貴方の住むところの桜の開花はいつですか?
そろそろお花見の計画にワクワクする頃。
たまには、ワインでお花見なんて また みやび じゃありませんか?
今回は、日本輸入ワイン協会事務局長の遠藤誠さんに、
お花見にオススメのワインを教えていただきました。
まずは、これ。
見て見て〜〜〜!
ラベルにきれいな桜の花が!!
クラッシックな雰囲気漂うこのワインは、
オーストラリアの
ウインダウリ・エステート社
「SAKURA SHIRAZ サクラ シラーズ」2008
3,200円
タンニンがしっかりしていて、味わいはリッチなベリー類、
リコリスのニュアンスが楽しめるワインです。
実は。
この桜ラベルには、逸話があります。
ニューサウスウェールズ州・カウラ地区の歴史と関わっているのです。
1944年、第二次世界大戦中カウラの 地で捕虜になっていた日本兵約1000人余りが大脱走を企て、
200名以上もの死者を出した事件がありました。
カウラの人々は事件で命を落としてしまった日 本兵を手厚く葬り、日本との友好関係を深めるために
本格的な日本庭園や日本文化センターを作りました。
さらには日本人墓地から日本庭園までの5kmの間に 約2000本の桜を植え、
毎年桜祭り(10月頃)が行われるようになったのです。
国際理解を象徴する並木道としての桜。
この桜をモチーフにしたのがウッド ブロック・サクラシラーズのラベル というわけ。
うむ。せつない。
そんな67年前に思いを馳せながら、平和の意味を考えつつ いただくのも いいかもしれませんね。
続いて。
小布施ワイナリーの 小布施スパークリング ロゼ。
国産ブドウ・自社醸造100%にこだわる こちらは、
やや甘口スパークリング。
お値段は3,000~4,000円。
甘口といっても、侮れない旨さ。
この価格では、小布施のスパークリングは儲けがほとんどほとんど無いのだとか。
カベルネソーヴィニヨン、メルロー
アルコール分:12%
そして、本日 御馳走になるのは こちら!
ヨーロッパは オーストリアのワイン、
グリューナー・ヴェルトリナー 100%
白・辛口
フレッド・ロイマー
です。このグリューナー・ヴェルトリナー(フェルトリナーとも)というブドウの品種は、爽やかな酸があるのですが、非常にふくらみがあって、ボリュームを感じます。
飲み飽きさせない品種で、オーストリア固有品種といっていいのだとか。オーストリア全土の37%の栽培面積を占めています。
オーストリアは 国際市場でも、赤丸急上昇の品質と人気を誇るようになってきました。
それを担う 若手生産者の一人が、この、フレッド・ロイマーさんなんですね。
なにより、嬉しいのは、
このボトル、スクリューキャップなのです。
野外で、「あ!ワインオープナーが無い!」と、大慌てすることってありませんか?
そんな時でも、スクリューキャップなら 気軽に楽しめます。
さて。お花見ワインの楽しみ方。
クーラーボックスを持参しましょう。
近くのコンビニで氷を買って、ワインボトルを入れて出発すれば、
目的地に着く頃には 冷たく美味しく冷えています。
さらに、意外と軽視されるのがグラス。
紙コップで飲むと、なんだか気分も出ない。
そこで、プラスティックやアクリルの透明なワイングラスを持参しましょう。
とたんに雰囲気が一変します。
最近は、クーラーボックスに、
こんな足つきワイングラスやお皿、食器に調味料入れまでセットになっている
野外パーティーセットも売っているみたい。
優雅に ヨーロッパの貴婦人のごとく。
すてきな お花見を 貴方も 楽しんでくださいね〜〜
さて、我らが遠藤 誠さん。
ワインの本を監修されました。
その名も「ソムリエ試験に役立つ 必携 ワイン基礎用語集」
」
ワイン講師達が解説する用語集で、
この一冊があれば、あなたも ワイン通♪
ぜひ、勉強してみてね〜〜。
私も座右の書となりました!