先週から今週にかけて、生放送〜北海道ツアー〜志の輔さん落語〜生放送〜七賢クリスマスイベント。。。と、超慌ただしい日々でしたが、その中で、実は歌舞伎も鑑賞しておりました。
狼と山羊の禁断の友情を描いた人気の絵本「あらしのよるに」を、中村獅童さん たっての願いで歌舞伎化したという「新作歌舞伎 あらしのよるに」。
先週オンエアした「小川もこデリシャスタイム」でレポーターの小泉佳子さんの鑑賞レポートを聞いて、あぁ行ってみたい...とネットで検索したら、唯一空いていた席が、前から4列目の花道近く。。。チケット代も、かなり勇気の要る値段ではあります。
えぇい!と清水の舞台から飛び降りる思いで、チケット ゲット。
12月20日の11:00から 鑑賞いたしました。
もうもうもう...なに?この舞台?!この世界。。。
獅童さん演じる狼の がぶ、尾上松也さん演じる山羊の めい。喰うか喰われるかの関係である狼と山羊が、あらしのよるに、真っ暗闇の中で育んだ友情=愛情を、実に細やかに、実に熱情的に演じていて、ハートわしづかみ。
コミカルで憎めないキャラで笑いを誘ったかと思うと血糊と涙でぐしゃぐしゃになっての大熱演の獅童、かろやかな身のこなしで表情ひとつひとつに色気と可愛らしさ漂う松也。二人の紡ぎ出す圧倒的な世界に、身体中の血液が沸き立つ、感動 感動 大感動の嵐でした。
そして、なんという偶然のサプライズ。
この舞台、客席の通路を縦横無尽に使うのですが、あろうことか、私と友人の座っていた4列めを無理やり通って花道へ抜ける...という。私の膝に獅童さんの汗がしたたり落ち、松也さんが私の膝の上で、長セリフを喋っている。。。その接近度合いに、もうもう、卒倒しそう。
胸が高鳴りっぱなしでございました。
ダーティーな役を演じる 中車 こと香川照之さん、ばりい というその手下を演じる 猿弥さん 他、宙返り炸裂でEXILEばりのアクロバティカルな群舞や、竹本や長唄などの歌舞伎音楽の歌詞もわかりやすく、かと思うと、歌舞伎の古典的要素もふんだんに取り入れていて、大人から子どもまで、誰でも楽しめるスーパーエンターティメントになっている。
歌舞伎で、ここまで感動の涙を流したのは、私、初めてです。
12月26日まで。