keyaki2011_A_160-1終わりましたぁ。

おのぶちゃんの次は、
丁稚の勘太と 娘軽業師の福松の二人が
夜な夜な 夢枕に立ち、それはそれは悩ませてくれました。

あっちこっち、そっちこっち。
反省点だらけですが、これでやっと枕を高くして寝ることが出来る。


前の演者が舞台に立っているとき、それを袖で待っている時に
「あぁ。なんで私は、こんなコワイことを選んで演っているんだろう。。。」
と、震えながら独り言ち。
まるで、超過激なジェットコースターに、つい、うっかり乗ってしまい、カタカタと高みに連れていかれる時と同じ恐怖感にに追い込まれ、恐れおののき、こんなことを選択してしまった自分を、今更ながらに 恨んでしまうのです。

舞台で語り始めたときも。
息を吸っても吸っても 空気が入ってこない。。

金魚みたいに あっぷあっぷ。


でもね。

やっぱり 楽しいんだなぁ。。。っっこれが。

特に今回は、ティアラこうとうの観客席のお客様たちの
「気」が 一点に 舞台に 集中しているのを 語りながら 肌で感じました。

集中して聴いてくださっているのが ありがたく 幸せな心持ちでした。

前回の 宮部みゆき作品「器量のぞみ」が、実にたくさんの登場人物が居て
演じ分けが大変だったのに比べて、今回は たったの 二人。

芝神明町の料理茶屋に丁稚奉公する12歳の勘太と
娘軽業小屋で軽業を演じる 花形役者の 15歳の福松。

共に捨て子で 逆境の中、必死に生きてきた二人。
その二人の 淡雪のように儚い恋が お盆の藪入りの夜に紡がれます。

(原作は こちら ↓ )

動かぬが勝 (新潮文庫)動かぬが勝 (新潮文庫)
著者:佐江 衆一
新潮社
(2011-09-28)
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きっと誰もが 感じたことのある あの遠い日に胸を絞めつけた 憧憬や
自分の思い通りにいかない様々なことへの忸怩たる思い。

さらに 夢に見たくとも面影さえ思い浮かべることが出来ない 実の母への焦がれる思い。

語れば語るほど ほんとうに せつない世界です。

もこ立ち全身特に。

川辺で繰り広げられる ままごと遊びの如く
架空の料理を やりとりする場面。

勘太が自慢げに差し出す先付けの
「茄子の丸煮冷やし おろし生姜添え」
この料理を 食べるしぐさをする福松。

「おいしい。。。こんな美味しい お茄子、初めてよ」

この台詞の時、夜の部で 不覚にも涙がこぼれてしまい。
それからは、(かっこわるイィぃぃ)とボロボロになってしまいましたぁ。。。


この1ヶ月半 必死に対峙してきましたが、
ほんとうに まだまだ。 まだまだなんだなぁ 小川。

頭の中にこだまするのは、ビートルズの歌う「ろんげんわいでぃんぐろぉ〜ど〜♪」

この「語り」の道というのは、なんと 長く険しく遠い道のりであることよ。

深淵であるからこそ、永久にたどり着かないゴールを目指して
一所懸命に臨む 苦しさと同時に 愉しさを実感するのです。

第一の通過点を汽車は出発しました。

次の停車駅では もっともっと。

もっと高みに行けるよう。

「語り」の銀河鉄道は 走り続けます。

あなたと 次の停車駅で お会いできるのを楽しみに。

まずは、御礼の言葉を。

お忙しい中 ティアラこうとうへお運びくださった 皆様
心から感謝いたします。


拙い語りをしっかりフォロー、サポート、もりたててくださった
音響のナベさん、花ちゃん 照明の倉ちゃん
受付や会場を手伝ってくれたサンディの若き獅子たち。

みんなみんな ありがとうございました。

そして。
ご指導の 鎌田弥恵先生

けやき会の仲間のみんな ありがとう。

また次回。がんばりましょうね。
けやき会4人






マグロの中落ち打ち上げの会場となったのは、ちょうど二日前に
人気番組「アド街ック天国」で取り上げられた
深川 住吉の まぐろづくしの店「もとみや」♪

観よ!この豪快な デッカイマグロの中落ちを。
これを、はまぐりの貝殻で、骨に沿って小削ぎとっていただきます。

旨い!至福の味でございましたぁ。がんばった自分たちに ありがたいご褒美だったなぁ。