昨日は、マー君の力投に酔いしれましたが、
私は昼も夜も素晴らしいコンサートを堪能していました。
まず、昼下がり。
月島のカフェでおこなわれた紙芝居コンサート「幸せの王子〜恋してもいいかい」
流れる雲よでご一緒した女優の南谷朝子さんのもうひとつの顔
シンガーソングライターとしての活動を聴きに行きました。
オスカーワイルド原作の童話「幸せの王子」を朝子さんが脚本、自作の歌のギターでの弾き語りと セリフの語りで綴っていきます。
始める前に まず、物語中にも登場するツバメを、皆で折り紙で折るところからスタート。
途中までは、おなじみ ツル と同じ折り方なんだけど、最後をちょっとアレンジすると
こんな可愛いツバメに♪
ツバメ折り紙

日曜日で、ハロウィンの仮装をしている子など子どもがいっぱい聴きに来ていたので、
嬉々として後ろの壁に貼り付けていました。
ハロウィンの子どもたち

そして。
オリジナル曲を何曲か歌ったあと、いよいよ紙芝居と連動したコンサートのスタートです。
サポートするギタリストも素晴らしく、
紙芝居をめくる役の女性が、手に嵌めた黒い手袋が、まるで本物のツバメのように見えてくるから不思議。
彼女は、タップダンスを踊ったり、物語に合わせて、王子の像の金箔に模した金色の折り紙を会場内の子どもたちに配ったり八面六臂の活躍♪
紙芝居コンサート2

で。
なんといっても、言葉だけで読み上げる紙芝居とはまた違った歌に込めて表現することから伝わってくる説得力。
最初 葦の穂に恋をし、最後には優しい王子の心に恋をするツバメ。
このツバメは、南へわたっていく仲間とははぐれて、最後はボロボロになった王子の像の足元で冷たい亡骸となってしまいますが、
「恋をする」このことの素晴らしさ、誰かの 何かの役にたつことの充実した幸せ。
それが、朝子さんの 語りと歌からビンビン伝わってきて、じぃぃん。

朝子さん紙芝居コンサート

人間力の大きさにまいりました。

同じ、表現をすることを なりわいとしている私。
とても勉強になった 充実の昼下がりでした。

朝子さん ありがとう。

そうして、午後5時。
月島から移動して、渋谷の渋谷公会堂へ。
ちょうど去年の今頃、第二回の みやぎびっきの会主催、東日本大震災復興支援コンサートをおこなった大きなコンサートホールです。
ここで、
びっきの会仲間である遊佐未森さんのデビュー25周年記念コンサートが開催されたのです。
ミモちゃんコンサート祝花

ぎっしり超満員の場内。
たった一人で、この会場に これだけのお客さんに来てもらえるなんて。
あらためて、アーティスト・未森さんの偉大さに気づくわけですが。
始まってからが すごかった。
歌はもちろん、ミモダンスと称する踊りながらの歌唱、
リコーダーカルテットとはリコーダーも披露、
計4回の衣装チェンジも、どれも麗しく。
特に、2着目の藍色のロングドレスは、どこの王女かと見まごうほど気品に満ちあふれていました。

ミモちゃんの人柄が滲みでる ピュアで飾らないMCは、
会場内の和やかな笑いを誘います。

そうして、フィナーレに向かって、ほぼオールスタンディング。
ロック歌手のコンサートのように、総立ちの拍手、手拍子を受けて
くるくると舞い踊り、ハリのある声で歌う彼女は 本当にほんとうに輝いていた。

バンマスのベーシスト・渡辺 等さん はじめ、バンドのメンバーとの厚い信頼感、
最初のオーバーチュアから創作ダンスのパフォーマンスを繰り広げる3人のダンサーの表現世界、
最後に古くからのスタッフや、いつもカフェミモでご一緒してるミュージシャンも次々登場して
この25年間、本当にすてきな仲間たちと一歩一歩を積み重ねて 今のミモちゃんが居るんだなぁと

あらためて感動 感嘆したのでした。

こんな素晴らしいアーティストと一緒に
みやぎびっきの会の活動、させてもらっているんだなぁ。

ありがたいことです。幸せです。

ミモちゃん

25周年 おめでとう。

これからもますます 輝いていってね。