コンメシ。

業界用語で「今度一緒にメシでも食いましょうよ〜」
っていう サヨナラ代わりの挨拶の言葉で
一種の社交辞令。

これが実現する確率は かなり低い。

ところがだ。

なぁんだか。ここんとこ、ヒロさんと一緒に担当している
アルティザン・ジャポネ(略してアルジャポ!)では 成立してるのよねぇ。

私もヒロさんも 酒好きで、話すのが好きで、いろんなタイプの人が好き。
ってのがあるんだろうけど、そこに同じ輩というか、同じ血を持つかたが
ゲストに入られると、あれよあれよと すぐ、呑みに行こう♪って約束が実現しちゃうんだよな。

先日、ゲストに来てくださったのは 作曲家の長岡成貢(ながおか・せいこう)さん。
今、絶賛公開中の映画「桜田門外ノ変」やドラマ「仁」の音楽を担当されてるかた。
三重県伊勢市のご出身で、伊勢自慢やら、映画の話やら、
3人が皆、同世代ってこともあって、番組トークでも心地良く盛り上がり。
ほいじゃ、お見送りするとき、近々ねぇ〜ってことになったんですが、
成貢さんったら、スケジュール帳を取り出して、じゃぁ、来週はどうでしょ?。。ってな感じで本気モードなもので、コンメシが するっと 実現決定となったのでありました。

場所は 成貢さんが詳しいという 東京世田谷区の三軒茶屋。略して三茶
国道246と世田谷通りに挟まれた三角地帯が 魅惑の 実に深淵なるディープタウンだったのだぁ〜!

えぇ、もう、一本路地に入っただけで、なんでしょね。
そこに広がるのは 昭和レトロな世界。

最近、テーマパーク的に 昭和レトロを売りにしている 町や店もあるけれど、ここは正真正銘、戦後のバラック時代からここにずっと根ざして培われてきたんじゃないかしらん。。と思ってしまうような 懐かしい「昭和」、古き良き愛すべき 雰囲気が あるんだよな。

地名の三軒茶屋も
このページに詳しい。
ほんとに三軒の茶屋が並んでいたんだね♪

以前、近くの弦巻に10年も住んでいたのに、その頃は このディープな魅力に気づきませんでした。

ご案内役を買ってでてくれた成貢さん。ありがとうございます!

午後6時半。キャロットタワーの一階エントランスで待ち合わせ。

622ほしぐみ店内最初に訪れた店はほし☆ぐみさん。
ドアも無く、外とダイレクトに繋がっているのは さながらオープンカフェなんですが、
寒い季節ともなれば、透明のビニールをかけて。
この夜は全然寒くなく、夜風が実に心地良い。
中の雰囲気が また、あったか〜い♪
雑然とした中にも清潔感があって。
カウンターにペヤングカップ焼きそばが積み上げられていたのは、これもメニューとして登場するんでしょうか♪


623塩煮込み成貢さんイチオシの モツの塩煮込みで乾杯!
たっぷりのお酢をかけていただくのが 
旨い!うんまい!!

枝豆も 出汁の利いたゆで汁で茹でているのか、噛みしめるとじわぁんと奥深い味わいが口いっぱいに広がります。
すごいなぁ。
最初はサングリアでスタートしたものの、あっというまに3人で赤ワインのボトルが二本、空いてしまいました。


625ほしぐみここで、好きな映画、書籍、小説、人生観、、様々に話が広がっていくんで、会話もまた美味しい美味しい

幸せな気持ちのまま、次なる二軒目へ向かいます。なかみち通りを ぶら〜りぶらり。



626路地を行く628昭和レトロ路地
観よ この路地を。


なぁんか 時間が止まっている感じね。







631三茶物語「三茶物語」なんて文字は 
後からつけられたものでしょうけれど、

この路地裏で 数々の人生ドラマが 
夜ごとくり広げられているのは、
想像に難くないわけで。

好きだなぁ。三茶。


それにしても、成貢さんは ここ三茶のゴッドファーザーかというほど、
ありとあらゆる人たちに 声をかけられます。
みんな 友人か親戚かって雰囲気。
彼の人望の厚さ&いかに、いつもここにディープに出入りしているのかが、おのずと伝わってこようってなもんで。

629翼の生えたドアこの翼の折れたエンジェル〜♪ ならぬ
翼の生えたドア〜〜♪
もガラっと開いて「あら!成貢さん」って、
お声かかってました。
よっ!街の人気者

戸のガラスに書いてある「シンガポールの海南チキン飯 持ち帰りできます」って文字に 
激しく心惹かれます。 食べに行きたい!

633ラブル看板二軒目のイタリアンはラブルダイニング
ここでも超人気者の 成貢さん。

後から 仕事仲間や、元モデルの魅力ある女性も合流して さらに話はディープに盛り上がり。
いつしか呑んで笑って食べて話して、、午前3時近くまで。

計8時間半以上 ここ三茶で 呑んでいました。

いったい、何本ワインのボトルを 空にしたのやら。

あぁあ。また すぐにでも 来たい。

630路地

ディープタウン 三茶。

あなたのところにも 

こんな昭和が見え隠れする
ステキな街 ありませんかぁ〜?


635パラヨイ3人 ぱらよいの3人、
午前3時に 記念撮影して この夜は
お開きとなったのでした。

また、呑もうね〜〜〜

(あんまり三茶のディープな魅力に心惹かれたもんで、今週の扉のテーマも
「ディープ・深い」にしちゃった私。
番組には いろんなディープ話が届いて それも楽しかったな