1014Arch 一昨日の夜、同じ事務所の看板DJ・アーチの写真集出版記念&業界20周年記念パーティーが六本木でおこなわれ、出席した。
彼は才能豊かで 真摯で 努力の人。
そして誰よりも謙虚だ。
一見クールだけれど、どんな相手の話にも真剣に耳を傾ける。
やさしいし あたたかい。
そんなアーチの晴れの夜だったから 彼の人柄を愛し、心から慕う たくさんの人々が集まった。
来賓のスピーチ。
堅苦しいものではなく、さながらトークショーのようにアーチと掛け合いで繰り広げる人あり、訓辞という風情で皆でこうべを垂れ聞かせていただくお話あり、この何名かのスピーチだけでも大変充実の時間が続く。
残念ながら当夜 仕事で出席できなかった後輩DJ達からの愛と笑いに充ち満ちたビデオレターがまた楽しく、会場内は和やかなムードに包まれていく。 
そんななか、かつてAK-LIVEというユニットでアーティストとしてアーチとコンビを組んでいた耕作が サプライズゲストとして登場した。
彼は元・サンディ所属のDJでもあったが、およそ9年前、全てをいったんリセットしたい、原点に戻したいと 事務所を離れた。
解散ライブをおこなった翌日には日雇いの工事のバイトをしていたという。
1014Kosaku最初は問わず語りにジョーク混じりに アーチと離れてからのそんな日々を笑いながら話していたのだが、そのうちに最愛の奥様が病に倒れ、亡くなった段に話が及んだとき、会場内は水を打ったように静まり、聞き入った。

彼女の最後を看取り、死を受け入れていく様は ただただ神々しく 真実の愛の姿を見せられたようで、感動なんて生やさしいものじゃなく心打たれる。 
すべての饒舌は 一つに真実の前にひれ伏す。そんな瞬間だった。
彼の話を聞けたことが この夜のとても大きな収穫でもあった。
あまりにその話が長くなってしまい、途中で「まぁまぁ...お祝いの席ですし...」と。水入りとなったのだが。
こんな真実の言葉たちは きっと 皆に持たれている。
それを 耕作のように表現していけたら きっと 素晴らしいラジオの担い手が これからも生まれ、育っていくことだろう。
素晴らしいスピーチを ありがとう。
 
続くこの夜の ハイライト。
アーチが徹夜で編集し、作り上げたというスライドと音楽を駆使したDJショーの開幕である。
 
いつもなら、テンポいい カッコイイ、華やかにショーアップされた展開なのだが、今回は アーチがこの1年、『ミュージックフォトグラフ』という番組のために撮り下ろししてきた写真の数々のスライドショーとともに、
彼のおだやかな語りと 音楽。
やさしい あたたかい 真実を見つめる 素晴らしいDJ、アーチの姿が そこにあった。

最愛のお母様も出席してのお祝いパーティー、締めくくるアーチの挨拶は本人も予期せぬ涙 涙にむせび、こちらも思わずもらい泣き。 
42歳。輝く独身♪
これからのアーチへ 他のたくさんの皆と同じように 私もエールを送り続けたい。
そして 尊敬し続ける。
あなたの足下に あなたの人間性に 私も近づけますように。。。
そう、そう、
彼と二人三脚。
この20年 一緒に走り続けてきた弊社社長の この夜はプレ・バースデー。
ケーキを前に 童女のように頬染める べべさんは やっぱり可愛い女性だなぁ♪
そのあまりのバイタリティーに圧倒される人々も多いけど、あのパワーを無くしたら彼女じゃない。情熱を持って突き進むことの大切さを いつも教えてもらってる。 
お誕生日おめでとう べべさん。
 
人の一区切りを見て 自分のことをも振り返る。

私は20年前 いったいなにをしてたっけ。
 
いったん休んでいた「ラジオで喋る」という望み。
その望みに向かって 自分を鍛錬、ナレーター、イベント司会などしながらラジオパーソナリティーの一歩を踏み出していた時代だなぁ。その1年後にヒルアヴェの前身の番組がスタートしたんだもんなぁ。
十年ひと昔というなら、ふた昔前。
脈々と 今 へ 続く道。

あなたは いったいなにしてましたか?

いとおしい日々。今に続く日々。これからも続いていく日々。。。