bb96facb.jpg Dream Cain 2008 〜子供達に夢を〜 びっきの会 チャリティーコンサート。

無事、終えて帰ってまいりました。

 ぎっしり立ち見席まで超満員の場内から 万雷の拍手や笑い声、驚嘆の声が大きく沸き起こり、反応がダイレクトでなんと嬉しい。

いつも、暖かく迎えてくれるのがこのコンサートの良いところですが、過去2回開催の仙台を飛び出して、今回初めて訪れたのは 石巻市。
 全国有数の水産都市で、カキ、サンマ、捕鯨基地でもあったため、クジラも有名。漫画家、故・石ノ森章太郎ゆかりの地でもあり、『石ノ森萬画館』が新名所となっています。
 街自体、「石巻マンガランド基本構想」を策定して「萬画」を活かした創造性ある街造り(!)なるものに取り組んでいるの。 街角に、サイボーグ009や、ロボタンや、さるとびエッちゃんなど、石ノ森萬画の主人公達の像や絵が あちこちに観られるのも楽しいのね。

ついでに言えば、私の母の出身地でもあります♪

ここ石巻が第三回の会場に選ばれたのは、びっきの会メンバーの一人、中村雅俊さんが青春時代を過ごした町であることも大きな理由でしょう。

 昔の友人、近所のおばさん、親類縁者一同、みんな知った顔で、いやぁ、やりにくいわ♪と、オープニングから雅俊さんが苦笑しつつ感想を述べれば、家族を迎えるようなあったかい笑いや拍手が起こります。

「故郷に錦を飾る」...というより、故郷に里帰りし、一緒に炬燵に入ってくつろぐような そんなアットホームな雰囲気が最初から出来ていたのが ありがたいことでした。

第一部は かの香織ちゃんから始まって、遊佐未森ちゃん、小柴大造さん、さとう宗幸さん、稲垣潤一さん、そして中村雅俊さんとリレーで続くソロライブコーナー。
さらにチャリティーの趣旨である寄付金でリペア(修理)した楽器を使っての地元の学校の吹奏楽部の演奏。今年は石巻市立湊中学校。
ラテンのスタンダードナンバー「テキーラ」や、フュージョンの名曲「宝島」を、受験に臨んでいる3年生を除いた1,2年生だけでゴージャスに演奏してくれました。
続く70年代メドレーなんて、みんな生まれていない時代の歌たちなのに我々大人を青春プレイバックさせてくれて感激。指導のイズミ先生は言語明朗で存在感大のステキな女性。5年前に赴任した時には、部員たった6名が今や60有余名になったとか。指導者って大事だね。

そうして、いよいよ第二部はお芝居の時間。 「石巻すちゃらか学園」という寸劇は、ドリフか吉本新喜劇よろしく、教室のセットまできっちり作られて、先生役の雅俊さん、宗さん除いてみんな学生服姿。
もう、登場するだけで大爆笑の嵐。 ボランティア参加してくれた素晴らしい脚本家(あの映画「UDON」の原作者)東野ひろあきさんの脚本の面白さに、さすが大俳優の雅俊さんや仙八先生を1年間演じた宗さん、さらになんといっても、山ちゃんこと山寺宏一さんの機転の利いたアドリブ炸裂の演技で場内抱腹絶倒の大盛り上がり♪
楽しかったなぁ〜

この新喜劇がそうとう面白かったとみえて、終わった後の脚本家東野さんの著書「UDON」のサイン即売会では、本が飛ぶように売れておりました。

さらに、男性チーム、女子チーム、そして全員で歌う青春ヒットメドレーで賑やかにフィナーレ、全4時間の長丁場ながら大盛況のうちに石巻コンサートは 幕を閉じました。

今回のコンサートで思い知ったのは 自分の無力さ。
そう、一緒にコンビを組んだ司会進行役の山寺宏一さんの あまりに多才で有能で見事なエンターティナーぶり、気配りのきめ細やかさ、機転、回転の速さに 圧倒されたのです。

 常々、肝に銘じてきたのは 「アーティストは 大輪の薔薇だ」ということ。 だから、一介の喋り手に過ぎない 進行役の私は その美しさを活かす かすみ草でいたい。いるべきだと、ずっと思ってきました。

でも、そうじゃないんだな。

自分は圧倒的にこれ。この部分は絶対人に負けない。という自負を持てる何かがないと、そこにいるのはとても中途半端な 司会者としてもダメダメな存在なのだと。

自分の限界を 思い知った今回でもありました。

 気づくことって大事だね。

たぶん、ずっと中途半端な喋り手でいくのかもしれない。
でも、明日はもっと良くなろうと まずは 思うことから始めてみるのです。

来年の 次回のコンサート。もっとちゃんとした自分でいたいな。

自己嫌悪と 自己啓発の ない交ぜの気持ちを知ってか知らずか、石巻の夜は 深く静かに 更けていくのでありました。