 総スカンだったとか。

でも、考えて。
自分の両親の顔に刻まれたシワは 醜いですか?
自分を育ててくれた月日と苦労と思いがこもったシワは自慢に思いこそすれ、決して恥ずかしいものではない。それは町も同じだと。尾道の町も 自分を育ててくれたシワだらけの顔。それを誇りに表現して何が悪いかと。

結果はすぐに出ました。映画を観た若者達が次から次へと大挙して、尾道に訪れるようになったからです。
実際に自分の目で見て歩いて触って確かめていたい温もり満ちた風景がそこに広がっていたからでしょう。

観光客が町にあふれ、人々はそれに嬉しくも接していった。

「観光」とは光を観ると書きますが、この「光」とは綺麗なものという意味じゃない。
「智恵」を観るのです。旅人は 幸せづくりの智恵をその土地から学んで自分の町に持ち帰り、活かしていく。だから旅人は賢くなるのだ...という話には大きく納得。
観光客を喜ばせようと古いものを壊し、新しいものを無理矢理作っていくのは その町に深く刻まれたシワを整形手術で取り除いたり、厚化粧をして隠すようなものだと。

温故知新の「知新」ばかりで作り上げてきた高度経済成長時代。スクラップ&ビルトでつくる豊かさは、物とお金が資源だった過去のもの。
今はメンテナンスの時代。古いものを修復して活かしていく。そこには対象への「愛」がある。
人との関係も語り合って、意見の違う相手を許し合って「愛」を芽生えさせ、作り上げていくのだと。

そんな「ふるさとおこし」「ふるさと活かし」の話から、第2部のパ寝るディスカッションでは 大林監督に加えて、シンガーソングライター&セラピストのEPOさん、東北JC協議会の長である弓田さんをパネラーとして、小川がコーディネートしておこなっていったのですが、壇上には東北全てのJC理事長数十名も登壇し、皆でワイワイ考える有意義なディスカッション。

自然、食べ物、祭り、美人の奥さん、言葉、歴史、何より「人」に感じる東北の魅力。それを口コミで伝えるのが一番!という結論に達しました。
口から口へ 自信と誇りを持って伝えていくそれは、情報ではなく物語となる。
セラピストとしてのEPOさんの進言も心に残ります。東北は決して暗くない。暗い、、というイメージしてしまうと、思っていなくてもついつい暗い、、なんて喋ってしまう。良いイメージをまず自分の中で持つことが大事ね。

翌日におこなった「みやぎびっきの会」の設立主旨に相通じるものじゃない?
ふるさとを思い、愛を表現することの大切さと嬉しい感動を二日にわたって味わった私でした。

許し合って 活かし合って 愛し合って。
            素敵なふるさと 育てていきたいもんだね。
 


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