1075BokutachiBook 2007年3月、今から2年前の初演の時に見て、大感動した あの芝居、「僕たちの好きだった革命」(前回の感想)、ぜったいみんなで観に行こうよ!って、びっきの会のメンバーを誘って、5月22日の夜、総勢7名で観にいきました。

いやぁ...
以前にも増して 様々な思いが 胸に去来し。

素晴らしいです。

 物語は、今から40年前の1969年と 今から10年前の1999年。この二つの時代の とある高校が舞台。

1969年といえば、学生運動の嵐が吹き荒れ、21世紀というものが まだ遠く、漠然と 明るい未来だった頃。
学生たちは 理想を目指し闘っていました。

当時、学生紛争の大きな舞台は 大学構内だったわけだけれども、一部の高校生も闘っていたんだね。

大学での紛争は より複雑な様相を呈していくけれど、この芝居では 学生運動の一番核のピュアな部分が描かれている。という評価を 初演の時に得て嬉しかったと 脚本の鴻上尚史さんはパンフレットの中で語ってます。 

そんな高校での学生運動に参加し、アジ演説のさなか、機動隊の撃った催涙弾を頭に受けた一人の男子高校生は その後 30年もの長きにわたって、植物状態でこんこんと眠り続け、ある日、目が覚める。
すると、世の中がすっかり変わっていた。

まさに、現代版 浦島太郎。

当時の熱い熱い心のまま。そう、身体は47歳の男になっているけれど、心は高校生のままなんだ。

自分を探すために 彼はもう一度 高校生からやり直そうとする。
そんな主人公を演じるのが、中村雅俊さん。

でも、時は世紀末、飽食の時代。1999年の高校生達は、革命なんて無縁の 実に醒めた ゆるぅい生活を送ってる。20世紀の世紀末、もはや新世紀に夢も希望も持てなくなっていた。と言うよりも、夢や希望というもの自体が 風化していたのだ。

そんな高校生たちに、熱い心をぶつけるのが30年ぶりに帰ってきた高校生。自らの姿で体現する、行動を示す。自分たちの文化祭を勝ち取るために。

1999年の高校生達の 親にあたるのがちょうど 団塊の世代、青春時代に学生紛争の荒波を経験した全共闘世代です。 

自分たちの青春を 子供達の姿に重ね合わせ、在る親は否定し、在る親は彼らを応援し。。。

その親たちの 心の葛藤や姿も 今回は 観ていて全面から伝わってきました。 

子供達に夢を託す側の気持ちがしみじみわかるお年頃に 私がなってってことかな。

主要メンバーの役者は変わっていないけれど、一人二役を演じている田鍋謙一郎さん、
一人四役を演じている田島令子さんが特に素晴らしい。
田島さんの役は、初演の時は、第三舞台のマドンナ、長野里美さんが演じていて、彼女の演技にみとれてしまったものだけど、今回の田島さんも全然違う魅力があって、ステキです。
ストーリーテラー的役割を果たす女子高校生の未来(みく)役の片瀬那奈が、初演にも増して透明感があって、良かったな。 


去年からの不景気、大不況のあおりで、とてもシンプルな「生きるために闘う」時代に突入している今。
「闘う」ことの意味、意義も もういちど考えてしまうのです。 

中村雅俊さんがかぶるヘルメットに書かれた文字が。。。
我々のやっている芝居「飛行機雲」に通じるものがあって、シンパシー。

また、初演の時は、60年代、70年代を生き、闘い抜いた団塊の世代へのオマージュにもなっていたけれど、今回は前回よりも、より希望を持った未来へつながっていく内容になっている気がしました。

それに大きな意味合いをしめる「音楽」。
当時の反戦フォークと現代のラップミュージック、どちらも大きなメッセージを伝えていて、壮大なロックオペラ、、というか音楽劇的要素も大きくなっている気がしました。

シリアスな中に、コミカルな場面がいっぱいあって、終始、客席は笑いがあふれています。すっごく楽しめます。

なんといっても、ストーリーの展開が、カーテンを使った場面転換で実にスピーディーに進んでいく。
これが気持ちイイのね。

とにかく全てに 

快哉!

僕たちの好きだった革命
東京公演は
519()31()まで

その後、全国ツアー
で上演されますので、お近くの劇場に是非、足を運んでみてください。
小川、心よりオススメいたします♪
 
 

【北海道公演】
日時:6月2日(火)
会場:札幌教育文化会館 大ホール
お問合せ:道新プレイガイド 011-241-3871
       道新文化事業社 011-241-5161

日時:6月4日(木)
会場:中標津町総合文化会館しるべっとホール
お問合せ:中標津町総合文化会館 0153-73-1131

日時:6月6日(土)
会場:池田町田園ホール
お問合せ:池田町田園ホール 015-572-4411

日時:6月8日(月)
会場:小平町文化交流センター
お問合せ:小平町文化交流センター 0164-56-9500

日時:6月9日(火)
会場:たきかわ文化センター
お問合せ:サードステージ「僕たちの好きだった革命」滝川公演
       実行委員会事務局 0125-23-1234

日時:6月11日(木)
会場:だて歴史の杜カルチャーセンター 大ホール
お問合せ:だて歴史の杜カルチャーセンター 0142-22-1515

【石巻公演】
日時:6月13日(土)
会場:石巻市民会館
お問合せ:仙台放送 022-268-2174(平日9:30~17:30)

【福島公演】
日時:6月14日(日)
会場:福島県文化センター
お問合せ:福島テレビ事業部 024-536-8010(平日9:30~17:30)

【岩手公演】
日時:6月16日(火)
会場:奥州市文化会館(Zホール) 中ホール
お問合せ:奥州市文化会館 0197-22-6622

日時:6月17日(水)
会場:盛岡劇場 メインホール
お問合せ:盛岡劇場 019-622-2258

【名古屋公演】
日時:6月21日(日)
会場:愛知県勤労会館つるまいプラザ
お問合せ:キョードー東海 052-972-7466(平日10:00〜18:00)

【大阪公演】
日時:6月27日(土)、28日(日)
会場:サンケイホールブリーゼ
お問合せ:キョードーチケットセンター 06-7732-8888(平日10:00〜18:00)

【山口公演】
日時:6月29日(月)
会場:山口市民会館 大ホール
お問合せ:(財)山口市文化振興財団 083-901-2222

【広島公演】
日時:7月1日(水)
会場:アステールプラザ 大ホール
お問合せ:TSS事業部 082-253-1010

【兵庫公演】
日時:7月3日(金)
会場:宍粟市山崎文化会館 (サンホールやまさき)
お問合せ:宍粟市山崎文化会館 0790-62-5300

日時:7月5日(日)
会場:たんば田園交響ホール
お問合せ:たんば田園交響ホール 079-552-3600

中村雅俊さんの故郷、宮城県は石巻市で公演。宮城のみんな、ぜひどうぞ〜〜!
平成21年6月13日(土)午後6時開演 石巻市民会館

全席指定 5,000円(税込) 当日券 5,500円(税込)
プレイガイド 石巻市民会館・石巻文化センター・ヤマト屋書店各店 で好評前売り中。 

 

 小川からアドバイス
これから観にいかれるかた。
なるべく早く会場内に入りましょう。
ロビーや舞台上で 早くもすっかり登場人物達と同化できる楽しいパフォーマンスがくり広げられてます。
これも見逃す手は無い!
ぜひ、お早めに。。。 

『僕たちの好きだった革命』公式サイト