黎明昨日は 祝日 建国記念の日。
昔の紀元節。

そこに間に合うように…と、産気づいて入院した母に父は心でエールを送ったそうですが、産まれる時から出不精の私は、二時間半ほど遅れて ホギャーっと産声をあげたとか。
生年月日を一日ずらして届け出しちゃぁダメですかいね?と御願いしても、医師は笑ってNO!と言ったそうです。
今となっては そんなこと どうでもいいと思うんですけどね。

って、Facebookに書きましたけど、ほぼ毎日、メールのやりとりをしている父から
昨日、こんなメールが届きました。
(◯のところは敢えて秘す)

  今日は建国記念の日、国旗を立て、明日は茂子の誕生日だなー。  と思っていた。
午後にiPadを開いたら、茂子のメールが入っていた。

   今から◯年前、札幌市南18条西11丁目のW産科医院に夜10時頃入院した。
この夜は45cmの大雪が降りTaxiを拾うのに苦労した。 この日は昔の「紀元節」なので
縁起いいぞと思い産室の廊下でまつ事暫し、元気の良い産声が聞こえた時は2月12日になっていた。
DrのW氏に2月11日に産まれた事にしてくれと頼んだが駄目だった。

宮澤(父の実家あたりの地名)の父に「女子産まれた、名前ウナ返」と打電。
父から「お目出度う、繁茂の茂、
子供の子、シゲコ」と返電あり、爾来◯年 茂子と呼称されて居る。立派な名前だよ。
    名は人を示す、と言われて居るが、◯才は人生の中間だ、茂る年齢でもある、ますます
現在の繁茂の実を実らせるように努力精進し社会貢献の道を歩めよ。
  「◯歳誕生日お目出度う」………

ずいぶん、しっかりと憶えているものだなぁと感心もしたけれど、
人は古い記憶ほど鮮明ってこともあるわよね。

それにしても、父の父、私の祖父が 私のゴッドファーザーなわけで。
当時、祖父が、電報にて指示してきた名前は シゲコ

でも、その字が 繁茂 という熟語だったので、どっちの字を当てても、繁子 茂子 となる。

紛らわしいっちゃ、まぎらわしい。

子どもの頃は、この「茂子」って名前、古風な感じで、あんまり好きな名前じゃなかったな。

この「ゲ」という濁点が入っているのが 響きが強くてね。

でも、茂子を音読みにして「もこ」が アダ名から通り名となり、芸名となって現在にいたる。
シゲコって名前は、病院ぐらいでしか呼ばれない。

もこ って名前が好きだ。
もこもこって ダブルに重ねると、祖父曰くの「繁茂」の感じも表しているようで。

あなたは、自分の名前、好きですか。


そして、
あなたの誕生や 名前には どんなストーリーがあるのかしら。