明日で、今年もお終いだね。

大掃除(という名の小掃除)をしながら、観るともなしにつけてい
たTV番組
日本テレビ開局60年特別番組 世界に誇る50人の日本人 成功の遺伝史」。
http://www.ntv.co.jp/idenshi/

時代を作ってきた成功者たちには、必ず人生に大きな影響を受けた人物がいる。
引き継がれたそのDNAを「遺伝」の「歴史」=遺伝史 と名付け、
スポーツ選手から俳優、政治家、作家、漫画家、キャラクターまで、世界に誇る日本人のルーツを徹底解剖!

という番組だったけど。なんだか、とってもいいなぁ。。。
それぞれ名をなし 成功をおさめている人たちが、憧れ、範とした人物を挙げていくのだが、自分にとって 心のモチベーションを常に保ってくれる存在の人って、誰でもきっと居るよね。
羽生結弦にとっては、荒川静香さん(仙台のスケートリンクが存亡の危機の頃、トリノで金を獲った際に後継者育成の必要性から仙台のリンク復活を訴えてくれた)
小泉進次郎にとっては、歌舞伎役者の中村仲蔵(世襲制を常とする歌舞伎界で門外漢からアイディアと演技で看板俳優に上り詰めた人物。。。って、あれ?進次郎くん、志の輔らくごを聴いた?と思ったら、やっぱり♪)

納得の...もあれば、意外な人を挙げているかたも居て面白い。

特に、先ほど紹介されたパキスタンの少女マララ・ユサフザイさん
女性への教育の必要性を訴えたためタリバンに銃撃されたが一命をとりとめ、国連で素晴らしいスピーチを残した16歳ね。
彼女にとっては、元パキスタン首相ベーナズィール・ブットーが自分の遺伝史。
イスラム教国家で初の女性首相であったブットーは、遊説中に暗殺されたのね。
自分も同じように生命の危険にさらされたのに、敢えて闘う女性を敬う。。。
電話インタビューに答えてのマララさんの言葉。

「銃は命を奪うだけだが、ペンは命を活かす」

ジェンダー問題は日本国内にも色々あるけれど、教育は等しく受けられているもんなぁ。
世界は、まだまだ矛盾と不平等、不均衡に満ちている。
マララさんが素晴らしい政治家になって、かの国を平和に動かしていきますように。

私にとっての(別に成功はしてないけど...)遺伝史は...?と考えてみた。パッと考えただけでも5人。

1.高校時代の隣りの席に居た桜井恵子ちゃん(彼女がNHK放送コンクールの朗読部門で全国第一位となったのを見て、放送に興味を持ったのが、この世界に入るきっかけ♪)
2.高木浩志さん(大学時代、スカウトしてくれた元NHKディレクター。いろいろと教えてくれた)
3.さとう宗幸さん(DJパーソナリティーの愉しさを教えてくれた)
4.JFNの元常務・馬場葉子さん(ヒルアヴェで小川の至らぬ発言に対し、抗議の電話がかかってきたとき、実に理路整然と対峙してくれ、あらためて 自分の信じた事を語る勇気を与えてくれた
そして
5.立川志の輔さん。
言うまでもなく、落語によって、語りの素晴らしさを 教え続けてくれてます。

あなたにとっての「自分の遺伝史」と言える存在は、どんな人物ですか?