2006年06月
2006年06月27日
人 の ちから
6月25日 日曜日、人間力大賞の審査員として 審査をおこなってきた。感動した。
今年は特に エキサイティングだったのだ。
小川がこの大役を仰せつかって もう今回で5年目だが、「だいだい、その人間力大賞って何よ?」ってかたが まだまだ多いことでしょ。
私だって 知らなかったもん。
人間力大賞。日本青年会議所が事業として取り組んでいる『若者版国民栄誉賞』とも呼ぶべき賞で、日本で世界の国々で、社会に貢献するような活動をおこなっている20〜40歳の人間力あふれる傑出した若者を表彰する。
今年が第20回。
毎年、全国各地区の青年会議所(以下、JC)メンバーが推薦したり、自薦でエントリーされた若者が書類審査を経て20名に絞られ、東京平河町にあるJC会館でプレゼンテーションが行われ、10名の各賞と1名のグランプリが決定する。
今までは推薦人のみがビデオや紙資料を使ってプレゼンをおこなってきたが、それでは本人がどういう人なのか、今ひとつ掴みにくい。本人が来て行うのが妥当であろうと 昨年の審査終了時に苦言を呈したのだが、そんな言葉をちゃんと聞き入れてくれて、今年は20名のエントリー者のほとんどが本人の口からアピールしたので、説得力が俄然違う。もうその姿、形、全身からのオーラで、人間力が ほとばしり出ているのを感じるのだ。
なかでも圧倒されたのが、すがやあゆみさん。横浜在住のとてもチャーミングな25才。彼女は「先天性多発性関節拘縮症」という重度肢体障害を持っている。
自由にならない肢体を駆使して神奈川新聞社のデジタルメディア局に勤務、webライター、イラストレーターとしての仕事の他、バンドボーカル、モデル、作詩、イベントプロデューサー、トークショーゲスト、講演会の講師等ほんとうに幅広く活動し、マルチネットアイドルと呼ばれ、凄まじいまでのカリスマ性を発揮しているのだ。
ものすごく弁が立つ。立て板に水なんて生やさしいもんじゃない。とうとうと溢れ出ずる泉のように。キラキラ輝く瞳でまっすぐ見つめて話す彼女の言葉には なんの虚飾も驕りもなく どんな政治家の言質より力がある。
彼女にはラジオパーソナリティーになってもらいたいと 強く思った。
「障害があるから」というのは理由にはならない。理由になる間は、共生社会じゃない。人として女性として生きる意味や価値は、障害の有無に関係なく皆が手に入れる事を夢みていいはずだ。
そうだね。いろんなバリア どんどん取り除いていかないとね。
生きてくって素晴らしいことだ。あゆみさんの生き方を見て あらためて、そう思う。
http://www.ayumism.com/
他にも、病児保育事業を展開する27歳の男子、ホームレスの自立に尽力する神社宮司、カンボジアの児童買春問題に取り組む女性などなど信じた道を圧倒的行動力を持って突き進んでいる彼らに迷いはない。それだけに、しなやかですがすがしい。なかには金メダリストからプロに転向、次代のスケーター育成に向けてチャリティーアイスショーを企画した荒川静香さんもエントリーされていた。
さぁ誰の頭上に今年のグランプリの栄冠は輝くのか。
栄えある人間力大賞受賞者は7月22日に発表される。お楽しみに。
ちなみに、上の写真は 蒜山高原から岡山空港へ向かう高速道路のパーキングエリア、女子化粧室の入り口上につくられていたツバメの巣。中に なんて可愛いツバメの雛を発見♪下に新聞紙敷いて、フンを避けながら 雛をあったかく見守っているこのパーキングエリアの皆さんの愛を感じたなぁ。
小川もこ と ジャズった夜
新幹線に乗って行ってきました。盛岡駅から車で30分。場所は雫石スキー場にほど近い玄武温泉郷。
山の麓、幸い住むと人の言う 渓流と露天風呂の宿・玄武風柳亭は素敵な夢空間でした。
和風会席料理を堪能したあと、いよいよディナーショーの開始です。
まず、小川が出ていってあれやこれやのご挨拶の後、架空公開生放送ふうにスタート、それはまるで東京渋谷のNHK505スタジオ&ふれあいホールで毎週収録している「セッション2006」そのままに、最初はCジャムブルースを。そうしてヴォーカリストの平賀マリカさんにジャズの魅力を解説してもらいながら、スタンダードナンバーをハスキーな歌声で いっぱい届けてもらいました。
バックを固めるは美人&男前なパワフルビジュアルピアニストの福井友美さんと秋田市のジャズクラブ「キャットウォーク」のオーナーでもあるチョイ悪オヤジのドラマー太田 徹さん、お寺の住職みたいな髪型に骨太なベースラインの保坂克夫さんと御機嫌なトリオ演奏に、いつしか会場内は拍手手拍子鳴りやまなくなりました。
途中、ジャズの手拍子はアトノリ、つまり、2拍めと4拍めで打つのよね...という手拍子講座も加わって満員の会場は盛り上がるまいことか。楽しかったなぁ。。
打ち上げの料理も最高で、いつまでもいつまでも夜の更けるまで杯を重ねる我々であった。
そうそう、岩手から参加の岩兄さん、差し入れのビール美味しかったよ♪
ありがとね。
?泡だつ感じは ビールそのものなんだけど、いかんせん液体の色が茄子色。
不思議な感じです。昔流行ったヴァイオレット・フィズなど思い出しちゃいました。味は小麦系の香り高いタイプだったな。
こんな楽しいイベント、またどこかでやりたいな。
そんな機会には あなたもどうぞ参加してね〜
帰りの新幹線で劇団ひとりの「陰日向に咲く」と渡辺淳一著「愛の流刑地」下巻を読破。愛・ルケは上巻は官能ロマンポルノなんだけど、下巻は裁判小説で面白い面白くないのって、あぁた!一気に1時間ちょっとで読み切ってしまいました。さすが渡辺淳一!もう映画化決定しているんだってね。
冬香役は寺島しのぶさんだそうで、朝ドラとは違う R18指定の濃厚なシーンが 今から楽しみだわ。
2006年06月21日
今年は一ヶ月早いよ 飛行機雲2006
毎年夏の恒例の 小川が舞台女優になる日。。が刻一刻と近づいてまいりました。今年の三月には、靖国神社での奉納公演という特別バージョンもありましたが、夏の定期公演は 劇場ならではの醍醐味があります。
演出家も 舞台美術も 出演陣も 台詞も シチュエーションも 靖国とはまたガラリと変わります。
昨年同様、今年も一部配役を除いてAキャスト、Bキャスト、ダブルキャストでの公演です。A、B両方観ても違う世界が展開されて面白い。Aキャストの光太郎役には あの光邦が帰ってくるしね♪
さらに初めて 間に休憩入りの二幕となりますが、その二幕めのオープニングには、日替わりでスペシャルゲストが登場してのLiveも予定されており、ショーとしても充実のエンターティメントとなりそうです。
全国から来てくださる方々とは いずれかの日の終演後に「もこりすと宴会」も催したいね♪
今、確かに充足の上に生きていると信じているこの世界。しかしながら、平和はいつでも砂上の楼閣のように危ういもの。進み方一つで、夢まぼろしの如く消え去ってしまうものだということを テポドンの脅威におののきながら感じてしまう戦後61年目の夏。
だからこそ戦争の悲惨さ哀しさを次代に語り継いでいく努力を怠ってはいけない。そんな気持ちで取り組んでいる平和祈念劇です。
あなたのお越しをお待ちしています。
日程:2006年7月20日〜23日 昼・夜2回 計8回公演
場所:東京新宿シアターサンモール
前売り券 発売中。このページからどうぞ。
http://www.djdj.co.jp/peace06/
晴れの国で 怪物に出逢った
久々に YAJIKITA on the roadの取材で 岡山県に行ってきた。日本中が じとじとの季節に、ここだけは何故か 晴天なのよね。
岡山県は全国で一番晴天率が高いゆえ「晴れの国」と呼ばれるけれど、その異名を高める3日間、先取りの真夏気分で 旅を満喫してまいりましたの♪
岡山空港に降り立てば、土砂降りの羽田が嘘のようにカラッと晴れた青い空。
うぅ〜ん、気持ちいい♪しかし、暑いのぉ。。。
旅の道連れは FM岡山アナウンサーの片山美紀さん。岡山観光マップの大看板の前で早速、いざ出陣!の場面を収録。
「それではもこさんを 奥津温泉郷にお連れします〜」
と語る美紀ティに、
「おくつね... 小川もこが履いているのはおサンダルなんだけど」
とボケをかますも、
「温泉なんだから、ゲタを履いていただきます」
とスルーされ、なかなか迷コンビの予感♪
後で小川のオヤジギャグに気が付き「拾ってあげられなくてゴメンナサイ」と へどもど謝る可憐な美紀ティちゃん。いいのよ、ほおっておいて。。。
「いちいち相手にしていたら疲れますからね」と東京スタッフも優しく冷たい言葉。
メゲない小川はその後もずっとオヤジ系の受け答えで なごやかに 相も変わらずの珍道中は 進んでいくのであった。
岡山県とひとくちに言っても、今回は鳥取県境にほど近い 奥深い場所をまわりましたのじゃ。
巨石が清流の中にゴロゴロと転がっている「奥津渓」、ホロホロと歌うように鳴く河鹿(カジカ)の声の観聴会、棟方志功の版画に与謝野晶子の書をはじめ、奥津温泉を愛した文豪・著名人の作品や色紙等 旅館ながら博物館のようなコレクションも楽しいお宿「河鹿園」、朝も早よから河原で洗濯、ただし立ったまま足で踏んでするという 一見ものぐさのようだが理由ありの「足踏み洗濯」にも挑戦。
そして甲子園球場90個分の広大な山野で花、草、樹木、野鳥、登山にトレッキング、自然を満喫できる岡山県立森林公園と 奥津をお靴を履いて徘徊。
番組では恒例 湯けむり露天風呂レポ(わおっ♪)もあるよん お楽しみに。
そこから車を飛ばして1時間半。二日目の午後、今度は蒜山(ひるぜん)高原に到着です。
おぉ、素敵♪雄大に続く景色に、ここはイギリス、ヒースの丘か(行ったことないけど!)と見まごうような美しさ。とても日本じゃないみたい。
上蒜山、中蒜山、下蒜山と三山が連なる「蒜山三座」の裾野は広〜い牧草地で、つぶらな瞳のジャージー牛たちが優雅に草をはんでいる。林立する白樺並木、どこまでも続く緑の牧場、円筒形のサイロ、優雅な稜線を描く山々、高原の風景画描くならこれね豪華4点セットを目の当たりにして、心はすぅ〜〜〜っと癒される。
缶を転がし、缶を蹴り、サッカーもどきに野外で遊んでいるうちに、なんとアイスクリームが出来てしまう(!?)という休暇村蒜山高原式・濃厚ジャージーアイスクリーム作り方教室(ほんとは蹴っ飛ばしちゃダメ!)にもトライして、親子で来ても とても楽しいでしょな別天地を実感する。
でね。ここ蒜山高原には ユニークな怪物の伝説があるのよ。
その名も「スイトン」。悪い奴を見つけると、スイ〜っと飛んできて、トンっと一本足で降り立ち、パクパクっと食べちゃう。だから蒜山に悪者はいないのじゃ...というオチになるのだが、このスイトン、蒜山高原キャンペーンキャラクターよろしく、あっちこっちで見かけた。でも、どーみてもトーテムポールなんだよね。
水木しげる先生だったら どう描いてくれるかしらね。
怪物といえば、全長120cm超のでかいでかいオオサンショウウオに遭遇した。(上の写真。影になっているが、手も足もある)
とあるお宅で40年も飼われている彼は(彼女かも。なにしろ名前もない。)
普段は蓋をされた暗い水槽の底でひっそりと生きている。餌をあげても、お手もしなけりゃ寄ってもこない。ほんとに可愛げのない奴だ... と飼い主の爺さまはおっしゃる。
触ってみた。ヌルっとした。でも固い背中だった。
ふふ。じっとじっと息を潜めて 君はそこに居るだけでいい。
生きて生きて 100年以上も 生き続けよ。
そんなこんなの旅の様子、番組HP上にて 動画で観られます。
6月17日の夜からアップされますので、お暇な時に眺めて 一緒に旅してる気分 味わってみてね〜〜〜
http://www.jfn.co.jp/travel/index.html
2006年06月12日
小川もこ と ジャズの夜
岩手県でジャズイベントをおこないま〜す♪お料理の充実ぶりは他の追従を許さぬ素晴らしさと評判の素敵なお宿「風柳亭」で、極上のジャズの生歌&生演奏が堪能できるのです。その内容の充実ぶりからみたら とってもお得と言えましょう。
(クチコミ情報でも風柳亭さんは、「晩御飯の豪華さと品数の多さはすごい!どれもみな素材を生かした料理で大変美味しくいただきました。貸切風呂、大浴場、露天風呂の三つ入る事ができ大満足!景観も最高です」と賞賛の声ばかり♪)
さぁ 特別な夜を 小川もこと一緒に過ごしてみませんか♪
〜〜 FM岩手 後援 「 小川もこ と JAZZの 夜 」 〜〜
*美味しい料理とジャズで 身も心もとろけましょ*
実力派ヴォーカリストの平賀マリカを迎え
DJ・パーソナリティーでお馴染み「ジャズ大好き」の小川もこが皆さんと 楽しい夜を過ごします。
美味しい料理と ジャズのコラボレーションにあなたも酔ってみませんか♪
日時:6月23日(金)18:30開演
場所:岩手県盛岡市近隣 玄武温泉郷「風柳亭」
出演:平賀マリカvo 福井友美p 保坂克夫b 太田 徹ds
マリカさんの歌声はハスキーでスィンギーで、上質のベルベットみたい♪
とっても素敵です。オフィシャルサイトで試聴できるので是非聴いてみてね
http://www.marica.co.jp/
料理:料理自慢の宿「風柳亭」特製和食 フリードリンク
料金:宿泊込み お一人様 17,000円
ペア 15,000円(お一人様)
4名様以上14,000円(お一人様)
日帰り料金 お一人様 10,000円
お問い合わせ:FM岩手 019-625-5511
近隣の皆様、お誘い合わせの上 是非お越し下さい。
心より お待ち申し上げておりまする。。。
ハマのメリー
本当に素晴らしいドキュメンタリー映画を 新宿のレイトショーで観た。横浜の街にずっと立ち続けた女性、メリーさんを追った「ヨコハマ・メリー」
シンガーの日野美歌嬢と先日、みなとみらいのスパ施設で温泉三昧をした後に、彼女の行きつけのハマの居酒屋で飲んだ。その時、熱弁ふるわれ絶対観たほうが良い!と熱き推薦を受けた映画である。早速、翌々日の夜、勇んで観に行ったのだった。
http://www.yokohamamary.com/yokohamamary.com/
歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のような真っ白なドレスに身を包んだ老婆が、ひっそりと横浜の街角に立っていた。
本名も年齢すらも明かさず、戦後50年間、娼婦としての生き方を貫いたひとりの女。かつて絶世の美人娼婦として名を馳せた、その人の気品ある立ち振る舞いは、いつしか横浜の街の風景の一部ともなっていた。“ハマのメリーさん”人々は彼女をそう呼んだ。
1995年冬、メリーさんが忽然と姿を消した。
自分からは何も語ろうとしなかった彼女を置き去りにしてして、膨らんでいく噂話。いつのまにかメリーさんは都市伝説のヒロインとなっていた。そんなメリーさんを温かく見守り続けていた人達もいた。病に侵され、余命いくばくもないシャンソン歌手・永登元次郎さんもその一人。消えてしまったメリーさんとの想い出を語るうちに、元次郎さんはあるひとつの思いを募らせていく。
もう一度、メリーさんに会いたい。
そして、彼女の前で歌いたい.....。(HPより)
映画は 5年という歳月をかけて様々な人々にインタビューを試み、実にいろんな立場の人々が 彼女について語る形で綴られていく。
フラッシュで挿入されるのは写真家・森日出夫が写し出したメリーさんの写真、彼女の人生を独り芝居で演じる女優・五大路子の演技。メリーさんが立っていた目の前の店の女将、メリーさんが利用していたクリーニング店や美容院の経営者...なかでも、経済的援助もしていたというシャンソン歌手・元次郎さんの言葉、歌、生き方、行動は 凄まじいほどに清らかで。
最後は メリーさんと それを見守る元次郎さんの姿に 自分の老親の姿が重なり、嗚咽してしまった。
メリーさんという人物を通して すべての人が「生きていく」ということの根本的な営みの美醜、賢愚、喜び、哀しみが 顕わに表現されていく。
映像が美しい。
編集が素晴らしい。
通常、どんなに誹りを受けるであろう営みも 清々しいほどに美しく感じてしまう。
この世に 必然無しに生まれる命も 生きている命もないのだなと気付かせてくれる。
愚かでも 老いても 醜くても 孤独でも やがて哀しくとも。
気高く 自分の信じた道を生きる。
Life is Beautiful.... 生きるって素晴らしい。
東京は毎晩21:20からスタートのレイトショーだけだけど、6月30日で終わってしまう。
大阪、神戸、名古屋などでも 同様に上映しているようだ。
観てみて。
絶対に 生きることの意味を 痛切に感じるはず。
あぁ 今 思い返しても 涙。
映画にも登場した作家・山崎洋子さんの著書「天使はブルースを歌う〜横浜アウトサイド・ストーリー」(毎日新聞社刊1700円)を 現在、読んでいる。
この本もイイ。
自分はもっと 自分の住んでいる土地での出来事、人、ストーリーを知っていくべきであるなぁ。
美歌ちゃん いいもの教えてくれて ありがとね。
あ。彼女のHPでの記述こそ 胸を打つよ。
こちらも読んでみてみて。
http://www.sakura-cafe.com/diary/diary_0606.html#01
くれーまー くれーまー
芝居を観る機会が一気に増えている。
毎年、事務所をあげて取り組んでいる「飛行機雲」への出演が、最初は渋々ちょっと末席におじゃまする...というスタンスだったのが、徐々に舞台に立つ面白さに、自身が魅せられてきた証なのかしら。
先日観たのは、劇団ハラホロ・シャングリラの「プラス/マイナス/ゼロ」@新宿紀伊國屋サザンシアター。
断片的オムニバスが徐々に繋がって、点が線となり面から立体へと変化していく、まさに構築の美学を感じさせるエキサイティングな芝居。
人の舞台を観ると、自分らの至らなさに まざまざと気付かされるのが嬉しくもあり、悔しくもあり。
終了後、一緒に行った相手と劇場にほど近い居酒屋に入って観劇の感想など語りつつ大いに飲んだ。
で。
ここで我々二人は、ある瞬間から ぴきーーーんっ!と こめかみにイゲタ印が入ることになる。
事の顛末はこうだ。
ものすごーくお腹が空いていたものだから、メニューから「コレとコレとコレ、、」と、かなりの量をオーダーしてしまった。
それが、一気に まさに一気に出て来てしまったのだ。
カウンターで飲んでいた二人の前には満漢全席の如く、ずらーりと並べられた料理の数々。熱いものも冷たいものも一度に。ちょっと言葉を失う私たち。
自分達で注文しておきながら、まさか一気に出てくると思わないじゃない?というのが 我々の論理。
で。いつもなら「てへっ。たのみすぎちゃったね...」と反省モードでつついているのであるが、今回は同行のケイコ女史が なかなかの強者であった。
「もこさん、これ、言ったほうが いいんじゃないですか?」で、最後の最後に 責任者出てこぉぉぉい。とあいなった。
最初はフロアチーフらしきお兄さん、続いてすぐに 店長が来て。
こうべを垂れて我々があーだこーだ言ってるのを神妙に聴いて下さっている。
したてに出られると 勢いづくのが酔っぱらいの常。
あったかいものは暖かく、冷たいものは冷たく食べたいよね。たった二人の客で一度に運んだら どういうことになるかわかるよね?と続く刀で今度は終わった皿をいっこうに下げないとか、席に居て支払う会計システムなので、支払った後、お釣りも来ていないのに、「もう時間なのでそろそろ出てって下さい」と、さっき言いに来たフロアの女性店員、その順番は間違っているんじゃなかろうか?とか、互いに喋り手なので、笑顔混じりの婉曲話法で、でも内容は辛辣に、飲食業・接客業というのは かくあるべきじゃなかろうかとか、次回他の人を連れてきたいとは このままでは思えないぞと、それじゃせっかく雰囲気の良い店構えなのに勿体ないじゃないか、、と しばしクレーマークレーマーズと化して ひそかに熱弁をふるったのであった。
あ〜ぁ、イヤな客。
「そんなふうにご指摘下さることが、我々にとって何よりの宝なので、」と平身低頭 聴いて下さっている店長さんの寛容さにこそ拍手だ。
それで別に返金があるとかサービス券をもらうとか、そんなことは一切ない。
ただの酒飲みとして、店が良くなってほしいのよね。
どーですか?
あなたなら こんな場合、言います? 言わずにほっときます??
毎年、事務所をあげて取り組んでいる「飛行機雲」への出演が、最初は渋々ちょっと末席におじゃまする...というスタンスだったのが、徐々に舞台に立つ面白さに、自身が魅せられてきた証なのかしら。
先日観たのは、劇団ハラホロ・シャングリラの「プラス/マイナス/ゼロ」@新宿紀伊國屋サザンシアター。
断片的オムニバスが徐々に繋がって、点が線となり面から立体へと変化していく、まさに構築の美学を感じさせるエキサイティングな芝居。
人の舞台を観ると、自分らの至らなさに まざまざと気付かされるのが嬉しくもあり、悔しくもあり。
終了後、一緒に行った相手と劇場にほど近い居酒屋に入って観劇の感想など語りつつ大いに飲んだ。
で。
ここで我々二人は、ある瞬間から ぴきーーーんっ!と こめかみにイゲタ印が入ることになる。
事の顛末はこうだ。
ものすごーくお腹が空いていたものだから、メニューから「コレとコレとコレ、、」と、かなりの量をオーダーしてしまった。
それが、一気に まさに一気に出て来てしまったのだ。
カウンターで飲んでいた二人の前には満漢全席の如く、ずらーりと並べられた料理の数々。熱いものも冷たいものも一度に。ちょっと言葉を失う私たち。
自分達で注文しておきながら、まさか一気に出てくると思わないじゃない?というのが 我々の論理。
で。いつもなら「てへっ。たのみすぎちゃったね...」と反省モードでつついているのであるが、今回は同行のケイコ女史が なかなかの強者であった。
「もこさん、これ、言ったほうが いいんじゃないですか?」で、最後の最後に 責任者出てこぉぉぉい。とあいなった。
最初はフロアチーフらしきお兄さん、続いてすぐに 店長が来て。
こうべを垂れて我々があーだこーだ言ってるのを神妙に聴いて下さっている。
したてに出られると 勢いづくのが酔っぱらいの常。
あったかいものは暖かく、冷たいものは冷たく食べたいよね。たった二人の客で一度に運んだら どういうことになるかわかるよね?と続く刀で今度は終わった皿をいっこうに下げないとか、席に居て支払う会計システムなので、支払った後、お釣りも来ていないのに、「もう時間なのでそろそろ出てって下さい」と、さっき言いに来たフロアの女性店員、その順番は間違っているんじゃなかろうか?とか、互いに喋り手なので、笑顔混じりの婉曲話法で、でも内容は辛辣に、飲食業・接客業というのは かくあるべきじゃなかろうかとか、次回他の人を連れてきたいとは このままでは思えないぞと、それじゃせっかく雰囲気の良い店構えなのに勿体ないじゃないか、、と しばしクレーマークレーマーズと化して ひそかに熱弁をふるったのであった。
あ〜ぁ、イヤな客。
「そんなふうにご指摘下さることが、我々にとって何よりの宝なので、」と平身低頭 聴いて下さっている店長さんの寛容さにこそ拍手だ。
それで別に返金があるとかサービス券をもらうとか、そんなことは一切ない。
ただの酒飲みとして、店が良くなってほしいのよね。
どーですか?
あなたなら こんな場合、言います? 言わずにほっときます??
2006年06月07日
健全なる精神は。。。
人間が輪切りになって展示されている。
「縦横無尽」に。
っていうと活躍している様を想像するけれど、本物の人間の身体がすでに物となって、縦、横にスライスされている様を目の当たりにしたとき、驚きを越えて そんな言葉が浮かんできた。
昨日、「人体の不思議展」に行ってきた。
平日の午前中だというのに、老若男女たくさんの人でごった返す横浜市中区の産貿ホール。皆、真剣に170体あまりの人体標本を見つめている。
プラストミックという新技術によって死体が常温で匂いもなく、半永久的に保存できることから実現した展示会で、ドイツで始まり、全世界を巡っているという。
皮膚を剥がれたその標本達は筋肉、骨、内臓、脳、神経、血管、胎児まで、立ったり座ったり横たわったり、そして弓を引いたりダンスをしたり様々な姿で展示されている。数センチ幅でスライスされている展示も多々ある。
「キャー、気持ち悪いぃ」なんて叫んでいる輩は一人もいない。えぐい。とか、グロい。とか、最初にきっと感じているそんな気持ちは冷静な表情の下に封印し、自身が白衣を身にまとった医療現場の人間であるかのように、一人一人が 実にクールにアカデミックに観察しているのだ。
一緒に行った友人は「サブローくん(勝手に名前をつけてる)、注目の的だぁ。生きてる時はこんな人気者になるなんて想像してなかっただろうにな」
なんて言っている。
神経だけ 血管だけが宙に浮かんでいる様などは 南国の海の緋色サンゴのようで美しい。
最後のほうには 実際に触ってみることができる全身標本もある。脳年齢や骨密度を測定するコーナーなどもあり、「万博みたいだ、、」などと観て回ったのだけれど。
今、まる一日が過ぎて 冷静に考えると、なんだか これでいいんだろうかという 様々な疑問が頭をもたげてくる。
一つ一つの個体には詳しい説明は一切ない。人種や年齢やいつ亡くなった人なのか。それが人というより物体に思わせる、リアリティーを無くす要因のようにも思える。
観た限りでは 西洋人よりも東洋人が多いようだ。どんなバックボーンがあって、彼らはここにあるんだろう。
入るとすぐの但し書きに、ここに展示されている人体標本は すべて生前に本人の意志に基づく献体によって提供されたものです。なんて書いてある。ほんとにそうなのか?売買された遺体だったりしないのか?
スライスすることによって各器官の位置関係が明確になるから、その展示の意義はわかるけれど、弓を引いたり、色々な動作をさせるのは おかしな展示方法なんじゃないだろか?
筋肉とは美しいものなのだとは感じたけれど、パサパサに乾いたそれはビーフジャーキーを思い出させた。
そうだ。大衆レストランの店頭ショーウィンドウを飾るサンプルのようなんだ。すべてが。
死していった者への冒涜になることはないのか。人間としての尊厳はどこにいったんだろう。生きていること 死んでいることってなによ。。
自分の生と死にはどんな意味があるんだろう。
死んでからも人の役に立つってこういうことなのか。
商業目的であっていいのか。。。。
なんだか わりきれない微妙な感覚が駆け巡ってしまうのだ。
横浜展は6月18日まで。
次は7/1〜8/27 仙台にて行われる。
秋には埼玉、年末年始は神戸で予定されている。
あなたは これを見て 何を思うだろうか。
「縦横無尽」に。
っていうと活躍している様を想像するけれど、本物の人間の身体がすでに物となって、縦、横にスライスされている様を目の当たりにしたとき、驚きを越えて そんな言葉が浮かんできた。
昨日、「人体の不思議展」に行ってきた。
平日の午前中だというのに、老若男女たくさんの人でごった返す横浜市中区の産貿ホール。皆、真剣に170体あまりの人体標本を見つめている。
プラストミックという新技術によって死体が常温で匂いもなく、半永久的に保存できることから実現した展示会で、ドイツで始まり、全世界を巡っているという。
皮膚を剥がれたその標本達は筋肉、骨、内臓、脳、神経、血管、胎児まで、立ったり座ったり横たわったり、そして弓を引いたりダンスをしたり様々な姿で展示されている。数センチ幅でスライスされている展示も多々ある。
「キャー、気持ち悪いぃ」なんて叫んでいる輩は一人もいない。えぐい。とか、グロい。とか、最初にきっと感じているそんな気持ちは冷静な表情の下に封印し、自身が白衣を身にまとった医療現場の人間であるかのように、一人一人が 実にクールにアカデミックに観察しているのだ。
一緒に行った友人は「サブローくん(勝手に名前をつけてる)、注目の的だぁ。生きてる時はこんな人気者になるなんて想像してなかっただろうにな」
なんて言っている。
神経だけ 血管だけが宙に浮かんでいる様などは 南国の海の緋色サンゴのようで美しい。
最後のほうには 実際に触ってみることができる全身標本もある。脳年齢や骨密度を測定するコーナーなどもあり、「万博みたいだ、、」などと観て回ったのだけれど。
今、まる一日が過ぎて 冷静に考えると、なんだか これでいいんだろうかという 様々な疑問が頭をもたげてくる。
一つ一つの個体には詳しい説明は一切ない。人種や年齢やいつ亡くなった人なのか。それが人というより物体に思わせる、リアリティーを無くす要因のようにも思える。
観た限りでは 西洋人よりも東洋人が多いようだ。どんなバックボーンがあって、彼らはここにあるんだろう。
入るとすぐの但し書きに、ここに展示されている人体標本は すべて生前に本人の意志に基づく献体によって提供されたものです。なんて書いてある。ほんとにそうなのか?売買された遺体だったりしないのか?
スライスすることによって各器官の位置関係が明確になるから、その展示の意義はわかるけれど、弓を引いたり、色々な動作をさせるのは おかしな展示方法なんじゃないだろか?
筋肉とは美しいものなのだとは感じたけれど、パサパサに乾いたそれはビーフジャーキーを思い出させた。
そうだ。大衆レストランの店頭ショーウィンドウを飾るサンプルのようなんだ。すべてが。
死していった者への冒涜になることはないのか。人間としての尊厳はどこにいったんだろう。生きていること 死んでいることってなによ。。
自分の生と死にはどんな意味があるんだろう。
死んでからも人の役に立つってこういうことなのか。
商業目的であっていいのか。。。。
なんだか わりきれない微妙な感覚が駆け巡ってしまうのだ。
横浜展は6月18日まで。
次は7/1〜8/27 仙台にて行われる。
秋には埼玉、年末年始は神戸で予定されている。
あなたは これを見て 何を思うだろうか。

