657ボジョレーラベル深夜に贈る ワインの時間。

今週も、日本輸入ワイン協会事務局長の
遠藤 誠さんにお話を伺います。

さて。
毎年、11月の第三木曜日と言えば...?

そう、全世界同時の ボジョレー・ヌーボー
の解禁日です。

時差の関係で、どの国よりも早く楽しめる日本では、
毎年 お祭り気分で盛り上がりますよね。

ボジョレー・ヌーボーとは?
フランスのボジョレー地区で作られたワインのうち、その年のガメ種(またはガメイ種)のぶどうで作られ、11月の第3木曜日に販売や飲用が解禁される新酒のことをさします。基本的には赤ワインに限られます。

元々は、葡萄の収穫時期に出稼ぎに来た青年達が、お土産に持って帰ったところから、都市部にその存在が伝わり、もてはやされるようになったとか。

今年の出来は?
平年並みに おいしいとのこと。

新しいほど美味しいので、早めに飲みましょう。



解禁まで あと22時間を切りました!
が、火曜深夜の段階では、まだ飲むことは出来ないので、ここでは
ボジョレーの2004年のものを いただきます。
659ボジョレーMourin a Vent
ムーラン・ナ・バン

「風車」という名前の、ボジョレーで
最も有名な村です。
ラベルにも のどかな風車が描かれています。
なめらかな赤で フルボディーで、
とても優しい味わいでした。


668ボジョレー明るい嬉しいですねぇ〜。

ボジョレーも ヌーボーだけでなく、
様々な年代のものを楽しんでみては
いかがでしょう?




遠藤 誠さん プロフィール:
JSA認定ワインアドバイザー。日本輸入ワイン協会事務局長。シュヴァリエ・デュ・タストヴァン。コマンドリー・ド・ボルドー評議員。早稲田大学オープンカレッジ講師。
「日本ワインを愛する会」理事・事務局長。山 梨県「県産ワイン懇話会」委員。国産ワインコンクール審査員を3年間務める。世界の歴史や文化の視点からワインをわかりやすく語り、ワイン以外の酒類やシ ガーにも幅広い知識と愛情を持つ。著書にサライ別冊付録「ワイン『基本のき』読本(小学館)」、「日本ワイナリーガイド(新樹社)」、「シャンパーニュ・ データブック(ワイン王国)」共著、共訳に「地図で見る世界のワイン(産調出版)」ヒュー・ジョンソン他著など多数。
「日本ワインを愛する会」HPはこちら
「遠藤利三郎商店」はこちら


さて、遠藤 誠さんは、「シルク・キュリネール2010」の一環として、
今度の月曜日、東京銀座のホテル ザ・ペニンシュラ東京で
ワインのイベントを開催します。
興味を持たれたかた、是非 御参加を。

「日本ワインメーカーズ ディナー」
11月22日(月)19:00~21:00
日本国内で醸造された数々のワインを、
マルティーノシェフ「アロニア・ド・タカザワ」の高澤シェフ、
「ル・ミュゼ」の石井シェフによる6品コースディナーと共に堪能できます。
参加費:22,000円

「シルク・キュリネール2010」開催/ザ・ペニンシュラ東京
今年3回目を迎える食とワインの祭典。世界の第一線で活躍するシェフやワイナリーなど食のプロが集結。期間11/19〜22。

ザ・ペニンシュラ東京(東京都千代田区)では、11月19日(金)から11月22日(月)までの4日間、食とワインの祭典「シルク・キュリネール 2010」を開催。
期間中は全5つのレストランと宴会場で、世界各国から多彩なワイナリーやシェフを招き、かつてない規模の数々のイベントや特別メ ニューを提供する。
イベントの幕開けとなるのが「チャリティガラディナー」。国内外7名のシェフが、一品ずつ手がける贅を尽くしたコースディナーと厳選し たワインの数々を提供する。
同時に開催される「ライブオークション」では、収益金は難病と闘う子供たちの夢を叶える団体へ寄付される。
その他にも、ワイナ リーの醸造責任者や食の専門家たちとの交流を通じ、五感を通じて「食」への知識を深めることができる。