18444cf4.jpg がんばれ。
という言葉は 頑張っている人間、ギリギリの状態でふんばっている人にはとても酷な言葉だ。
張って張って張りきっている弦を さらに引っ張ってぶち切らせてしまう。
ゆえに、気持ちが萎えている人間には 絶対使うべきではない。

 以前、ヒルサイド・アヴェニューで自殺や不登校の問題を取り上げた時、そんな忠言のメッセージをいただいたものです。
でも、つらい時、しんどい時、生きることさえ絶望しかけている人に対してなんとかエールを送りたい。君は君のままでいいから ただそこにいるだけでいいのだから 生きて。そこにいて。そんな気持ちを表現するには、やっぱりこの言葉になるのです。

がんばって。

沢田知可子さんの作った歌「ギフト」にも感動させられますが、この言葉が連呼される素晴らしい歌を 先週末に 聴きました。
涙があふれてきました。
どんな応援歌よりも 心に染み入る歌でした。

5月27,28の両日、小川が参加したサンディ定期公演の朗読&芝居。
そのラストを飾るライブで この歌を聴かせてくれたのは 元プロレスラーハヤブサ選手。

覆面レスラーとして大活躍した彼は 世界一美しい跳びワザを次々繰り出し、プロレスファンのみならず、レスラーを目指すアスリート達の超・憧れの的でした。
大仁田厚の引退後、エースとしてFMWを牽引していた彼が、試合中のアクシデントで生死の境をさまよう重傷を負ったのは2001年10月のこと。

頸椎損傷。
全身麻痺で3ヶ月はベッドに寝たきり。「正直、死のうと思った。でも死ねなかった。全身麻痺の人間は自分の力では死ぬことも出来なかったんです」
と語る彼。
525日の入院生活の中、懸命のリハビリを続け、今なお下半身は不随ながら車椅子で活動をするまでに奇跡の快復を遂げたのです。
現在も再びリングに立つことを目指し リハビリに励む傍ら、執筆、作詞、作曲、イラスト制作や講演会、ライブなど幅広い活動を行っているハヤブサ選手。

その経緯を淡々と語りながら車いすで歌ってくれた彼の歌は まず自分自身への応援歌。そして全ての人達への 心からのエール。
バックには エースプロレスラー時代の華麗なワザを繰り広げる勇姿がスクリーンいっぱいに映し出され。その前で一所懸命歌う彼の姿は どんなものよりキラキラ輝いていて ほんとうに素敵でした。

くちびる虚しい かりそめの言葉は 世に ごまんとあふれています。
そんな言葉の羅列より やっぱり今 この言葉。

一緒に
がんばって がんばって がんばっていこう。

自主制作でつくっているCD、次にレコーディングするのはこの歌だとか。
完成したら きっと私の番組で紹介させてもらいますね。

夏の恒例の芝居「飛行機雲2006」に ハヤブサさんは傷痍軍人の役で特別出演してくださること 決定しています。
いつもの年とは また違った感動を きっと伝えてくれることでしょう。
今年は7月20日〜23日。新宿シアターサンモールにて。
どうぞ スケジュール帳に そっと印をつけておいてくださいね。

ハヤブサさんのブログ
http://blog.livedoor.jp/fushichou/


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でね。がんばったつもりなんだけど
自分の頑張りは まだまだ足りないことに 猛然と気付くわけだ。

朗読って面白い。奥が深い。
苦しいけど やっぱり楽しい。

今回とりあげた太宰作品「貧の意地」は 文語体で、使われている言葉も
難解で、かなり難しいもの選んじゃったなぁと後悔するも 後の祭り。

噺家さんって すごいね。1時間ものなんてのも 平気であるしね。

もっともっと真摯に臨んでいたならば。33分かかるこの話も きっとちゃんと暗記出来ただろうに。
最初の10分が関の山で、あとは時々 本を眺めつつ。
あぁ なんという中途半端。

がんばれ自分。
次は きっとね。もっとね。前にすすむよ 。