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『1/10 Fukushimaをきいてみる 2014年版』今日、15:30の回を観てきました。
いわき、相馬、富岡町など 2014年の福島県の それぞれの今を生きる 何人かの人たちの声を 真摯に 実に真摯に聴いた その内容に、2013年の第一回とは また違った様々なことを感じました。

二年目ということもあり、イントロダクションもなく いきなり、いわき市 薄磯の海岸沿いの被災地を、番組進行役の女優 佐藤みゆきさんと歩きながら語るのは、ジャーナリスト・カメラマンの高橋智裕さん。自身、津波に流され 九死に一生を得た彼の言葉ひとつひとつに、最初から打ちのめされるような衝撃を覚えます。
私が昨年、いわきを訪ねた時に見た 家の間取りのみが偲ばれるコンクリートの基礎が、今年の1月、次々と壊されている様子が映し出され、そこに確かに人々が生活していたという痕が まさに跡形も無くなっていく様子に、最初から胸が震え泣きそうになりました。

その後 続くのは、季節ごとに丹念に取材し、お話を聴いていった様々な立場の人たちの証言。

被災し それぞれに違った心の傷を持つ生徒達を指導する高校教諭、
その指導を受ける演劇部の生徒たち、
漁船を操っていた漁師、
海岸沿いのホテルの女将、
いわき市職員、
富岡町で酪農・農業を営んでいた女性、
葉タバコ生産農家である 佐藤みゆきさんのご両親。
淡々と語るその姿や表情は、あきらかに昨年 スクリーン上で観た人々のそれより、吹っ切れたり、諦観の中にも明るさがあったり、明確に何かが見えてきた姿でもあり。
中でも、相馬市松川浦のホテルみなとやの女将の言葉と、その夜の奇跡のような光景に 圧倒され。
その後、葉タバコの生産を営む みゆきさんのお母様の働く姿と 手 の皺に刻まれた様々な来し方行く末を想像し、涙しました。

このドキュメンタリー映画が、10年をかけて撮り続けていく意味を そこかしこに見たように思います。

10年かける記録の1年分だから、1/10 = 十分の一 というタイトル。
昨年 制作された2013年版は、今年1年かけて日本全国20数カ所、さらにニューヨークでも上映されたそうです。

うちの地域で上映したい...というかた、ぜひ、古波津 陽監督に連絡してみてください。
上映後の、監督、主演女優、カメラマン 3人のトークも含めて、一つの作品となっています。彼らの交通費、滞在費、諸経費さえあれば、どこへでもフィルムを背負って出向いていくとのこと。

あなたの目で耳で心で 福島の今。知って、感じてほしい。
ぜひ、機会をつくって 観てみてくださいね。

明日30日(火)は、新宿サンモールスタジオ
http://www.sun-mallstudio.com/access.htm

11:30開場 12:00開始
14:30開場 15:00開始
17:30開場 18:00開始
3回上映されます。

無料です。
が、今後の制作費応援のため、小さな募金箱が設置されているので、
内容に賛同されたら、ぜひ。

映画鑑賞後記念写真
 

たまたま、沢田知可子さん小野澤篤さんご夫妻が鑑賞にいらっしゃっていたので

終演後、監督と共に記念写真。