覚書シリーズ これは、2012/8/27に観た映画の感想です。
映画ポスター


新宿K's cinema にて、観てきました ドキュメンタリー映画
「石巻市立湊小学校避難所」。
どんなに素晴らしく創り上げられたストーリーより、真実の姿、ほんとの声が そこにありました。

慰問で歌われる歌「ふるさと」を聴きながら、「この歌は ふるさとのある人が歌う歌だよね。瓦礫のふるさとの今の自分にはありえない」と呟く女性。

ピクニック気分で見物に来られるのは、むかつくんんだよね。でも、自分の子には見せておきたいって思うよね。と複雑な心境を吐露し合う男性たち。

津波に遭ってヒドい思いをしてる時には一滴も涙は出ない。人に優しくされて初めて涙が出たと語った もうすぐ70才の愛子さんは、仮設住宅が当たって初めてそこを訪れた時、壁や床を触りながら「凍っていた心がやっと溶けてきた。そしたら、涙が止まらない…」と号泣する。

この避難所に来て一番辛かったことは?と聞かれて、ない。一切ない。とキッパリ言い切り。
じゃ、反対に嬉しかったことは?と聞かれ、お母さんに三日後に会えたこと、70才の愛ちゃんと仲良くなった、感情が戻ってきやこと。と答えた小学四年生の ゆきなちゃん。
泣いたらいけない、泣くもんかって、笑ってばかりいた。でも、誰かとお別れするとき泣けるようになって来たんだ…と淡々語る顔は、ほんとに大人びているんだ。。。

他にも様々な人々の、それぞれの生活と思い、表情が、シーンが、言葉が、綴られていて。

せつなくて、せつなくて
何度も泣いたよ。

でも。彼らの、哀しみの向こうの 強さ 優しさ 明るさ 柔軟さ …
すべてに、逆に勇気をもらうんだ。
そして、悲しい出来事でつながった避難所という空間での縁が、何にも変え難い、強い家族のような絆になっていることに、憧憬すら覚える。

震災一ヶ月後から、避難所の無くなる2011.10月まで撮り続けた 藤川圭三監督に 心からの拍手を送りたい。

東京では、朝10時の回のみだけど、平日のきょうも、お客さんがいっぱいでした。

貴方も、ぜひ、観てください。
被災地への思いが変わるはず。です。

映画公式サイト
http://www.minatohinanjo.com/trailer/