拙著「ハートにじゅっ」の登場人物を はからずも巡る旅が続いている。今度は秋田へ行った。
第一章に書いた「南極に燃やす男の浪漫は ハートに“じゅっ”と灯を点けた(秋田県金浦町) 」の主人公、渡部さん。自分たちの三度目の成人式をおこなうので、そこで詩を朗読してもらえないか というオーダーであった。
勿論、「喜んで!」。
三度目の成人式。良い表現よね。
杉田二郎さんのコンサートを思い出す。
秋田空港から40分。車は にかほ市に入った。
TDKの白い工場が見える。地球環境大賞受賞、おめでとう。昔は カセットテープならTDKだったけど、今は電子素材や部品を製作しているとか。にかほ市を代表する優良企業だ。
東京ではすっかり葉桜となったが、ここでは今まさに 満開。
にかほ市ホテルキクスイに集ったのは、金浦中学校の卒業生「いぶきの会」の105人。これでも半分の出席とのことだが、およそ45年前の卒業生達が 全国からこんなにたくさん集結するという素敵さに 感動する。
金浦中学校校歌斉唱で幕をあけ、8 名の物故者慰霊の意も込め、私は 3編の詩を朗読させていただいた。
ヘルマン・ヘッセ「段階」茨木のり子「自分の感受性くらい」そして、サミュエル・ウルマンの「青春」という詩。
なかでも、最後の「青春」。様々な訳があるのだけれど、私が読ませてもらった新井 満の訳は実にわかりやすく、良い詩だなと しみじみ思わせてくれる。
(このページの最後に載ってます 長い詩です)
しん、、、と真剣に聴いてくれたのが有り難い。
その後は大交歓会。数十年ぶりの再会にあちらこちらで、笑いと会話の花が咲く。集いし男女が、生バンドの演奏に合わせて歌ったり、踊ったり。司会のお手伝いをしながら、私も自然に笑顔になる。良いもんですねぇ。
青春とは 真の 青春とは
若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある
渡部さんは、この詩を体現してる。
NPO法人「エヌポック」を立ち上げ、何度でもチャレンジし続ける精神と夢とロマンを持ってもらおうと、白瀬南極探検隊長の「探検する心」に関する事業を各方面で行っている。
自らを自遊人と称し、全国、全世界 自在に駆けめぐる。
映画を愛し、故郷の偉人・白瀬 矗(しらせのぶ)を愛し、南極を オーロラを 古里を愛す 永遠のロマンチスト。
一生 青春の " 青 " を 見せていってください。
翌日。
白瀬南極探検隊記念館を見下ろす 丘から愛でた満開の桜は どこまでも高く 澄んだ 青空に映えて 美しかったよ。





