60Loveletter 2009年5月16日(土)より、全国ロードショーが始まりました映画「60歳のラブレター」
みやぎびっきの会でご一緒している中村雅俊さんが主演とあって、早速 観に行ってまいりました。
 
よかった。
 
素直に感動したよ。
 
そして ほんとのベターハーフといいますか、
人生の伴侶の在り方 いろいろ考えさせられた。
 
物語は
大手ゼネコンに勤める夫が定年退職、それ機に離婚を決意した夫婦(中村雅俊原田美枝子)、口げんかばっかりしている魚屋の夫婦(イッセー尾形綾戸智恵)、カタブツな男やもめの医師と売れっ子の女性翻訳家(井上順戸田恵子)という3組の熟年男女と、若いカップル1組、それぞれのストーリーが、時に絶妙に交錯しながら進んでいきます。
 
元々、熟年夫婦が互いへの感謝の言葉をはがきにつづり、これまで8万通を超える応募が寄せられたものを、NHK出版で8冊にまとめられているシリーズ本「60歳のラブレター」の中のエッセンスを盛り込んだ、、ということで、実話に近いエピソードなんだろうなと思うと、なおさら泣けてくるのよね。
でもって、脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの古沢良太が手掛けているだけあって、展開が人情の機微に溢れていて、どうだぁ〜って感じ。
 
なかでも、離婚を契機に どんどん美しく輝いていく妻と、その逆の夫。さもありなん...なエピソード。
 
人ってのは なんだね。
仕事は自分自身が評価されていると思いたいよね。
でも、案外、自分が帰属、隷属しているデカイものに対する評価だったことに気づいて がぁぁん。
そんな心のひだを雅俊さんは とてもカッコワルク好演している。だって、雅俊さんはいつでもカッコヨカッタし、今でもカッコイイのに。実際の雅俊さんは髪は黒々ふさふさなんだけど、鬢の辺りの白髪交じりが哀愁を漂わせるんだ。
 
原田さんは ひたすら可愛い。こんな嫁、私が欲しい。眼鏡をとった時の美しさは、そりゃ〜元から綺麗な人なんだからと ひがみたくなるほどキラキラで。ちょっと少女漫画的ではあるが、その王子様役の石黒 賢の存在も納得出来る感じ。
そして 仕事を持つ女のプライベートのダメさ加減。それは戸田恵子さんが良い感じで表している。
シンパシー。
井上順さんは、ここんとこYouTubeの「夜のヒットスタジオ」の司会ぶりを繰り返し観ていて、その人の良さというか、ぼわんとした実直な魅力が出ている感じ。
で。
なんといっても、号泣ポイントは イッセー尾形と綾戸智恵の演じる夫婦なんだ。
彼らのところで、ことごとく涙腺が決壊する。
楽器店の店頭に飾られているギターの名器マーチン、27万円也に見とれるイッセー尾形の姿は、そのまんま団塊の世代の悲哀で、わかるわかる。。そして。
「ミシェル」のシーンにやられた。
滝の涙です。
大阪のおばちゃん智恵さん。なんや、えぇ役者やなぁ。
彼女の場合、自然体で演じてる感じだけど、そのまんま彼女の生き方、人生観が投影されているようで、心の琴線かき鳴らされっぱなし。
 
そしてラストシーン。
 
 
あの山田洋次監督の名画「幸せの黄色いハンカチ」の エンディングシーンを思い出したよ。
それに優るとも劣らない あざといぐらいだけど。
素直に感動する。

しようよ。
 
映画館には私と友人以外は(いや、その二人もその仲間か?) とっても落ち着いた年代の方々ばかり。
60歳のラブレターというタイトルにアンチテーゼを感じる若者たちよ。
これは 今年の「おくりびと」となる映画だぞ。
観てみて。
そして 自分の隣りにいる大好きな人へ ほんとの思いやり 持ってるかどうか 確かめてみるといいんだね。
ちなみに、この映画、8月27日開幕のモントリオール世界映画祭に出品されることが決定したそうな。
 
あの「おくりびと」が最初にグランプリをとった映画祭ね。
世界の人々にも共通する こんな男女の愛の形。
評価というよりも たくさんの人に観てもらいたいなぁ。
やさしくなれるよ。 もっと  きっと。