80a3da38.jpg 昨夜、中村雅俊さんが主演する芝居を観てきた。
宮城県つながりでチャリティーコンサートをおこなっている仲間(不遜のな言い方でゴメンナサイ!)だし、企画・原作・脚本・演出があの第三舞台の鴻上尚史だし。軽い気持ちで出掛けたのだが、いやぁ 面白い。もう、最高の舞台だった。

最初の企画・原案は堤 幸彦監督。彼の話を聞いて、まず映画用の脚本として鴻上さんは書き上げたという。

切り取られている時代は1969年、1999年、そして2007年。
(以下、鴻上さんの「ごあいさつ」から)
1969年に、自主的な文化祭をしようとした高校生が、機動隊のガス銃の水平撃ちをうけて、30年間、意識を失い、目が醒めたとき、もう一度高校に復学しようと決めた。30年ぶりの高校は風景がまったく違っていた。そして……

「あの時代」はなんだったのか、「今の時代」はなんなのか、「生きる」とはどういうことなのか。「負ける」とはどういうことなのか。「大人」とはなんなのか。「若者」とはなんなのか。「戦う」とはどういうことなのか。「逃げる」とはどういうことなのか。


あぁ そうだった。
全共闘、デモ隊、機動隊、シュプレヒコール、内ゲバ、アジ演説、学生集会、... そんな言葉がテレビの報道に飛び交っていたっけ。
♪冷たいアスファルトにヘルメットひとつ
           それが若者のクリスマス♪
なんて唄が 流れていたっけ。
小学生だったけど、なんだか衝撃的だった。
私らの時代は もう団塊の世代の先輩達が木を切り倒したあとで、大学に入っても、三里塚支援委員会なんて学生運動の残党のようなメンバーが 細々とアジびら配ったりしていたが、大多数は完全に脳天気な学生生活を謳歌していたものだった。
たたかう。体制に反抗する。
青春の蹉跌の中で 必ずぶつかり、通り抜けるべき軋轢から逃避してきたからこそ 今 いろいろな歪みが出ているのではないか。

考えさせられるし、だからこそ、舞台の上の「たたかう」彼らに溜飲が下がり胸のすく思いで 心からの拍手を送り続けるのだ。
実際、拍手は鳴りやまず、カーテンコールは幾度も繰り返された。


この17才の心のまま高校に復学する47才を演じるのが 中村雅俊さん。全編、詰襟学生服を着ての熱血ぶりです。
「俺たちの旅」を思い出す♪青春ものは雅俊さんに任せて!だよね〜とにっかく、カッコイイ。面白い、説得力がある。ギター抱えて生歌で岡林フォークを聴かせてくれる。そして 生きていく上で いっちばん大事なこと。大切なパッションを教えてくれる。
すごーく大きなスニーカーを履いてるのにはワケがある。。。
雅俊さん、がんばれ!

高校生を演じる片瀬那奈は透明で真っ直ぐな感じがすごくイイ。
ラッパー役に 本物のGAKUーMC。彼のラップは今風の反戦歌。

他、全19人。どの役者も無駄がない。光ってる。一人何役も演じていて違和感がない。

カーテンを使っての 場転(場面転換)の小気味よさ。スピード感、テンポの良さ。台詞のつぶだち。随所で満員の客席から湧き起こる笑いとシリアスでの涙。

あぁ 気持ちが良い。

客席にはニュース23の筑紫さんの姿もあったが、途中の休憩時間に生放送へ向けて涙を呑んで帰っていかれた。「明日の昼の部、立ち見で後半を観よう!」と言いながらね。


東京公演は2007年2月28日(水)〜3月11日(日)で満員御礼状態ですが、公式サイトを見ると平日夜限定で当日券もゲットできるみたい。
このあと、北海道の士別、札幌、幕別、山形、宮城、名古屋、大阪と 全国をまわります。
詳しくは ↓
http://www.thirdstage.com/knet/revolution/

あなたの近くの町で 観てみて!
きっと 胸が熱くなる。そして映画化を待ちわびてしまうわ。