8月が終わるねぇ。。。
頭の中で めぐるめぐるよ「少年時代」by井上陽水 のメロディ。
夏の終わりに聴きたいソング・ランキング。何年経っても堂々第一位はこれなんだな。

 すわ台風襲来かと肝冷やしつつ 夏の終わりのジャズの祭典。
今年の天童は いつにも増してすっごい盛り上がりでした。過去最高の人出を記録、内容も素晴らしく 満足して帰られたお客様も多かったことでしょう。
             また来年ね。  天童で逢いましょう。


=「 ぶん を知る 」===

 山形県天童市でのジャズミーティング2005を終えて 翌日。
山形市に移動して 市内の『文翔館』を見学しました。
ここは 県庁舎と議事堂として大正5年に建てられたイギリス・ルネサンス様式を基調としたレンガ造りの建物。10年前に修復工事を完了し、現在は重要文化財の山形県を知る郷土館として古き良き重厚感あふれる西洋建築の粋を じっくり味わえる観光名所になっています。無料で観られるのが嬉しい。

このページから 各施設をバーチャルで見学ツアーが出来るので覗いてみてみて♪
http://www.yugakukan.or.jp/bunsyokan/bun_virtual/bun-ver-top.html 
部屋の一つ一つに贅を尽くしたゴージャス感があふれ、まるで鹿鳴館に集う貴婦人達が身にまとった美しいドレスの衣擦れの音が聞こえてくるような錯覚に陥ります。
嬉しいのは ここの議場ホールや中庭を使って 様々な文化的イベントがおこなわれているのこと。
クラシックの演奏が一番絵になるのでしょうけれど、ジャズライブも定期的に開催されている♪
演劇も多いと聞いて。いいなぁ いつかきっと。ここで「飛行機雲」の公演が出来たらいいなぁと夢は大きく膨らんでいくのでした。

 その後 マネージャーの宿里と山形駅でお昼を食べてから私は仙台へ彼女は東京へ向かいましょうと、名物の山形そばの店を探したのですが、よくわからず。
ショッピングセンターS PALのはずれに「紅花麺」の蕎麦屋を見つけました。正当派の山形そばではないが、まぁいいか。戸を開けると座敷の4つほどのテーブルは全て埋まってますが、カウンター席は空いている。座ろうとすると「今からだと30分近くかかっちゃいますよ」と少々いらだった店主の声。特に急いでいたわけでもないので、それでもかまいませんと座った我々。

まぁほんとに待たされました。その間、昼時とあって次々にお客さんが入ってくるの。まだカウンター席は3席空いているのに「満席です〜!!」と断っちゃう店主。「だって、ここ空いてるじゃない」など
とお客が口走ろうものなら「とにかく満席なんです!はいどうも〜」と、にべも無い。そうとう「感じ悪ぅ〜...」な断り方なので、なんだかイヤな店に入っちゃったなぁと 軽い後悔。
でもね。やっと出てきた紅花麺は うっすらピンク色の可憐で繊細な風情とツルッとひんやり素敵な喉ごしで、そりゃーもう美味しかったのさ。

自分の許容範囲以上の事はしない。「分を知る」を体現しているような、頑固一徹おやじに つい帰りがけ「美味しかったです」と声をかけたら、ニコッと笑って「ありがとうございました」と返してくれました。

ついつい あれもこれもと頑張って。頑張り過ぎちゃって結果 虻蜂取らず。ちゃんとした成果が出せない事も往々にしてある我が身を振り返り。
必殺仕事人って こうであらねばならないのかなと思いつつ 仙山線に揺られて 仙台へ向かいました。

車窓に望む 山寺は 水墨画に描かれた 絵のようで。
松尾芭蕉の旅情が味わえる 奥の細道
             またプライベートで訪れたいものです。