c12c089b.jpg 鹿児島には 美味しいもんが ほんっとに満ちあふれている。
離島も含め、以前、鹿児島各地を取材して歩くグルメ番組を担当していたので、私は ちょっと人より詳しいかもしれない。

黒豚しゃぶしゃぶ、黒豚とんかつ、さつま地鶏、黒毛和牛、きびなご、かつお、ぶり、華アジ、芋焼酎、つけあげ(さつま揚げ)、かごしまラーメン、かるかん、黒酢、ゴーヤ、みかん、きんかん、テクノスーパーぼんかん、先日フォーミラで初めて食した「あくまき」...もうもう、ほんっとに枚挙のいとまがないんだけどさ。

今回は デザート編を。

「しろくま」です。

えぇ、あの動物園で この暑さでぐたぁ〜っとなってる北極の白熊... ってぇ、そうでなくてぇ。
鹿児島では ちょっと高級な様相を呈している「かき氷」のことを「しろくま」と呼ぶのです。
フルーツパーラーだと、「フラッペ」なんて呼ぶような代物かしら。
かき氷の上に練乳がかかり、果物が盛り付けられ、その上にアンコまで のっかってます。
ちょっとレトロな雰囲気の喫茶店などで 味わうことが出来ます。

私が行ったところは、天文館で有名なお店。いつも行列が出来ているのですが、ちょうど良いタイミングに入れたようで待たずに着席。(我々の後、またたくまに 10人ほど並んでましたっ)

リッチです。

3センチはあろうかという厚切りのスイカ、メロン、オレンジが大胆に差し込まれ、つぶつぶがキラキラ光っている小豆の餡に、さらに たら〜りと練乳がっ♪氷はあくまで繊細で 儚げです。

嬉しい佇まいです。
    みやびです。
      そそられます。
        美人なしろくまです。

この氷部分が たっぷり練乳がほどこされているので、なめらかな絹のようなシャーベット状になっており、それが高貴な感じなのね。

し・あ・わ・せ。

値段 800円。涼をとる幸せかみしめる猛暑の昼下がりでした。

もちろん、お取り寄せも出来るし、帰りにまた、空港でもパックにドライアイスごと詰めて土産に買って帰りましたが、やっぱりぎゅっっと押し込んだ感は、喫茶店で食べるそれのセレブな風情とは似て非ナルもの。なので、ぜひ、鹿児島に行って召し上がれ。

ちなみに。
なんで、鹿児島では この食べ物を「しろくま」と言うのか。諸説あるようです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
・昭和7・8年ごろ、鹿児島市の西田本通りにあった綿屋が夏の副業としてかき氷を販売しており、新メニューとして作られた、練乳をかけたかき氷の名前を考える際、練乳の缶に貼られていたラベルに描かれた白熊(ホッキョクグマ)の絵より借用して使ったという説。
(この説はセイカ食品、鹿児島県が採用)

・1947年(昭和22年)、鹿児島市の喫茶店「むじゃき」の久保武がミルクのシロップをかけたかき氷を考案し、そのかき氷に豆やフルーツをトッピングし、上から見た姿が白熊に似ていることから命名した、と言う説
(この説は主に、むじゃきが主張)

ともあれ。

しろくまを 喰みつつ眺む 桜島
         夏の背中に 陽炎もゆる (もこ女)